休校が続き、学校での授業が受けられない子どもたち。日本でも、オンライン授業への対応が早い学校もありますが、低学年の子どもたちが長時間PCの前でのオンライン授業を受けるのは、難しさもあるようです。
低学年については、学校のHPやメールなどで、学校側が課題を発表。そのお知らせを保護者が確認して、各家庭で取り組むというやり方をしている学校も多いようです。実際に、どんな学習の課題が学校から送られてきているのでしょうか。東京の公立小学校の例を見てみましょう。
公立小学校の課題はこちら
まだ教科書の受け取りができていないため、今週(4月13日(月)〜17日(土))の課題は、復習が中心の内容でお知らせが来ました。活用する教材のリンクが貼られて教科ごとにリスト化されています。筆者の小学三年生の息子の課題はこちら。
今週はこれをやってみよう!のリストをダウンロード
〈国語〉漢字の復習は「チビむすドリル」を活用
4月第2週の国語の課題は、2年生の漢字の復習です。使う教材は、「チビむすドリル」。こちらの教材の国語のカテゴリーでは、学年別に漢字の練習プリントやテストが無料でダウンロードできます。もし前学年の復習はOKであれば、新学年の漢字にチャレンジすることもできますね。
〈算数〉計算の復習も「チビむすドリル」
算数の復習も「チビむすドリル」です。こちらは、2年生で習った算数の単元ごとにプリントが何枚も用意されています。例えば、2年生後半でやる分数について、まだ不安がある場合は、分数のプリントを選択して自分で解くことができます。学習塾とのコラボプリントもありました。
〈理科〉科学番組を見てワークシートを書いてみる
NHK for school「ふしぎがいっぱい3年生 ひらけ!ふしぎのとびら」。こちらは、理科のふしぎをわかりやすく探求している10分番組です。こちらの番組を見て、心に残ったこと、もっと知りたいことを、学校からの課題のワークシートに書いてみよう、という課題です。
他にも、同番組の「虫メガネの使い方」をみておぼえよう、という課題もありました。
〈国際〉動画「えいごリアン」を見て、お家の人に聞いてみよう
NHKの「えいごリアン」の中の、「だれにでもあるよね、すき・きらい/Do you like math? Yes, I do.」を見ます。そして、見て覚えたフレーズを使って、お家の人に、YseとNoと答えるものをそれぞれ予想しながら、3つずつ好きなものときらいなものを聞いてみよう、という課題でした。
学力テストもオンライン公開中!
また、学習の定着度を確認できるようなテストを利用できるサイトも、学校からお知らせがありました。
☆東京ベーシック・ドリル
「東京ベーシック・ドリル」は、電子版ならパソコン、タブレット端末等を使って問題に解答したり採点したりすることができます。プリントアウトして問題にチャレンジすることも。答えもあるので、自分で丸付けができます。
☆平成31年度 全国学力調査 (6年生対象)
こちらは6年生が対象ですが、「平成31年度の全国学力調査」のテストです。昨年度の全国学力調査の問題を解くことができます。答えもあるので、自分で丸付けができ、解説もあるので、間違えた問題の確かめもできます。
課題は休校明けに提出、子どものモチベーションアップに
1週間での学校の授業での学習量に比べると、とても課題の量は少なく感じます。ですが、低学年の子どもたちが取り組みやすいものを選んで、先生も課題を出してくれていることがわかります。
そして、「取り組んだノートやプリントは、休校が終わったら持ってきてください」の一文も。先生に見てもらえる、と思うのも、子どもたちのモチベーションアップには必要かもしれませんね。
普段より、子どもたちの学習のサポートや先生役も増えるママパパたちは少し大変ですが、できる範囲でサポートしていきましょう。
文・構成/HugKum編集部