2020年の「体育の日」はいつ?「スポーツの日」に変わるのはなぜ?祝日の由来や変更後の日付をチェック

「体育の日」として親しまれていた祝日が、2020年から「スポーツの日」に変わります。そこで当記事では、「体育の日」と「スポーツの日」とはどんな日なのか、また、それぞれの祝日の由来や、なぜ名称が変更になったのかをご紹介します。さらに、2020年のと2021年の「スポーツの日」は、東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて日付が移動するため、イレギュラーとなります。実際にいつになるのかをチェックしてみました。

2020年から「体育の日」が「スポーツの日」に

体育の日
「体育の日」の祝日は「スポーツの日」に変わりました

 

毎年秋にあった「体育の日」は、小学校で運動会が開かれたり、地域のスポーツイベントが開催されるなど、長く人々に愛されてきた祝日です。そんな体育の日が、2020年より「スポーツの日」という新しい名前に変更となります。なぜ体育の日が2020年からスポーツの日に変更されるのか、そもそも体育の日やスポーツの日とはどんな祝日なのか、順に詳しくご紹介していきましょう。

体育の日とは?

体育の日は、50年以上続ている日本の祝日のひとつ。運動会や体育祭などのイベントや、学校や地域の行事が開催されることも多く、幼い頃から親しんでいた祝日のひとつではないでしょうか。そんな体育の日とは、そもそもどんな日なのかを解説します。

体育の日はいつ?

体育の日は、1966年に国民の祝日に制定され、毎年10月10日と決められていました。その後、週末とあわせて3連休にするため、一部の祝日を月曜日に移動させる改正祝日法が成立します。これが、いわゆる「ハッピーマンデー法」と呼ばれる制度です。そして、このハッピーマンデー制度が導入されたことで、2000年から体育の日は毎年「10月の第2月曜日」と決められたのです。

体育の日の由来

体育の日が制定された理由を紐解いてみると、1964年の東京オリンピックまで歴史をさかのぼることになります。この東京オリンピックは、日本で開催された初めての大会。日本は戦後の経済発展の最中にあり、この東京オリンピック開催に向けて、新幹線や高速道路の建設、ホテルや競技場の建設などが進みました。「オリンピック景気」と呼ばれる好景気に恵まれたことで、日本の経済発展は大きく後押しされたのです。

そして、当時の東京オリンピックの開会式が行われたのが、1964年10月10日。そこで、スポーツに親しみ、健康的な心身を培うことを目的に、東京オリンピック開会式の日付にちなんで体育の日が制定されることになったのです。

体育の日は「晴れる・晴れやすい」と思われていたのはなぜ?

ところで、体育の日は「晴れる日が多い」とか「晴れやすい」と耳にしたことはありませんか? これは、人々の経験にもとづいて言われているのかもしれませんし、体育の日のはつらつとしたイメージから「青空が似合う」と思われている場合もあるでしょうが、実際に10月10日は晴れになる日が多いのだとか。

雨が降りやすい・晴れやすいといった、特定の気候になる確率が高い日があり、それを「特異日」と呼びます。10月上旬頃までは梅雨前線が停滞し雨になりやすいのですが、10月10日頃になると晴れになりやすいのだそう。

ちなみに、1964年の東京オリンピックの開会式でも、前日までは雨だったのが当日になると青空が広がったそうです。そのようなことから、10月10日は「特異日」として伝わっているようです。しかし、実際に過去のデータを見た場合、「体育の日は晴れやすい」という根拠はないとされています。

スポーツの日とは?

2020年から新しく生まれた祝日がスポーツの日です。これは、まったく新しい祝日ができたのではなく、もともとあった体育の日の名称を変えたもの。「国民の祝日に関する法律」では、スポーツの日の意義について「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」と定められています。

では、なぜスポーツの日という新しい名前になったのでしょうか?

なぜ体育の日はスポーツの日に変わったのか

古くからある体育の日をスポーツの日と改めたきっかけは、2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックです。「体育」というと学校の授業のイメージを持つ場合もあるかもしれません。そのため、東京オリンピックの開催を機に、体育の代わりに世界的に広く使われている「スポーツ」という言葉を使い、スポーツの価値や有効性を見直し、スポーツの素晴らしさを各国の人々と共有するために、体育の日はスポーツの日という名前に変わったといわれています。

「体育の日のままでいいやん」という歌まである

体育の日は、日本人にとってなじみのある祝日だったせいか、体育の日がスポーツの日に変わることがニュースになると、体育の日がなくなることを残念に思う人々も出てきたようです。「岡崎体育」の名前で活動するシンガーソングライターは、「体育の日のままでいいやん」という歌をツイッターに投稿。国が決めたことだから、どうしようもないし……と言いつつ、体育の日がなくなる悲しみをメロディに乗せて、話題となりました。

2020年、体育の日はスポーツの日となり、日付も移動

2020年、体育の日はスポーツの日となり、日付も移動
2020年、体育の日はスポーツの日となり、日付も移動

 

2020年から新しい名前となったスポーツの日の祝日ですが、2020年については日付も特別です。
その理由は、2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックにあります。

本来のスポーツの日は「10月の第2月曜日」

体育の日で定められていたのと同じく、「10月の第2月曜日」がスポーツの日です。

2020年のスポーツの日は、イレギュラーな7月24日

2020年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催にあわせて、スポーツの日を7月24日(金)に移動しました。これは、東京オリンピック・パラリンピックで国内外から大勢の人々が集まると予想されたため、交通量を減らして大会運営をスムーズにすることが目的です。

東京オリンピック・パラリンピックの中でも、特に注目されるのがオリンピックの開会式と閉会式です。そこで開会式の前日と当日、閉会式の当日や翌日を特別に祝日にすることが決定されたのです。そしてスポーツの日のほか、「海の日」と「山の日」も2020年は、以下のような特別な日付となります。

7月23日(木):「海の日」(オリンピック開会式前日)
7月24日(金):「スポーツの日」(オリンピック開会式当日)
8月10日(月):「山の日」(オリンピック閉会式翌日)

新型コロナウイルスの影響で、2020年のオリンピックは延期となりましたが、2020年に特別に移動したスポーツの日、海の日、山の日は、移動後の日程のまま据え置かれます。

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2021年のスポーツの日も、イレギュラーな7月23日

2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックが延期され、2021年に開催が予定されています。そのため、2021年についても、スポーツの日と海の日、山の日の祝日の移動が閣議決定されています。2021年のスポーツの日は、7月23日になります。

7月22日(木):「海の日」(オリンピック開会式前日)
7月23日(金):「スポーツの日」(オリンピック開会式当日)
8月8日(日):「山の日」(オリンピック閉会式当日、翌8月9日は振替休日)

「スポーツの日」になっても運動を親しむ日

体育の日がスポーツの日になり、日付まで移動すると、最初は違和感を感じるかもしれませんね。しかし、名前は変わっても、スポーツの秋に訪れるスポーツの日は、体を動かしたりスポーツを楽しんだりする日であることに変わりはないでしょう。スポーツの日は、家族と一緒に運動を遊んではいかがでしょうか。

 

文・構成/HugKum編集部

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