【助産師監修】赤ちゃんの睡眠時間はどれくらい? まとまって寝るようになるのはいつ? 月齢別の快眠法を解説

昼夜を問わず、寝たり起きたりを繰り返す新生児。かわいい赤ちゃんなのにその不規則な睡眠パターンに疲れ、ついついイライラしてしまうママやパパもいることでしょう。

この記事では、赤ちゃんの睡眠の特徴をはじめ、夜まとまって寝るようになるのはいつからなのか、赤ちゃんの睡眠時間の長さや寝る時間にはどのような影響があるのかを解説します。また、赤ちゃんの快眠のためにできることや、赤ちゃんがまとまって眠る方法についてもご紹介。さらに、編集部がおすすめする、赤ちゃんの睡眠時間管理アプリもチェックしてみました。

赤ちゃん・新生児の睡眠の特徴

昼間はおとなしく寝ているのに、夜はなかなか寝つかない赤ちゃんもいることでしょう。お世話をするママやパパも、赤ちゃんの睡眠パターンに困ったり、とまどうことも多いはずです。ここでは、赤ちゃんの睡眠の特徴を解説していきます。

赤ちゃん・新生児の睡眠の特徴
赤ちゃん・新生児の睡眠の特徴

体内時計が機能していない

新生児の赤ちゃんは、まだ体内時計がうまく機能していない状態です。脳や視力の発達が未熟であり、太陽が昇っている明るい朝や昼、太陽が沈んでいる暗い夜など、1日の流れをまだ認識できていません。そのため、昼夜の区別がつかない赤ちゃんは、時間は関係なく何かしら不安や不快な気分を感じると起きてしまいます。

浅い睡眠が続く

昼夜を問わず、1日中寝ている新生児。その眠りの特徴は、レム睡眠と呼ばれる浅い眠りが多いことが挙げられます。レム睡眠の割合が眠りの15~20%ほどを占めるという成人に対し、新生児は約50%といわれています。そのため、ちょっとした音や振動など、少しの刺激でも目を覚ましてしまう傾向にあるのです。

基本的に睡眠不足にはならない

昼夜の区別がつかず、眠りも浅い。そんなことを聞くと、赤ちゃんの睡眠時間は足りているのか心配になるママやパパもいるでしょう。しかし、新生児の赤ちゃんは、基本的に眠りたくなったら眠ります。それが昼間であれ短時間であれ、赤ちゃんは自分の本能に従うため睡眠不足にはなりません。

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赤ちゃん・新生児が夜まとまって寝るようになるのはいつから?

生後3ヶ月くらいから昼夜の区別がつき始める赤ちゃん。これにより、日中は起きていることが多くなり、夜眠る時間の方が長くなってきます。生後9ヶ月を過ぎるころになれば、より日中の活動が活発になり、夜に続けて眠る時間がさらに長くなるでしょう。個人差はありますが、このように赤ちゃんは月齢を重ねていくごとに夜まとまって寝るようになります。

赤ちゃんの睡眠時間の目安

睡眠時間は、成長に合わせて段々短くなってきます。それでは、月齢に適した睡眠時間とは一体どれくらいなのでしょう? ここからは、新生児と乳幼児の睡眠時間の目安をそれぞれ月齢別にご紹介します。ただし、睡眠時間にも赤ちゃんの個人差があるため、あくまでも目安の数値と考えてください。

0ヶ月~1ケ月

生後1か月ころまでの睡眠時間は、1日約16~20時間ほどです。この時期の赤ちゃんの特徴としては、眠りが浅く小さな物音でも起きてしまうことが挙げられます。

1ヶ月~3ケ月

生後1ヶ月~3ケ月ころまでの睡眠時間は、1日約14~15時間ほどです。1ヶ月健診を終え、少しづつ昼夜の区別がつくようになるでしょう。また眠る時間の長さも3時間前後とわずかながらまとまって眠れるようになります。

4ヶ月~6ケ月

生後4ヶ月~6ケ月ころまでの睡眠時間は、1日約13~14時間ほどです。日中の起きている時間が長くなってくるため、夜はまとまって眠れるようになります。体内時計が発達を始めるのもこの月齢です。

1~3歳

1歳から3歳の乳幼児期の睡眠時間は 1日約11~12 時間ほどです。日中は起きて過ごすことが増え、お昼寝も1.5~3.5 時間を1回とるほどに減ってきます。

3~6歳

3歳から6歳の幼児期の睡眠時間は 1日約10~11 時間ほどです。5歳ごろにはお昼寝をしなくても大丈夫になるでしょう。

参照元:未就学児の睡眠指針(厚生労働科学研究費補助金 未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班)

赤ちゃん・新生児の睡眠時間が長い・短いとどんな影響がある?

赤ちゃんの睡眠時間は、月齢を重ねていくと短くなることがわかりました。健やかに育っていくためにも重要な睡眠時間。だからこそ、その睡眠時間が長すぎても短すぎてもママやパパは心配になるものです。ここでは、赤ちゃんの睡眠時間が長い・短いとどんな影響があるのかを解説していきます。

睡眠時間が長すぎる場合

赤ちゃんの睡眠時間が長すぎると授乳回数が少なくなりがちです。一般的に生後0〜3ヶ月の新生児は、目安として1日25〜30gほど体重が増えていきます。その数値を下回る場合、赤ちゃんを起こして授乳してあげましょう。また、長く眠っていると脱水症状の恐れも考えられるため、こまめな水分補給が必要です。

睡眠時間が短すぎる場合

睡眠時間が短すぎる場合、情緒不安定になったり、免疫力の低下から体調を崩しやすくなったりします。また記憶力の低下につながることもあるようです。睡眠不足は脳の発達を妨げますので、室内の明るさや温度調整、家電製品の音量など、赤ちゃんが十分に睡眠をとれる生活習慣や環境を整えるように心がけましょう。

赤ちゃん・新生児の就寝時間が遅い・早いとどんな影響がある?

次に赤ちゃんの就寝時間が遅い・早いとどんな影響があるのかを解説していきます。

就寝時間が遅すぎる場合

本能的に自分が眠りたくなったら眠る赤ちゃん。しかし、家庭の事情などから就寝時間が遅すぎる日が続けば、赤ちゃんが夜行性になる恐れがあります。

就寝時間が早すぎる場合

赤ちゃんの就寝時間が早すぎる場合、極端な心配はいりません。個人差や月齢にもよりますが、生活リズムを安定させるため、入浴時間を遅らせたり、昼寝の回数や時間を調整するなどにより、赤ちゃんの就寝時間をコントルールすることができます。

新生児の快眠のためにできること、赤ちゃんがまとまって寝る方法

赤ちゃんの睡眠時間は生活リズムや発育にも直結しています。ママやパパが赤ちゃんに快適な睡眠をとらせてあげるためにできることはあるのでしょうか? ここからは新生児の快眠のためにできることや、赤ちゃんがまとまって眠る方法を月齢別にそれぞれご紹介していきます。

0ヶ月~1ケ月

まだ生活リズムを極端に意識する必要はありません。赤ちゃんと触れ合い、肌と肌のコミュニケーションを図るように心がけましょう。

1ヶ月~3ケ月

1ヶ月検診を目安に、平年だと日中に外気浴をさせたり、散歩に連れていくなどしましょう。また、就寝前の適切なベビーマッサージも赤ちゃんの安眠におすすめです。3ケ月あたりから昼寝、入浴、授乳、就寝時間など、少しづつ生活リズムを整えていくと理想的です。

4ヶ月~6ケ月

はっきりと昼夜の区別がつくようになる時期です。赤ちゃんの活動が活発になる月齢でもあるため、日中の散歩や遊びを積極的に行うようにしましょう。そのことにより、夜の就寝時間が規則正しく整えられます。また6ヶ月頃には、離乳食を始める時期となります。

7ヶ月~9ケ月

1日2回の食事が離乳食となる時期です。朝と夜、決まった時間に食べさせるようにしてください。さらに遊ぶ時間や昼寝の時間なども決めてしまえば、生活リズムを整えやすくなります。ポイントは、昼寝の時間をできるだけ午後3時までにとることです。

10ヶ月~12ケ月

就寝時間を始めとする生活リズムを意識する月齢です。なるべく赤ちゃんに早寝早起きの習慣をつけさせるため、家族も協力を惜しまないようにしましょう。

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記事監修

Kawai
助産師・看護師
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

エミリオット助産院

編集部おすすめ!赤ちゃんの睡眠時間管理アプリ

赤ちゃんの睡眠時間の管理に便利なアプリがあるのをご存じですか? 睡眠時間の管理のみならず、赤ちゃんの画像や体重、授乳の回数まで記録できる優れものもあります。こちらでは、編集部がオススメする赤ちゃんの睡眠時間管理アプリをご紹介します。

「育児日記-ぴよログ」

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「ぴよログ」は、ママとパパでリアルタイムに情報を共有できる育児記録アプリです。睡眠時間を始め、授乳時間やおむつ交換などの記録をつけることができる母子手帳型のアプリとなっています。授乳タイマー機能や成長曲線機能など豊富な機能もうれしいポイント。

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「育児ノート-子育て」

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赤ちゃんの習慣や健康などを簡単に記録することができます。睡眠パターン、授乳、おむつ交換の他、画像や詳細メモもオプションで記録することが可能です。また、このアプリは複数の機器間で同期ができるため、赤ちゃんの情報を家族だけでなく医師や保育士などとも共有することができます。

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赤ちゃんに大切な睡眠時間、それを守るのはママとパパの愛情です

この記事では、赤ちゃんの睡眠時間にまつわるさまざまな特徴や疑問などを解説、ご紹介しました。赤ちゃんにとって睡眠は発育に必要不可欠な時間です。赤ちゃんの健やかな睡眠時間を守れるのは、毎日触れ合うママとパパの愛情です。新生児の睡眠の特徴を知ることにより、今以上に赤ちゃんと寄り添えるようになるでしょう。

文・構成/HugKum編集

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