【初詣の正しいやり方】神社とお寺で違う!お参りするときの作法やマナー、参拝での願い事の仕方

新しい年を迎えると、神社やお寺で参拝をする「初詣」の正しいやり方をご存知ですか? 当記事では、初詣にはどんな意味や効果があるのか、また、初詣でお参りするときの作法やマナーについて、神社編とお寺編のそれぞれで確認しましょう。また、初詣の願い事のやり方についてもご紹介します。

初詣参拝の正しいやり方をご存じですか?

せっかく初詣に行くのなら、その年に叶えたいことを願いたいもの。そのためにも、正しい参拝のやり方を知っておきませんか? 新年に身も心も清め、心を込めてお祈りをしましょう。

初詣とは

初詣にはどのような目的があるのでしょうか。「なんとなく毎年出かけていただけ……」という方は、まず、初詣にどんな意味や由来があるのかチェックしてみましょう。

意味や由来、効果

初詣は、新しい年の健康や平安を願って神社や寺院を参拝すること。その由来は平安時代にまでさかのぼります。初詣のさらに詳しい由来や効果については、下記記事を参考にしてください。

初詣はいつまでに行くべき?参拝にふさわしい期間と時間、1月中に行けなかった場合は?
新年に神社や寺院でお参りする初詣は、いつまでに行けばいいものなのでしょうか? そこで、当記事では、初詣の意味や習わし・行事を...

初詣のお参りの作法・マナー

神社や寺院は、長い歴史の中で人々に大切に守られてきた場所。そんな神聖なところだからこそ、きちんとしたマナーと作法を守って、丁寧にお参りすることが大切です。

初詣に行く期間や時間

初詣は新年に行うものですが、いつまでに行うべきものなのでしょうか?  初詣に行くべき期間と時間については、こちらの記事でご確認ください。

初詣はいつまでに行くべき?参拝にふさわしい期間と時間、1月中に行けなかった場合は?
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服装

お宮参りや七五三など、改まった場面で神社や寺院を訪れるときは、正装が基本。男性ならネクタイを身に着けてスーツを着用し、女性はそれと同等の服装を選びます。初詣は正月休みの期間に出かける方が多いため、そこまで身を整える必要はないかもしれませんが、軽装になりすぎないように注意しましょう。

お賽銭(お金)の金額

初詣のお賽銭は、つい「金額が高いほど願いが叶いそう」と思いがち。しかし、お賽銭は日頃の感謝の気持ちを込めて神社に納めるお金です。金額がいくらであっても、放り込んだり投げたりせず、感謝の気持ちを込めて丁寧にお賽銭箱に入れましょう。

また、お賽銭の金額については、3,000人以上に行われたアンケートで、「100円」と答えた人が最も多く33.7%、次いで「5円」(18.9%)「10円」(12.5%)でした。

「お寺・神社」に関するアンケート(ネットリサーチDIMSDRIVE

初詣参拝は神社?お寺?

初詣は神社や寺院の両方で行われており、どちらに出かけてもかまいません。神社は神様が、お寺は仏様がまつられている場所。昔は、吉方位となる恵方の方角にある社寺を選んで参拝していたとも言われています。初詣では、神社とお寺のどちらかにあまりこだわる必要はないのかもしれません。

【神社編】初詣のお参りのやり方

【神社編】初詣のお参りのやり方
【神社編】初詣のお参りのやり方

 

神社とお寺では、参拝のやり方が異なります。ここでは神社での参拝方法から順にご紹介しましょう。

参拝の手順1:鳥居をくぐる

神社にある鳥居は、聖域と外界を区別する境界線の役割があります。鳥居をくぐる前に、衣服と心を整えてから、厳かな気持ちで進んでいきましょう。参道は神様のための道のため、参道の真ん中は歩かず端の方を歩いていきます。

参拝の手順2:手水をとる

神社には「手水舎(てみずや、ちょうずや、てみずしゃ)」と呼ばれ、手や口を清める場所があります。参拝の前に、まずここで心身を清めます。

手水のやり方は、次の通りです。
(1)右手でひしゃくを持って左手を清める。
(2)次にひしゃくを持ち替えて右手を清める。
(3)再びひしゃくを右手で持ち、左の手のひらで水を受けて、口をすすぐ。
(4)最後に左手を再び清める。
(5)ひしゃくを元の場所にふせて置く。

※(3)では、ひしゃくに直接口をつけないよう注意しましょう。

参拝の手順3:神前へ進む

手水をとったら、参道を通りご神前に進みます。

参拝の手順4:賽銭箱の前で会釈をする

賽銭箱の前に立ったら軽く会釈して、賽銭箱にお賽銭を入れます。

参拝の手順5:拝礼する

参拝では「二礼二拍手一礼」のやり方が基本。まず2回深いお辞儀を行い、次に両手で2回パンパンと手を打ち、両手を合わせたままお祈りをします。最後に手をおろし、再び1回深いお辞儀をして終了です。

【神社編】初詣の願い事の仕方

神前の前に立ち、両手を合わせてお願い事をするときにも、ただ闇雲に「●●できますように」などとお祈りするのではなく、正しいやり方があります。

願い事の仕方1:自分の名前と住所を伝える

まずは、自分の名前と住所を述べて、自分がどこの誰だか明らかにすることがマナーです。

願い事の仕方2:前年について報告し感謝を伝える

次に「昨年はありがとうございました」などと、前年の出来事を報告して感謝を伝えます。

願い事の仕方3:新年の願い事を伝える

その上で初めて、新しい年の願い事やご利益を祈願します。

神社の夢を見たときは?

ちなみに、夢の中に神社が出てきたら、夢占いでは吉夢として考えられます。近い将来良い出来事が起こるか、長年苦労してきたことが認められたりするかもしれません。神社に参拝する夢も、運気アップにつながる夢と考えられています。あくまでも参考程度ではありますが、そんな夢診断を楽しんでもいいかもしれませんね。

【神社編】初詣の注意点

神社に初詣に出かけたときに、注意しておくべきことがいくつかあります。

注意点1:願い事はいくつも欲張らない

初詣では、家族のこと、健康のこと、仕事のこと、恋愛のこと……と、アレもコレも欲張ってお祈りしたくなります。でも願い事は1つが基本。大切な1つの願い事を、心を込めてお祈りしましょう。

注意点2:食べ物を持ったまま境内に入らない

例年の初詣では、参道に露店や屋台が出て、さまざまな食べ物や飲み物が販売されていることがあります。しかし本来、神社はとても神聖な場所。食べ物や飲み物を持ったまま境内に進んで参拝することは失礼にあたりますから、控えましょう。

注意点3:写真を撮るときは神様に断りを入れてから

神社にはパワースポットと呼ばれる場所もあり、記念のために写真を撮ることがあるかもしれません。しかし、神様がまつられている場所ですから、カメラを向ける前に心の中で「写真を撮らせてください」と断りを入れるといいかもしれませんね。

【お寺編】初詣のお参りの仕方

お寺に初詣に行く場合は、次の手順で参拝しましょう。神社での参拝と同じ部分もありますが。一部異なる部分がありますので、注意してみてください。

参拝の手順1:一礼してから山門をくぐる

山門は、神社の鳥居と同じように、神聖な領域への入口となります。一礼して心を整えてから山門をくぐります。また山門の敷居は、足で踏まずまたぐようにしましょう。お寺の参道は、神社とは異なり、どこを歩いても良いとされています。

参拝の手順2:手水をとる

手水舎で、手や口を清めます。このときのやり方は、神社の場合と同じで、(1)左手(2)右手(3)口 の順に行います。

参拝の手順3:常香炉で体を清める

お寺には、「常香炉(じょうこうろ)」と呼ばれる、大きな香炉が設置されているところもあります。この煙を体にあてるようにすることで、体を清めることができます。病気やケガなどをしている場合は、悪い部分に煙をあてると良くなるとも言われています。

参拝の手順4:お賽銭を入れ、鐘を鳴らす

心身を清めたらお堂に進み、まずはお賽銭を丁寧に入れます。鐘がある場合は、お賽銭を入れた後に鐘を鳴らします。

参拝の手順5:お祈りする

まず一礼してから、心静かにお祈りを行います。お祈りが終わったら、深く一礼をして終わりです。

願い事の仕方

神社では、手をパンパンとたたいて音を出さず、静かに両手をあわせて合掌するだけです。

注意点

寺院の参拝で気を付けたいのは、お祈りするときに手をたたかないこと。神社では2回パンパンと手をたたいてからお祈りしますが、寺院では静かに合掌します。寺院でパンパンと手を鳴らしていると、マナーや作法を知らない人と見られてしまいます。

初詣のやり方には気持ちを込めて

神社や寺院での参拝には、これまでの感謝を伝えて祈願する純粋な気持ちが大切でしょう。初詣は、謙虚で厳かな気持ちで訪れることがいちばん。初詣にお出掛けする前に、参拝のやり方や手順をチェックしておくといいですね。

今年もコロナ禍により、神社や寺院によっては例年の手順や順路とはちがう参拝方法をとっている場合もありますので、上で紹介したとおりの参拝とはならない場合もあります。その場合にはそれぞれの寺社の方針や誘導に従ってください。

文・構成/HugKum編集部

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