俵万智さんが選者!あなたの子育てを短歌にしてみませんか。短歌コンテスト「あいのうた」募集中!

出会いから子育てまでの短歌コンテスト「あいのうた」募集中!俵万智さんが選者を務めます

 

静岡県では、「子どもは地域の宝であり、大切な宝を育てる子育ては尊い仕事である」という理念を掲げ、平成26年度から『あいのうた~出会いから子育てまでの短歌コンテスト』を行っており、今年度は、第7回目を迎えます。

主催は静岡県ですが、地域の隔てなく、全国から作品を募っています。

コロナ禍での不安な日々に、改めて、大事な家族とのつながりを考え、新たな気づきを得た方も多いのではないでしょうか。

子育ての日々の中で、あなたに新たな気づきをもたらした出会い、出来事を、五七五七七の短歌に詠んでみませんか。

Hugkumでもおなじみの『子育てはたんぽぽの日々』を連載中の歌人・俵万智さんと、「ふじのくに地球環境史ミュージアム」客員教授の歌人・田中章義さんが選者を務めます。

 

昨年度の「あいのうた」受賞作品から

第6回の受賞作品の一部をご紹介ましょう。

一般の部の受賞作

乗り慣れた スポーツカーを 手放して ベビーカー押し 父となりゆく(最優秀賞・東京都 小野 史)

奥さんの妊娠を機にスポーツカーを手放した知人の話を元に詠んだ一首

子育てはミシンの使い方に似て まっすぐ進めと手を添えるだけ(優秀賞・徳島県 坂東典子)

小学校の家庭科の時間にボランティアで子どもたちと関わった時の気持ちを歌にしたそう。

ジュニアの部の受賞作

「あいのうた」は、高校生までのジュニアの部もあります。小学生も応募できますよ!

クラス写真 心の中で トリミング ぼくのカメラには 君しかいない(最優秀賞・静岡県 高校2年 増田 悠里)

面と向かって撮れない好きな人の写真をどうしても手に入れたい気持ちが込められた一首

 

お散歩は園児の歩幅に合せつつ この手に包む ぷよぷよの指(優秀賞・静岡県 中学2年 茅根 麻央)

「散歩でつないだ手は弾力があり温かでした」。職業体験で園児と接したときのひとときを。

 

えんじんを組んだぼくらのかけ声は  仕事で来れない母さんにとどけ(入選・山口県 小学3年生  横道 玄)

サッカーの試合の前のかけ声が、応援に来られないお母さんにも届きますように、という思い。

 

第6回受賞作品一覧と、過去の受賞作品はこちらから。

 

短歌の募集は9/30まで。親子で応募はいかがでしょう?

短歌は、小学校では中学年で教科書に登場します。高学年では創作も経験する子ども達。親子で応募してみるのもいいですね!

短歌のテーマ

出会いから子育てまでを詠んだ「あいのうた」

募集期間

令和2年9月30日(水)まで(郵送応募は、当日消印有効。ネットからも応募できます)

募集部門

一般の部とジュニアの部(高校生に相当する年齢以下)

応募資格

どなたでも応募できます。

選賞(予定)

最優秀賞(各部門1作品)、優秀賞(各部門2作品)、審査員特別賞(各部門2作品)、入選(各部門15作品)

*審査員特別賞以上の受賞者には記念品を贈呈。

審査員

俵万智氏(歌人)

歌集に『サラダ記念日』(現代歌人協会賞受賞)、『プーさんの鼻』(若山牧水賞受賞)、絵本に『富士山うたごよみ』など。9月末に最新歌集『未来のサイズ』刊行予定。Hugkumで「子育てはたんぽぽの日々」連載中。

 

田中章義氏(歌人)

大学1年生の時に角川短歌賞受賞。國學院大學で教鞭をとる他、「ふじのくに地球環境史ミュージアム」客員教授も務める。

審査員のお二人が受賞作品について語る動画「あいのうたを語る」がYouTubeで公開中!

 

第7回「あいのうた」応募要項。ネットからも応募できます

俵万智の「子育てはたんぽぽの日々」親は子を育ててきたと言うけれど
子どもと向き合う時間は、一喜一憂のとまどいの連続。子育てに行き詰まることも日常です。歌人・俵万智さんが詠み続けた「子育ての日々」は、子どもと...

写真/繁延あづさ

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