家にいながらみんなで楽しむ水族館&動物園体験!【親子で観たい映画】

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旭山動物園のペンギン

 

コロナ禍の自粛ライフで、家族揃ってのお出かけが当分おあずけ状態となっている今、みなさんはいかがお過ごしでしょうか? 子どもが大好きな水族館や動物園のほとんどが休園中ですが、公式サイトやSNSを通じて、飼育員さんやスタッフさんが、毎日楽しい動画を配信されていて、思わずほっこりします。

旭山動物園のキングペンギン親子

 

たまには、少し気持ちを切り替えて、この週末は、家族で“なんちゃってバーチャル水族館&動物園体験”をしてみませんか? たとえば、愉快な動物や魚たちとのふれあいを描く感動の劇映画や、水族館や動物園のドキュメンタリーをみんなで観れば、心にビタミン補給ができそうです。

ということで、西田敏行ら豪華俳優陣が共演した感動映画『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』や、パンダのシャンシャンで人気の上野動物園、世界で初めて「マグロの群泳展示」を実現させた葛西臨海水族園をフィーチャーしたドキュメンタリー映画をお届けします。

旭山動物園のサクセスストーリーの舞台裏に迫った感涙映画!

空を飛ぶペンギン!?

 

廃園ギリギリの状態だった旭山動物園を、北海道の人気スポットに押し上げた、起死回生のサクセスストーリーを描く『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』。こちらは、旭山動物園の元園長、小菅正夫氏による『「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト』を原作にした、実話ベースの感動作です。

メガホンをとったのは、今は亡き名優・津川雅彦ことマキノ雅彦(監督名義)監督。マキノ監督自身が、園長をはじめ、旭山動物園で働く人々の懸命な姿に感銘を受け、3年間企画を温めた胸アツの1作となっています。

旭山動物園のレッサーパンダ

 

人望の厚いマキノ監督の下、主人公である園長役の西田敏行を筆頭に、監督の実兄である長門裕之、岸部一徳、柄本明、笹野高史らベテラン勢と、中村靖日、前田愛、堀内敬子などのフレッシュな若手陣が、絶妙なアンサンブル演技を繰り広げていきます。

当時、旭山動物園は、動物の生態や能力を、自然に誘発させて観賞者に見せるという革新的な“行動展示”で注目されました。90年代後半に、よく特番などで、旭山動物園のエピソードが紹介されていたので、きっと目にしたママたちもいるのでは? ただ、実はそこに至るまで、壮絶な道のりがあったようで、涙を禁じえません。ペンギンが空を飛ぶ名シーンには思わず拍手!

また、映画を観直してみると、今、世界に求められている多様性を大事にするという普遍的なメッセージも含まれていて、改めてぐっと胸を打つシーンもありました。そういう意味でも、親子でぜひ観ていただきたいイチオシの作品です。

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』

バーチャルな気分を味わえる、水族館や動物園のドキュメンタリー

葛西臨海水族園の魚たち

 

続いて、実際に水族館や動物園の見どころを、惜しむことなく全面に打ち出したドキュメンタリーでは、その施設の魅力が余すことなくフィーチャーされています。でも、その前に、まずは実際に行ったことがある園や、いつか行きたい園の公式サイトやSNSをチェックしてみませんか?

たとえば、昨年開演30周年を迎えた葛西臨海水族園の公式サイトでは、園内の魅力が満載のオリジナル動画がたくさんアップされています。なかでも、葛西臨海水族園紹介動画では、ガイドツアーに参加した気分を味わえます。

さらに、ロングバージョンでどっぷりと没入したい方は、ドキュメンタリー映画『葛西臨海水族園の世界』を観てみましょう。こちらでは、リラクセーション効果がありそうな音楽やナレーションによって、園内を分かりやすくナビゲートしてくれます。

600種類以上もの個性溢れる海の生き物たちには、きっと子どもたちも興味津々に。水族館に行った気分で、41もの水槽や展示をたっぷりと堪能していただきたいです。

『葛西臨海水族園の世界』

また、動物園派という方は、パンダのシャンシャンでおなじみの上野動物園の動画はいかがでしょうか? 明治15年開園のここは、日本最古の動物園でありながらも、日本一の年間入園者数を誇るという、東京屈指の観光スポットなのです。

パンダが大好きという方はすでにチェック済みだと思いますが、上野動物園の公式サイトや上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」、東京ズーネットのYouTubeチャンネル「パンダムービー」は、ずっと観ていても、まったく飽きません。

上野動物園のジャイアントパンダ

 

もっとパンダや動物たちと長い時間、ふれあいたいという方は、『葛西臨海水族園の世界』と同じシリーズの『上野動物園の世界』をどうぞ。こちらは、ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバなどの世界三大珍獣のコーナーをはじめ、アジア、アフリカ、マダガスカルなどのエリアごとにチャプターが分かれていて、バラエイティ溢れる愉快な動物たちに出会えます。

ちなみに、2作とも、映像中の漢字表記はふりがなが併記されていて、小さなお子さんにも最適なので、子どもの学習教材としてプッシュしたいです。

『上野動物園の世界』

とはいえ、言うまでもなく、早くコロナが終息し、家族揃って水族館や動物園に出掛けられるのが一番ですよね。コロナ明けには、実際に目当ての施設を訪れてみる、というゴールを用意しておくと、より一層気分も上がりそう。退屈な巣ごもりライフは、もう少し続きそうですが、なんとか工夫して、家族みんなで乗り切っていただきたいので、ぜひ動画をお楽しみください。

 

文/山崎伸子

 

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