もうすぐ始まる離乳食!準備はどうする?揃えるべき道具は?

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食がそろそろ始まる生後5カ月ごろ。初めての離乳食だから、何からそろえてどうすればいいか、わかりませんよね。今日は、離乳食をスタートする準備で、あると便利、知っておくと役立つことをお話しします。

離乳食の準備、まずそろえるべきおすすめの道具は?

離乳食が始まる前に、まずそろえておきたいものをリストにしました。離乳食初期はこれがあれば大丈夫。

<離乳食初期にそろえたい調理器具>

・まな板

・包丁

・小鍋

・蓋のあるフチの厚い鍋(おかゆ用)

・裏ごし器

・大きめのスプーン(裏ごしするため)

・ブレンダー

・計量スプーン

・計量カップ

・スケール

まな板と包丁は大人用と赤ちゃん用を分けると衛生的です。離乳食を作るときは少量の野菜ををゆがくことも多いので小鍋があると便利。食材の繊維を取り除いてなめらかにする裏ごし器はぜひ用意してほしいと思います。繊維の少ない食材は、ブレンダーでなめらかにすることもできます。

<食器>

・小さくて深い器

・離乳食用スプーン

スプーンは、赤ちゃん目線に立って。お口の中に入るものですので、感触が優しいものを選んであげましょう。食器類は衛生面を考えると、煮沸などの消毒ができるものを選ぶといいですね。食器類は、ママが離乳食作りで楽しくなるデザインを選ぶことも大切なポイントですね。

<その他>

・エプロン

離乳食の最初は口の機能が未発達のため、うまく口の奥に送り込めず、よくお口から離乳食が出てきます。お洋服が汚れないためにもエプロンがあると便利です。離乳食用のエプロンもありますので、いろいろと見てくださいね。

 

離乳食の準備って、いつから始めるべき?

開始1ヶ月前の生後4,5ヶ月を目安に

離乳食の準備は、様々な離乳食用の調理器具や食器が販売されていますので、じっくり探すなら離乳食開始1カ月ぐらい前から始めてもいいかなと思います。もちろん、家にあるものも使えますので、使えそうなものをピックアップしてみましょう。

 

離乳食に準備食ってあるの?

離乳食開始前にスープや果汁も与える必要はありません

私が保育士になりたてのころは、離乳食の準備も兼ね「生後2カ月から野菜スープや果汁を与える」というのが主流でした。しかし、現在は栄養的意義が見られないため、離乳食開始前に野菜スープや果汁を与えなくてもいいとなっていますので、特別準備することはありません。

 

離乳食に準備期って必要ですか?

お口の発達を促す遊びを試してみましょう

特別、準備することはありませんが、赤ちゃんの口が離乳食を受け入れやすいように遊びの中で口の発達を促してみましょう。

(遊び例)

・うっくん遊び

赤ちゃんと目と目を合わせ「うっくん」と言ってみましょう。何度もすることで赤ちゃんがマネを始めます

・舌でレロレロ遊び

コチラも赤ちゃんと目と目を合わせ、舌を出して左右に動かしてみましょう。この時「レロレロ」と言います。こちらも何度もすることによって赤ちゃんがマネをし始めます。

 

ママやパパの食事時間に「食事って美味しいね」「楽しいね」という雰囲気を赤ちゃんに味わってもらうことも準備になります。ふだん何気なくしている食事の風景を、赤ちゃん目線に立ってみてするだけでも、赤ちゃんの食への興味関心を育んでくれます

 

ママたちの口コミ!離乳食期に「あってよかった」ものって?

教室に通うママたちにアンケート!「このグッズ離乳食作りに役立った!」という口コミグッズをご紹介します!

・キッチンバサミ

包丁を使うまででもないんだけど…という手順の時に、まな板を汚さないキッチンバサミは大活躍です!

・茶こし

しらすの塩抜きなど、少量のものをお湯で湯がくことがよくあります。そんな時、大きなざるを使うよりも小さい茶こしがあれば手軽に湯切りができます。

・フタつきの製氷皿

離乳食を冷凍保存するときに小分けにできる製氷皿は便利です。フタがついているものが、衛生的にも◎。

おかゆメーカー

大人のご飯を炊くときに、炊飯器に一緒に入れるだけで赤ちゃんのおかゆもできてしまう優れものの道具はとっても便利です。炊き立てのおかゆを少量だけ作れるのでママも赤ちゃんも嬉しいですね。

 

もうすぐ始まる離乳食。ドキドキするかも知れませんが「食べることって楽しいね!」ということを大切にしながら、赤ちゃんと楽しく美味しい時間を過ごしてくださいね!

 

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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