プランター栽培におすすめの野菜6選|初めてでも育てやすい野菜は?

自宅のベランダや庭で野菜を育てる「プランター栽培」は、子どもと一緒に手軽に始められる家庭菜園です。育てる野菜に適したプランターの選び方や必要なもの、季節ごとのおすすめ野菜を紹介します。初心者でも育てやすい野菜を選び、収穫を楽しみましょう。

プランター栽培の始め方

種まきから水やり、収穫まで、自分で野菜を育てることは、子どもたちにとって貴重な経験となり、食べ物についての知識を深めるきっかけになります。プランター栽培に必要なものを準備して、手軽に家庭菜園を始めてみましょう。

プランターを選ぶ

プランターのサイズや形は、野菜の成長に合うものを選ぶことが大切です。根の伸び方や葉の広がり方は、野菜によって異なります。

例えば、大根のように地中に太く長い根が伸びる「根菜類」は、深いプランターが必要です。葉が広がりやすい「葉物野菜」を育てる場合は、株ごとに間隔を十分に空けられる長方形のプランターが向いているでしょう。

また、野菜を育てるスペースが狭い場合は、縦に長く伸びるトマトなどの「つる植物」を、小さめなプランターで栽培してもよいでしょう。

スペースが確保できない場合は、一度に育てる量を減らすなど、育てたい野菜の成長を考慮して、プランターのサイズを選びましょう。

培養土と鉢底石を用意する

次に、ホームセンターなど野菜の苗を扱う店舗で販売されている「培養土」を用意します。

培養土は、肥料の混ざった植物栽培用の土です。袋に適した植物が記載されていることが多いため、野菜を栽培するときは野菜向け、または幅広い植物に対応した土を選びましょう。このとき、なるべく殺菌のために熱処理をした土がおすすめです。

また、土に水がたまりすぎないよう、プランターの底に敷く「鉢底石」も準備します。通気性や水はけをよくして、野菜の成長を促してくれます。

用意したプランターの中に、鉢底石を敷き詰め、その上に培養土を入れたら、栽培に向けての準備は完了です。

カゴメが保育園「ベジ・キッズ」を始めた理由。野菜が大好きな子に育つ仕組みとは?
「野菜を好きになる保育園 ベジ・キッズ」が2019年4月にオープン! からだの成長が著しい子ども時代は、毎日の生活の中でバランスよ...

春夏野菜のおすすめ3選

みずみずしい春夏野菜は、いつもの食卓をより鮮やかに彩ります。春から初夏に植えて、夏においしい野菜を収穫しましょう。プランター栽培が初めてでも育てやすい、おすすめ野菜を紹介します。

初心者でも簡単 トマト

トマトは、収穫までの期間が短い品種が多く、大玉トマトでもプランターで育てられます。

初心者には、小さいプランターでも育てやすいミニトマトがおすすめです。種まきや苗の植え付け時期は4~5月で、7~8月には立派なトマトがたくさん収穫できるでしょう。

トマトを育てるには「日当たりと風通しのよい環境」と「茎を支える支柱」が必要です。苗を植え付けた時点で支柱を立て、育ってきたら紐などで支柱に誘引しましょう。

大きな実を育てたい場合は、不要な芽を間引いて茎が1本になるよう調整します。また、トマトの実が黒く腐る「尻腐れ症」予防のために、スプレーやカルシウム入り肥料の利用も考えましょう。

暑さに強く育てやすい ナス

寒さに弱く暑さに強いナスは、日当たりのよいベランダなどでも育てやすい野菜です。植え付け時期は5月上旬頃で、6月上~中旬には収穫できます。

植え付け直後は支柱を1本立て、紐などで固定しましょう。6月頃になり苗が成長した後は枝を整えて、支柱を3本使う3本仕立てに切り替えます。
3本仕立ては、最初に咲いた花のすぐ下にある側枝を2本残し、下部にある葉と茎の付け根に生えた脇芽を取る育て方です。

7月後半になると実が減ってきますが、8月に剪定や根を切る作業を行うと秋にもナスが収穫でき、初夏から秋まで楽しめます。

収穫量が多い ピーマン

ビタミンCが豊富なピーマンは、夏場は特に、積極的に摂りたい野菜です。プランターのサイズに合わせて成長するため、収穫量を増やしたい場合は大きめのサイズを用意しましょう。

5~6月に植え付けし、収穫は6~9月頃です。苗の植え付けから1カ月程度で収穫できます。支柱を複数立てる3本仕立てでの栽培が一般的です。

乾燥と湿気のどちらも嫌うため、適度に土が乾いてから水やりをするよう心がけましょう。また、アブラムシなどの害虫が発生することもあります。定期的なチェックと駆除が大切です。

秋冬野菜のおすすめ3選

寒い季節になると育てられる植物は減ってきますが、秋冬が旬の野菜は涼しい環境を好みます。夏の終わりから秋に植えて、寒い季節も野菜の栽培を楽しみましょう。

収穫までが早い リーフレタス

リーフレタスは、年に2回収穫時期があり、3~4月または8~9月に種をまきます。秋に収穫する場合は8~9月に育て始めましょう。

種から育てる場合は発芽に光を必要とする種類のため、土をかぶせすぎないようにします。葉が広がりやすいので、プランターは長方形タイプがおすすめです。

種まきから1~2カ月で収穫時期を迎えますが、外側の葉から1枚ずつ収穫するのがおすすめです。内側の葉の成長を促し、多くの葉が収穫できます。

冬に旬を迎える 小松菜

小松菜の旬は12~2月の真冬に旬を迎える野菜です。長方形のプランターに種をまくと、複数の株が収穫できます。カルシウムやビタミンCが豊富で、冬の栄養補給に最適です。

種まきの時期は3~10月頃でほぼ年中栽培できますが、涼しい気候を好みます。発芽し、双葉が開いた頃に間引きを行い5cm前後の間隔になるよう調節しましょう。

種まきから1カ月ほど経ち、葉丈が20~25cmになると収穫できます。育ちすぎると硬くなり苦味が出るため、早めに収穫しましょう。

短形種ならベランダもOK ミニ大根

大きくて長い大根をプランターで育てるのは難しいですが、長さ15~30cm程度のミニ大根ならベランダでも育てられます。大根がまっすぐ育つように、品種に合わせて30cm前後の深型プランターを準備しましょう。

ミニ大根は品種によって甘みや食感が異なります。好みや使いたい料理に合わせて品種を選ぶと、おいしく食べられるでしょう。

種まきの時期は8~10月頃で、収穫には2カ月ほどかかります。土から顔を出した大根の直径が6~7cm程度になったら収穫時期です。

自分で育てることで食育に触れよう

田畑や広い庭がなくても、プランターで育てられる野菜はたくさんあります。育てたい野菜の形状や根の張り方に合わせて、プランターのサイズを選びましょう。

夏にはトマトやピーマン、秋冬にはリーフレタスや小松菜など、収穫までの期間が短く育てやすい野菜がおすすめです。家庭菜園を通して子どもに野菜の成長過程を見せたり、野菜のおいしさ伝えたりして、楽しみましょう。

 

文・構成/HugKum編集部

豆苗は育てながら保存で家計も嬉しい!水耕栽培を楽しみながらスプラウトをたっぷり摂取♪ 冷蔵・冷凍保存のコツも伝授します
豆苗は、エンドウ豆の新芽。一般的にはスプラウトと呼ばれている発芽植物です。種子の状態よりも栄養素が多く、「天然のサプリメント」と称さ...

編集部おすすめ

関連記事