カタツムリの餌は何? 飼育の注意点や必要なアイテム、カタツムリの生態や種類をチェック!

庭先や公園などで姿を見ることができるカタツムリ。デンデン虫やマイマイとも呼ばれるカタツムリは、日本人にはとてもなじみのある生き物です。この記事では、ペットとしてのカタツムリの飼い方を大公開。カタツムリの生態や種類をはじめ、おすすめの餌や飼育場に必要もの、カタツムリを飼うときの注意すべき危険性についてご紹介します。

カタツムリとはどんな生き物?

カタツムリとはどんな生き物?
カタツムリとはどんな生き物?

 

大きな殻を背負い、のんびりと動くカタツムリとは、どんな生き物なのでしょうか? ここでは、カタツムリの生態や種類、カタツムリとよく似たナメクジとの関係をご紹介します。

カタツムリの生態

カタツムリは、陸に住む貝の仲間です。湿気を好む生き物のため、天気がよい日は日陰に身を隠し、その姿を見せません。カタツムリの寿命は体の大きさに比例するといわれており、5㎝以下のもので約1年ほど、5㎝以上になれば10年以上生きるものもいるそうです。

また、カタツムリは雌雄同体で、ひとつの体にメスとオスそれぞれの生殖器官を持っているため、性別がありません。

カタツムリの種類

日本だけでも、約800ほどの種類が確認されているようです。地域ごとの分布図では、北海道では「エゾマイマイ」、東北から九州の広域に「ヒダリマキマイマイ」、関東や本州の離島では「ミスジマイマイ」、そして、沖縄になると「アフリカマイマイ」などが代表的なカタツムリと種類といわれているようです。

カタツムリとナメクジの関係

カタツムリによく似た生き物のナメクジは、カタツムリの仲間です。殻を背負い、触覚の先に目がついているものがカタツムリ、殻を背負っていないものがナメクジと定義付けされているようです。ちなみに、ナメクジも貝に分類されますが、その殻は陸に住む進化の過程でなくなったといわれています。

カタツムリって飼うことができるの?

カタツムリは、適切にお世話をしてあげれば、飼育が可能な生き物です。寿命も比較的長いため、一緒にいるうちに愛情も湧いてくることでしょう。まずは、カタツムリを飼育するにあたって重要となってくる餌と飼育場を整え、適切に迎えてあげましょう。

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カタツムリにおすすめの餌は何?

カタツムリを飼育するとき、どんなものを餌として与えればよいでしょうか?
ここからは、カタツムリにおすすめの餌をご紹介します。ポイントは、2種類の餌を用意すること。そして、与えてはいけない餌があることを知っておきましょう。

野菜や果物

カタツムリには、小さく切った野菜を食べさせてください。キュウリやニンジン、大根など、何でも食べますが、キャベツやレタスといった葉物を好んで食べます。果物の場合、りんごやスイカの皮などでもOKです。料理で残った野菜の切れ端などで問題ありません。

卵の殻

背負った殻を成形する栄養源として、カタツムリはカルシウムも必要になります。そのため、卵の殻や貝殻が最適な餌になります。細かく割らず、そのまま与えてください。カタツムリの歯は想像以上に強く硬い殻でも噛み砕いて食べることができます。

アジサイの葉はあげないで

カタツムリの餌にNGとなる食べ物があります。それがアジサイの葉です。「カタツムリってアジサイの歯を食べていそう」と驚かれる人が多いかもしれません。しかし、アジサイの葉には有毒性があるとされているため、カタツムリの餌には向いていないのです。

カタツムリの飼育場には何が必要なの?

カタツムリの飼育場には何が必要なの?
カタツムリの飼育場には何が必要なの?

 

カタツムリを飼うためには、餌以外にも大切なものがあります。それが、カタツムリの家となる飼育場です。ここからは、カタツムリを飼うための場所、飼育場に必要なものをご紹介します。

飼育ケース

飼育ケースは、昆虫を飼うときに使うプラスチックケースや瓶、水槽などが一般的です。ポイントとしては、カタツムリが逃げ出さないように蓋付きのものを選ぶようにしましょう。水槽を使う場合、脱走防止のため、網で作られた蓋を別に準備してください。また、密閉状態にならないようにして、通気性のよい状態を保つ必要があります。

床材

床材には、ホームセンターや100円ショップでも購入できる腐葉土や赤玉土がおすすめです。特に木や葉などの栄養を吸収した腐葉土は保水力が高く、湿気を好むカタツムリにとって最適な環境になります。土は定期的に入れ替えましょう。

小石・落ち葉・木の枝

飼育ケースの中に小石・落ち葉・木の枝などを置いてあげてください。登ったり、降りたりなど、カタツムリが動き回れるような遊び場を作るイメージで配置しましょう。植木鉢や瓦など、体を隠しやすい大きなものもカタツムリが喜びます。

カタツムリの飼い方

ここからは、より具体的なカタツムリの飼い方をレクチャーしていきます。他の生き物よりも比較的簡単に飼えるカタツムリなのですが、できるだけ快適な生活環境を保ってあげる必要があるようです。

餌やりの頻度は?

餌は、毎日新鮮なものを与えてください。カタツムリは、食べ物の匂いに敏感なため、古い餌よりも新しい餌に反応します。新しい餌のほうが自然に食欲も湧き、カタツムリの健康な体を維持することにつながるでしょう。

保湿を忘れずに

カタツムリが苦手とする乾燥を防ぐため、飼育ケース内の湿度を常に保たなければなりません。1日1~2回ほど、霧吹きなどで水を噴霧し、ケース内を乾燥させないようにしてください。ただし、水をかけすぎてしまえば、床材の土が腐敗する原因にもなります。手で触ると土が少しだけ指に付着する程度がベストの状態です。

飼育ケースはどこに置くべきなの?

体のほどんどが水分で作られているため、直射日光を嫌うカタツムリ。当然、飼育ケースを日差しが強いところに置いてはいけません。特に夏場は、窓際やベランダなどよりも、風通しがよくて涼しい日陰の場所を選んでください。

飼育ケースの掃除について

飼育ケースの中が汚れてきたときは、専用のスポンジなどを使いながらキレイに水で丸洗いしてください。また、1ヶ月に1回は、腐葉土などの床材を外に出し、ケースを日光消毒するように心がけましょう。また、床材の下に川砂を敷くと通気性がよくなるため、とても衛生的です。

産卵したときは?

カタツムリは、5~8月が産卵時期になります。飼育ケースの中で卵を見つけた場合、できるだけ別の飼育ケースに移し替えてください。同じケースに入れておくと孵化する前に親のカタツムリに食べられたり、踏まれたりすることがあるからです。暗所に置き、こまめに霧吹きで水分を与えていれば、約1ヶ月ほどで孵化するでしょう。

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カタツムリの飼育で注意すべき危険性

カタツムリを飼育する場合、注意すべきことがあります。それは、カタツムリにくっついている寄生虫です。寄生虫にもいろいろな種類があり、人体に有害な影響を与えるものも存在します。カタツムリを扱ったあとは、必ず手を洗ってアルコール消毒をしましょう。また、料理や食材、調理器具などを通して寄生虫が体内に侵入することを防ぐため、飼育ケースをキッチンで洗うことは絶対にやめてください。

カタツムリは、癒やし系の隠れた人気者

カタツムリは、とても飼いやすい生き物です。飼育ケースの保湿と清掃、寄生虫などに注意していれば、手間もコストもさほどかからずに飼育できます。また、そのマイペースな姿に癒やされることも多いため、カタツムリを飼っているうちに間違いなく愛着が湧いてくるはずです。
家族とのコミュニケーションや子供の情操教育にもつながるカタツムリの飼育。生き物の生態を学ぶ意味でも、カタツムリを飼ってみてはいかがでしょうか?

 

文・構成/HugKum編集部

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