こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。グラタンやサラダに入れて美味しいマカロニは子どもが好きな食材の一つです。離乳食に使う時の注意点やおすすめレシピを紹介します。
離乳食にマカロニはいつからOK?
離乳食にマカロニはいつから与えて良いのでしょうか。まずは始める時期の目安と注意点をお話しします。
マカロニは離乳食中期から
マカロニにチャレンジする目安は、離乳食中期の後半ごろです。順番としては、パンがゆや食パンなどの小麦の食品を何度か食べ、体調に変化なく順調に食べることができたらマカロニにチャンレンジできます。
アレルギーにも注意して
マカロニは小麦の食品です。小麦はアレルギー表示7品目の一つですので最初は慎重に与えます。どの食品も共通しますが、マカロニも最初に食べるときはひとさじからスタートさせ、食べた後は身体に変化はないか身体観察をするようにしましょう。
アレルギー以外の注意点
マカロニなどのパスタ類は、うどんよりも固くてコシがあり、茹でてもやわらかくなりにくいので、月齢が低いほど長く湯がき、小さく刻むことが基本になります。
離乳食の時期別、マカロニ量の目安
では、各時期のマカロニの目安量です。乾麺をゆでると、おおよそ2.5倍に膨れ上がります。
離乳食中期
離乳食中期はマカロニを食べ始めの時期です。最初はひとさじからスタートします。乾麺だと12~13g程度。茹でたものは30g程度を目安に与えましょう。
離乳食後期
離乳食後期になると、離乳食の献立のメインでマカロニを取り入れてもいいでしょう。乾麺だと25~30g程度 茹でたものは60~80g程度を目安に与えましょう。
離乳食完了期
離乳食完了期になり、前歯で食べ物を噛み切れるようになってくると、やわらかく茹でたマカロニをそのまま手づかみで食べられるようになります。乾麺だと30g程度 茹でたものは80g程度を目安に与えましょう。
離乳食のマカロニ 基本の使い方
離乳食に使うマカロニの基本の使い方、茹で方やおすすめの食材、保存方法についてお話しします。
マカロニの茹で方
マカロニの茹で時間はあくまで大人用。離乳食に使う時は袋の表示の2倍を目安に湯がきます。茹でるときは、大人は塩を入れることもありますが、離乳食には塩なしでゆでます。茹でた後に細かく刻むのは、なかなか手間がかかりますので、乾燥している時に細かく砕いてから湯がいてもOKです。その際の茹で時間は、
マカロニと合わせるおすすめ食材
マカロニはさまざまな食材と合わせて美味しいです。
肉魚は、鶏肉や鮭、しらす、ツナなど。
野菜は、ブロッコリー、トマト、玉ねぎ、にんじん、ほうれん草、コーンなど。
かぼちゃやきな粉を使えばおやつにもなります。
茹でたマカロニの保存方法
茹でたマカロニは、1回分を小分けして容器に入れ冷凍、冷蔵保存できます。
冷蔵保存のポイント
冷蔵したマカロニは加熱してから与えます。また、2日以内に食べきるようにしましょう。
冷凍保存のポイント
冷凍したマカロニはもう一度茹でるとよりおいしく仕上がります。また、1週間以内に食べきるようにしましょう。
離乳食の時期別おすすめマカロニレシピ
離乳食中期 かぼちゃのマカロニグラタン
材料
マカロニ(ゆでたもの) 30g
かぼちゃ 15g
牛乳 20ml
カッテージチーズ 5g
作り方
1.茹でたマカロニを小さく刻む。かぼちゃは、皮、種、ワタを取り除き1㎝幅に切る
2.かぼちゃをお湯で湯がいて軟らかくなったら取り出し細かくつぶす。
3.器に、2、マカロニ、牛乳、カッテージチーズを入れ混ぜ合わせ、トースターで3分温める
離乳食後期 マカロニトマトサラダ
材料
マカロニ(ゆでたもの) 30g
トマト 10g
卵 15g
ヨーグルト 10g
作り方
1.茹でたマカロニを5㎜に切る。トマトは茹でて皮と種を取り除き5㎜に切る。卵は固ゆで卵にして5㎜に切る。
2.1とヨーグルトを和える
離乳食完了期 マカロニきなこ
材料
マカロニ(ゆでたもの) 30~40g
きな粉 小さじ1
きび砂糖 小さじ1/4
作り方
1.マカロニを表示の倍の時間ゆがいて湯切りする
2.きな粉ときび砂糖と混ぜ合わせる
離乳食完了期 マカロニ青のり
材料
マカロニ(ゆでたもの) 30~40g
青海苔 適量
しらす 5g
作り方
1.マカロニを表示の2倍の時間ゆがいて湯切りする。しらすは湯がいて塩抜きする
2.1と青のりと混ぜ合わせる
普段の離乳食にマカロニも取り入れて、いろいろな味や食感を楽しんでください!

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在15歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、22年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する和の離乳食パクパクセミナー、離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで4000人が受講。