ママ友との間でも話題にのぼることが多い「嫁姑問題」。夫の母親とはいえ元々は他人なので、立場や年齢の違いも手伝って気が合わない場合もあるのは当然のことだと思います。しかしできるなら仲良く、平和に付き合っていきたいですよね。
メディアなどでも「嫁姑」というとどうしてもマイナスイメージの話題ばかりフォーカスされがちですが、もちろんお義母さんと良好な関係を築けているママだって多いはず。今回はそんな義母との関係について、リアルな声を集めてみました。
目次
ママたちに調査!義母との仲はどう?
HugKumでは義母との関係についてアンケートを実施。今回は義母についてのさまざまな質問を用意し、ママたちに本音で答えてもらいました。
義母のことは好き?嫌い?その理由は?
まずは「義母のことが好きかどうか」という直球の質問を投げかけてみました。その結果と理由を紹介していきます。
Q.義母のことは好きですか?嫌いですか?
「好き」と「どちらでもない」がほぼ同じ割合。「嫌い」と回答した人も10%以上という、なんともリアルな結果に。
『好き』の理由
育児において意見を押し付けることなく尊重してくれたり、優しさと適度な距離感を大事にしてくれる義母に好感を抱いているママが多く見受けられました。
『どちらでもない』の理由
「好き」と僅差ながら、もっとも多かったのが「どちらでもない」という意見。全体的には義母に良い印象を持ちつつも、ここだけはちょっと…というようなモヤモヤを多少なりとも抱えているママはたくさんいるようです。
『嫌い』の理由
「嫌い」と回答した人は、他の回答に比べて義母と同居orいつでも行き来できる場所に住んでいるパターンが多いようです。物理的な距離が近くて顔を合わせることが多い分、イヤなところに目がいってしまう確率も上がってしまうのかもしれません。
義母と良好な関係を保つには?
お義母さんとうまく付き合っていくためにママたちは一体どんなことを心がけているのか、その気になる実情を探ってみました。
程よい距離感を保つ
真っ先に挙がったのは、やはり適度な距離感。「触らぬ神に祟りなし」ということわざの通り、ある程度距離を置いた付き合いをするのがうまくいく秘訣、という考えがママ界では定着しているようです。
近況報告など こまめに連絡をとる
だからといって距離を置きすぎるのもNG。なかなか会えない距離に住んでいるならなおさら、定期的に子どもの様子を報告したり画像を送ると◎。きちんと気にかけているということも伝わりますね。
母の日や誕生日の贈り物や挨拶をする
親しき仲にも礼儀あり。親しくても、またはそれほど親しくなくても礼儀作法をきちんと重んじるのは、相手と良好な関係を築くうえで欠かせないことといえます。誕生日や母の日といった行事をおろそかにしない、季節の変わり目には体調を気にかけるメールをするなど、相手への思いやりと敬いの気持ちを大切に。
礼儀や感謝の気持ちで気を使いすぎない
先ほど述べたように礼儀は大事ですが、気を遣いすぎるとギクシャクしてしまうし、いつまで経っても他人行儀な雰囲気のまま…。家族として、ある程度フランクに接するのも必要な要素。自分の気持ち的にもラクになりそうですね。
積極的にコミュニケーションをとる
仲を深めるにはコミュニケーションを取るのが1番の近道!「義母」というより「先輩ママ」という意識で接すると、会話も弾みやすそうです。
義母に贈るおすすめプレゼント
誕生日や母の日などのお祝い事に贈るプレゼント、何にしようか毎年悩みますよね。そこで世のママさんたちがどんなものを贈り物に選んでいるのかも調査してみました。
お花
ギフトの定番・お花は、お祝いの気持ちがきちんと伝わるうえに、ずっと残るものではないので後腐れがないのも◎。
食べ物・お菓子
自分では買うか悩む金額のお菓子や、住んでいる地域では手に入らない食べ物などは、自分自身ももらうと嬉しいですよね。こちらもお花同様、ずっと形として残るものではないので気軽にプレゼントできるというメリットもあります。
お酒
酒類も消えものギフトとして人気の高いアイテム。ワインや焼酎、日本酒などといった好みの種類を把握しておけば、その中から毎年違った銘柄のお酒をセレクトして贈ることができるので失敗することもありません。お酒好きの方には確実に喜んでもらえるはず。
食事に誘う
何をプレゼントしたらいいのかわからない、義母の好みが読めない…そんなときには食事に誘ってみては? 子どもはパパにお願いして、女2人でランチに行くという手も。義母との仲も深まるうえに、自分自身も気分転換になるはず。
洋服やファッション小物
義母の洋服のテイストや好みを熟知しているなら、ファッションアイテムを贈るのもおすすめ。服よりも、普段のコーデに取り入れやすい小物のほうが◎。
旅行
旅行に行きたい気持ちはあるものの、自分で予約を取ったり予定を組んだりするのが苦手という年配の方も多いのが事実。行き先や宿泊場所も全てプロデュースして夫婦水入らずの旅をプレゼントしてあげるもよし、一緒にワイワイ行くもよし。夫婦ではなかなか会話が弾まない、という場合も、息子夫婦や孫と一緒なら楽しんでくれそうですね。
家電
子育て世代の私たちでさえ情報を追うのが大変なほど、年々増える便利家電。自分が使っていてオススメしたいものや、家事が楽になるアイテムなどを贈ると喜ばれそうです。
義母のプレゼントに添えたいメッセージ例
プレゼントを渡すならメッセージも添えた方が断然好印象。感謝の気持ちなど、普段なかなか口に出して言えないことは特別な機会に文章にして伝えましょう。手紙やメッセージカードはもちろんのこと、離れて暮らしていてなかなか会えない場合には、メールやLINEでお子さんの写真や動画を添えて送るのも喜ばれます。
ひとつ注意したいのは、「おかあさん」という言葉を文章にする際に「お義母さん」と書かないこと。よそよそしさが出て硬い印象になってしまうので、「お母さん」と書くことをおすすめします。
誕生日のメッセージ例文
お母さん、お誕生日おめでとうございます。いつも育児のサポートをしてくださり、とても助かっています。これからもお体に気をつけてお元気で、○○(孫)の成長を見守ってくださいね!
お誕生日おめでとうございます。まだまだ至らない部分もある私ですが、いつも優しく接してくださって本当に感謝しています。またみんなで集まれる日を楽しみにしています。
母の日のメッセージ例文
いつも色々と気にかけてくださり、ありがとうございます。育児の先輩としても頼りにしています。また色々と相談をしてしまうかもしれませんが、話を聞いてくださると嬉しいです。
母の日なのでお花を贈らせていただきました。お母さんをイメージして、○○さん(夫)や子ども達とみんなでお花を選びました。まだまだお母さんと比べると母親歴の浅い私ですが、お母さんのように家庭をしっかり支える、明るくて頼もしい母になりたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
汎用性のあるメッセージ例文
○○は最近自転車の練習に励んでいて、ようやく補助輪なしで乗れるようになりました。
→かわいい孫の近況はいつだって気になるもの。成長がわかるようなエピソードを盛り込んで、子どもの様子を伝えると喜ばれます。
先日はたくさんのお野菜を送ってくださり、ありがとうございました。さっそくその日の夕食に「おばあちゃんのお野菜で作ったよ」とポトフを出したら、子ども達も喜んでたくさん食べていました。
→最近してもらって助かったこと、嬉しかったことなどを実際に例に出して感謝の気持ちを伝えるのもいいと思います。本当に喜んでもらえているのか、一方的な押し付けになってしまっていないか、という不安を抱いている義母は、意外に多いそう。
冷え込んできたので、体調を崩さないようにお気を付けください。
→文末には体調を気遣う一文を入れると◎。相手を気にかけているという想いが伝わるうえに、文章も締まります。
大切なのは思いやる気持ちと、歩み寄る姿勢
世のママ達はみんな、義母との良好な関係を築くべくさまざまな努力をしているよう。
人生においても、そして母親としても大先輩である義母。敬うべき相手だということは常に忘れずに、時には娘のように本音を言ってみたり、甘えたり頼ってみると距離がぐっと縮まるかもしれません。
構成・文/鈴木美奈子