HugKumでは、現在、休校中の小学生のパパママに心境についてアンケート調査を行いました。大人の心配事は「勉強の遅れ」から夏休みがどうなるか懸念する声も。また、休校が2ヶ月以上も続くと「『つまらない』や『たいくつ』と言った、マイナスな言葉を口にする機会が増えた」など子どものストレスを心配するコメントも多数寄せられました。リアルな生の声をご紹介します。
2ヶ月あまりも続く休校…今いちばん心配なことは?
休校中の小学生のお子さんがいるパパママに調査をすると、「自主的に勉強しない」、「きょうだい喧嘩がいつも以上にひどくなった」など家族でストレスを抱えている様子が分かります。
また、「朝起きれない」、「一日中パジャマで過ごす」「疲れないので、夜寝ない」など生活にメリハリを付ける難しさを上げる声も。
さらに、「もう本当は全部チェックしたい!」と一つ選択する設問に対して、すべてに該当するというコメントも寄せられました。
Q.休校が長期化して今いちばん心配なことは何ですか?
第1位:勉強の遅れ
・塾も休校になり、親とだけではなかなか自主的に勉強しない。
・家庭では上手に教えられない。勉強への意欲がなくなりそうで心配。
・進捗やみんなの進み具合が見えない。
・家でさせるには限界がある。
・3月もまるまるお休みだったため。
・家庭学習には限りがあるし、子供は親から勉強を教わりたがらず親子でお互いにストレス。
・今の所、トータルで2ヶ月も休校で新学期が始められていない。休校していない他県の子供達は進んでいるのでやはり遅れが出るのでは?と思う。休校もコロナが収束しなければ続くのか?勉強の遅れを取り戻す為に夏休みがなくなるのか?今から色々考えてしまう。
第2位:子供のストレスや不安感
・あまり外に出ることができず、子供のぐずりが激しい。
・テレビでも常にコロナウイルスについてのことなので不安に思っている様子。
・怒りっぽくなったり、兄妹喧嘩がいつも以上にひどくなったりしている。
・共働きのため、留守番がつづき不安そう。
・お友達との関わりも全くなく、家での生活なので体力を発散させる場所もない。
・日々の活動内容が変わらない。話し相手が少ない。
・「つまらない」や「たいくつ」と言った、マイナスな言葉を口にすることが増えた気がする。
第3位:生活リズムの乱れ
・朝遅く起きてきたり、夜も私が見ていないときは、ゲームやスマホをいじって遅くまで起きていたりするので。
・どうしても勉強に身が入らず、ダラダラ1日過ごすことが多くて困ります。
・疲れないので、夜寝ない。
・朝起きる時間が遅くなり、幼稚園が無いため朝ごはん食べるのもダラダラと食べて、お昼ご飯の時間も遅くなり、全てズレてしまいメリハリの無い生活にすっかりなってしまっている。
・1日パジャマで過ごしている。
第4位:運動不足
・家にこもりっきりなので、歩く機会すらない。
・家で、ゲームばかりしているから。
・もう本当は全部チェックしたい!ですが、やっぱり今が一番の成長期で、体を作っていく時なのに、家で動いていないからお腹も空かず少食になってきているし、本来ならもっとたくさん動いている年。体が衰えるんじゃないかと不安です。
・外に出て遊んでいたが、近所の目が厳しく、遊ぶことができなくなったため。
第5位:友人との時間が持てない
・友達関係を築く大事な年度始めから休校になり、親では与えてやれない大切な経験が友達から学べない状態だから。
・勉強については計画を立て、自宅学習を私がみてあげています。時間を決めてランニングをしたり、一緒に散歩へ行ったりと、運動や勉強については心配していないのですが、年齢的にお兄ちゃんはお友達と過ごしたい時期なので、時折つまらなそうにしているのを見るといたたまれなくなります。3歳差の弟がいるので、いつも2人で遊んでいますが、喧嘩も増えてきました。
・全く友達と会えなくて2ヶ月…。
・勉強も心配ではありますが、本人はやっぱり友達と長期間会えない・遊べないのが一番嫌だと言っています。
・勉強や運動、ゲームの制限は親の管理でなんとかなりますが、友達との時間やそれによって育まれる情緒面が親では力不足なので心配です。
・小学校一年生です。地元の小学校ではないのでお友達が作れるか心配です。
第5位:ゲームやYouTubeへの依存
・目を離すとYouTubeをみています。勉強はまだ低学年で心配してませんが、今までの環境とがらりと変わり、勉強のYouTubeを見せたことをきっかけに、依存が心配です。
・外にでないので1日ゲームかユーチューブを催促してくる、出来ないと泣き叫ぶ。
・視力が低下するんじゃないかと心配です。
学習や生活習慣をナイスなアイデアで解決!
では、「勉強の遅れ」「生活リズムの乱れ」を親御さんはどのように対処しているのでしょうか。フリーアンサーで回答してもらいました。企業が無料で教材提供しているサイトを利用している方も多数いましたが、普段できないことを意識している声を中心に紹介します。
Q.お子さんの学習、生活習慣をキープするために工夫していることはありますか?
学習のサポート方法として
・ワークを買い足して、苦手分野に特化してフォロー。
・学習プリントをダウンロードしてプリントしている。
・前の学年のドリルをやらせている。
・アプリやDVDを使って英語に触れさせている。
・宿題の他に学習ドリルや漢字検定のドリルをやらせている。
生活習慣キープ方法として
・起床と就寝の時間を同じにしている。
・一緒に一日のスケジュールをたてました。出来るだけ自分で決めさせて、無理がないように、また、ストレスが出来るだけ少ないスケジュールを考えています。
・パジャマで過ごさないように、必ず朝着替えることでメリハリをつけている。
具体的なナイスアイデアも紹介!
・日記を書かせるようにしている。
・毎朝家族でランニング。
・普段出来ない料理等を楽しく行っています。
・新しいことに挑戦。作ったことのない折り紙とかをする。
・この機会に料理や家事の手伝いをして貰い、生活力を養っています。
・お友達と遊べないので、同じ目線で遊び相手になるよう心がけている。
いかがでしたか。HugKum編集部では、たくさんのコメントを一つ一つ読ませてもらいました。そして、コメントから改めて気づいたことは、勉強や生活習慣、運動などは親のサポートで乗り越えられかもしれませんが、休校による「友達と会えない・遊べない」ということは、大きな影響を与えてしまいそうということ。しかしながら今は、休校が解除され、お友だちと会えた時の喜びを楽しみに過ごすしかなさそうですよね。
文・構成/HugKum編集部