煎餅の原料や種類
ひと口に煎餅と言ってもいろいろな種類があります。煎餅の原料や歴史とともにご紹介していきます。
煎餅の原料
代表的な原料は米ですが、小麦粉やでん粉、魚介類、野菜などから作られるものあります。
煎餅の歴史
煎餅の歴史は古く飛鳥時代に中国から伝わったという説や、平安時代に空海が中国から持ち帰ったという説などがあります。
京都には「煎餅発祥の地」と言う場所があり、空海から煎餅の製造方法を伝授された和三郎という人が葛や米粉で作った煎餅を嵯峨天皇に献上したと記されています。
このころの煎餅は原料や製法の詳細な記録が無く、今のものとは違ったようです。
今のような煎餅の原型は草加せんべいだと言われています。草加が日光街道の宿場町として栄えていたころ、団小屋を営む「おせん」というおばあさんがいました。
ある日、侍がおせんに「団子を平らにして焼いてはどうか」と言ったのをきっかけに煎餅が作られたという説が有力です。
当初は塩味でしたが利根川沿岸で醤油が生産されるようになると、これを付けるようになり今のような草加せんべいになりました。
煎餅の味や種類
煎餅にはさまざまな味や種類があります。代表的なものをご紹介していきます。
煎餅(米菓)
醤油煎餅、塩煎餅、海苔煎餅など。
甘味煎餅
瓦煎餅、ミルク煎餅、八ツ橋など。
小麦粉・でん粉煎餅
南部煎餅、エビ煎餅、タコ煎餅など。
赤ちゃんに煎餅をあげるタイミングと注意点
赤ちゃん用煎餅はいつからあげればいいのか、注意点とあわせて解説していきます。
理想は1歳半より遅く
赤ちゃん用煎餅は6ヶ月ごろから対象のものがありますが、そのころはまだ離乳食が始まったばかりです。
赤ちゃんは噛んだり飲み込んだりすることで精いっぱいな時期なので、積極的に煎餅を取り入れる必要はありません。
煎餅をあげるなら、しっかり噛んで飲み込めるようになってからにしましょう。離乳が完了する1歳半以降が理想的です。
アレルギー物質の確認を忘れずに!
赤ちゃんや小さな子どもは、どんなアレルギーがあるかまだ分かりません。赤ちゃん用煎餅でも小麦粉・エビ・カニなどアレルギーの原因となり得る原料が含まれていることがあります。
まだ食べたことのない原料が含まれている場合は、離乳食と同じようにごく少量から与えるよう注意しましょう。
赤ちゃん煎餅の手作りレシピ
自宅で作れる赤ちゃん煎餅のレシピをご紹介します。
炊いたご飯だけでできる、米煎餅
<材料>
・ご飯 適量
<作り方>
1.まな板にクッキングシートを2枚準備し、ご飯を間に挟みます。
2.クッキングシートの上から綿棒で薄く伸ばします。
3.ご飯を挟んだクッキングシートを、そのままフライパンの大きさに合わせてキッチンバサミで切ります。
4.フライパンに薄く油を伸ばし、クッキングシートごと両面を2分ずつ焼きます。
5.焼けたら、まな板の上に戻して濡れた箸で押さえながらクッキングシートを外します。
6.薄くなったご飯をキッチンバサミで赤ちゃんが食べやすい大きさにカットします。
7.カットしたご飯をもう一度フライパンに戻して、カリカリになるまで焼きます。
8.粗熱がとれたら出来上がりです。
材料1つでできる、しらす煎餅
<材料>
・釜揚げしらす 適量
<作り方>
1.クッキングシートに薄くしらすを伸ばします。
2.電子レンジで2~3分加熱し、出来上がりです。チーズをトッピングするのもおすすめです。
作り置きできる米粉の煎餅
<材料>
・米粉 100g
・砂糖(きび砂糖や甜菜糖でも) 小さじ1
・塩 少々
・お湯 80~100㏄
<作り方>
1.ボールに米粉・砂糖・塩を入れて混ぜます。
2.そこにお湯を入れて混ぜます。最初は熱いので箸などを使いましょう。
3.耳たぶくらいの固さになったら、6等分にしてお団子のように丸めます。
4.蒸し器に何箇所か切り込みを入れたクッキングシートを敷き、15分くらい蒸します。
5.蒸したら温かいうちに団子をビー玉くらいの大きさに分けて、クッキングシートに並べます。
6.並べたらコップの底などで一つひとつ薄く伸ばします。くっつくときはラップをかけてください。
7.伸ばしたらクッキングシートに並べて、そのまま2~3日放置し乾燥させます。
8.半透明になり乾燥してきたら、クッキングシートに感覚を空けて並べてレンジで1分30秒加熱します。途中でひっくり返し、焦げる前に止めます。
赤ちゃんにおすすめの煎餅9選
1歳未満からあげられる煎餅をご紹介します。もちろん1歳以上の小さなお子さんも美味しく食べられます。
ハイハイン – 亀田製菓
国内米菓のリーディングカンパニーである亀田製菓が作る赤ちゃん用煎餅です。
アレルギー特定原材料等27品目や香料、着色料、保存料を使用しておらず、赤ちゃんの初めてのおやつにピッタリです。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
「手に持たせても手につきにくいしこぼれにくいから良い」(30代・東京都・子ども1人)
赤ちゃんのおやつ+Ca カルシウム 小魚せんべい – 和光堂
100年以上に渡り赤ちゃんの健やかな成長を支えてきた和光堂が作る、赤ちゃんのおやつです。国産米にしらすを練り込んだ口溶けのよい煎餅で、鉄やカルシウムなど赤ちゃんに必要な栄養素が配合されています。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
元気アップカルシウム ひじきせんべい – ピジョン
赤ちゃんの手のひらサイズで持ちやすく、指先でつまむ練習にもぴったりなおやつです。ひじき粉末を練り込み、食事や離乳食だけでは不足しがちな鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。
※対象年齢は6ヶ月以上。
ママパパの口コミ
岩塚のおこさませんべい – 岩塚製菓
1966年発売以来のロングセラー商品です。原材料はお米、砂糖、塩のみ。噛まずに口のなかでとろけるような食感のおせんべい。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
赤ちゃんせんべい – サンコー
原材料はうるち米、甜菜糖、食塩、はとむぎ粉末のみとシンプルで余計なものは入っていません。安心して赤ちゃんに食べさせられる煎餅です。
アンパンマンのベビーせんべい – 栗山米菓
子どもに人気のアンパンマンパッケージの煎餅です。フラクトオリゴ糖を配合しているので消化吸収が良く、小さな子どものおやつにピッタリです。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
「アンパンマンが好きなのでよく選ぶが、味も美味しいので子どもが残しても親が食べられます」(30代・神奈川県・子ども2人)
野菜入りソフトおせんべい – キューピー
国産米にかぼちゃ・にんじん・ほうれん草などの緑黄色野菜を加えて、優しい味わいに仕上げた煎餅です。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
がんばれ野菜家族&小魚家族 – 岩塚製菓
日本国内でとれた原料だけを使用したおせんべい。野菜やカルシウムが入ってくちどけが良く、赤ちゃんがにぎりやすい形状です。
※対象年齢は7ヶ月以上。
くちどけおこめぼ – EDISON Mama
赤ちゃんがにぎりやすいスティック状になった、おこめ100%のおせんべいです。お湯をかければ即席お粥としても食べさせられます。
※対象年齢は7ヶ月以上。
ママパパの口コミ
幼児におすすめの煎餅5選
小さいお子さんにおすすめの煎餅をご紹介します。
オーサワの玄米ポンセン – オーサワジャパン
有機国産玄米と塩のみで作られたポンセンで、お湯を注げば玄米粥にもなる優れものです。
※雑穀や玄米を食べられるようになる1歳半ごろから
アンパンマンのソフトせんべい – 栗山米菓
食べやすい甘口醤油味のソフト煎餅です。小分けの袋にはアンパンマンに出てくる人気のキャラクターが描かれています。
アンパンマンのおやさいせんべい – 栗山米菓
こちらは1歳4ヶ月ころから食べられるアンパンマンのおやさいせんべい。お子さんも食べやすいオニオンスープ味で、6種類の野菜を練り込んだ食物繊維入りです。
ママパパの口コミ
「アンパンマンブームの際に、サイズも味もちょうどよかった」(30代・神奈川県・子ども2人)
1才からのかっぱえびせん – カルビー
油を使用せず塩分を抑えた小さな子ども向けのかっぱえびせんです。エビの風味が食欲をそそり、カルシウムがたっぷり入ってます。
ママパパの口コミ
「食いつきもよく、一袋にたくさん入ってるのでちょうどいい」(20代・富山県・子ども1人)
1歳からのおやつ+DHA バラエティパック – 和光堂
えびせんべい、小魚すなっく、わかめせんべいが入った小さな子ども向けおやつのバラエティパックです。育ち盛りの子どもにあげたいDHA・カルシウム・鉄が入っています。
子どものおやつには薄味でヘルシーな煎餅を!
気になる煎餅はありましたか?赤ちゃんや幼児向けの煎餅は薄味なので、子どものおやつにピッタリです。お子さんが気に入る煎餅が見つかるといいですね。
文・構成/HugKum編集部