泥団子ってどんなもの?
作り始めれば、子どものみならず大人も夢中になってしまう泥団子。そもそも泥団子とは、一体どんなものなのでしょう? ここでは、泥団子の基本情報をはじめ、泥団子を作るために必要な材料、磨くと光る理由などをご紹介します。
泥団子とは
泥団子とは、泥を丸めて作った玉のことです。泥遊びのひとつであり、丸めた泥に粒子の細かい砂をまぶし、カチカチに固めたり、ピカピカに磨いたりします。自分で作った泥団子の形や艶がきれいになればなるほど、愛着が湧いてくるようです。
身近にある材料でできる
泥団子は、身近にある材料で簡単に作ることができます。基本的には、土と水だけです。泥団子をピカピカに光らせたい場合、磨き用の布も準備しましょう。
磨くと光る
泥団子は、丁寧に磨くことで表面がピカピカに光る特徴を持っています。色付けすれば、美しい宝石のように見せることも難しくありません。驚くことに、きれいな泥団子は、フリーマーケットのサイトなどで売れることもあります。
泥団子はなぜ光る?
もともとは土と水だけで作った泥団子が光るのは、なぜなのでしょうか? 水分を含んだ土、いわゆる粘土の粒子は非常に細かくなっており、また、凹凸も少ない平べったいものです。そんな粘土の粒子は、押さえつけられることによりきれいに整列し、表面が滑らかになります。その結果、光が一定方向に反射し、光沢ができるのです。
つるピカの泥団子を作るコツ
ここからは、美しい光沢を持ったつるピカの泥団子の作り方やコツを見ていきましょう。しっかりとポイントを押さえておけば、誰でもきれいな泥団子を簡単に作れるようになります。
適した土を使う
つるピカの泥団子を上手に作るコツは、適した土を使うことです。落ち葉や木の枝、ゴミといった余計なものが混ざっていないサラサラの土を選んでください。土をふるいにかければ、不純物を取り除くことができます。
また、100均ショップに売っているキットや、のちにご紹介する通販キットなどを使ってみるのもよいでしょう。
乾燥時間と場所
泥団子を乾燥させるときにもコツがあります。それは乾燥させる時間と場所です。時間は30分~1時間程度が目安です。冬場は1時間半~2時間程度みておくといいでしょう。
また、急激に乾燥させると割れてしまうことがあります。場所には、風通しのよい日陰や屋内(冷房・扇風機の風があたる場所はNG)を選んでください。
根気よく磨く
丁寧に磨くことも、つるピカの泥団子を作るコツのひとつです。ポイントは、やさしく根気よく時間をかけて磨くこと。仕上がりにムラがでないように軽く力を入れ、泥団子を回しながら均一に磨いてください。
光沢が出てきたら磨き用の布を使って磨くのですが、生地が固くて厚い雑巾などよりも、やわらかい古着やストッキングがおすすめです。
簡単! 泥団子を作ってみよう
誰でも簡単にできる泥団作りにチャレンジしてみましょう。GARAGE-MO1さんの動画を参考に、泥団子の材料と作り方をご紹介します。
材料
材料は、ごくシンプルなものばかりです。
1.土(ふるいにかけ、不純物を取り除き、土をサラサラの状態にする)
2.水(適量)
3.磨き用の布(いらなくなった古着やストッキングを利用する)
作り方
1.土に水を混ぜ、団子のように丸め、きれいに形を整える
2.焦らず、じっくりと常にコロコロさせながら、水分が抜けるのを1日半くらい根気よく待つ
※時間がかかるため、作業中に保管したい場合はラップにくるんで大きめのスポンジの上に置くとよい。大きめのスポンジは洗車用のくぼみがある物が使いやすい。
3.表面が硬くなってきたら土の粉をまぶし、手のひらで磨く(この工程を繰り返す)
4.仕上げに磨き用の布で磨いたら完成
教えてくれたのは…
GARAGE-MO1さん
GARAGE-MO1(ガレージ・モイチと読む)はガレージといっても車屋さんやバイク屋さんではなく、物造りや好きな物、アウトドア、などの動画をUPしている。
YouTube「GARAGE-MO1」
Instagram「garage_mo1」
泥団子の保存方法
長い時間をかけ、根気よく作る自分だけの泥団子。しかし途中で放置してしまえば、ピカピカの輝きを失ったり、ひび割れたりしてしまうものです。ここからは、せっかくの泥団子を大事に保存する方法をご紹介します。
表面が乾かないようにする
泥団子の表面が乾かないように注意しましょう。表面が乾燥しすぎるとピカピカに光らなくなったり、ひび割れの原因になるからです。ビニール袋に入れたり、ラップにくるむだけでも長い期間保存ができるようになります。
固いところに置かない
泥団子の表面が硬化する前は、その置き場所も大切なポイントになります。無造作に固い床やコンクリートの上へ置いてしまうと、型崩れの原因になってしまいます。泥団子の下にやわらかい布を敷くだけで、型崩れが防げます。
オイルや乾燥剤を使う
乾いた泥団子の表面に油性のオイルを塗れば、ひび割れを防ぐことができます。ポイントは、こまめに適量を毎日塗布することです。また、できあがった泥団子は乾燥剤を入れた桐箱や空き缶などに保管するとよいでしょう。
泥団子キットはどこに売ってる?
今は、泥団子を作るための材料がセットになった制作キットも販売されています。泥団子に最適なサラサラの土も入っているため、すぐに作ることが可能です。泥団子キットは、どこで手に入れられるでしょうか?
100均ショップ
泥団子キットは、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100均ショップで購入することができます。主に芯用土やさら粉などがセットになった、シンプルな商品が多いようです。
おもちゃ屋
トイザらスに代表されるおもちゃ屋でも、泥団子キットが販売されています。セット内容は、芯用土やさら粉の他にも、色粉やラメ、計量スプーンや台紙などが入っており、おもちゃ屋らしい豪華な制作キットもあります。
大型量販店
ホームセンターやショッピングモールといった大型量販店でも、泥団子キットを買うことができます。また、文房具店でも泥団子キットを取り扱っているところがあります。
泥団子キットのおすすめ
泥団子キットは、通販で購入することも可能です。ここからは、通販で買える泥団子キットのおすすめをご紹介します。シンプルなものから豪華なものまで、3種類の泥団子キットを厳選してみました。
「コロピカ どろだんご 制作キット ラメ入り」
砂と粘土を使い、転がすだけでピカピカに輝く泥団子が作れる「コロピカどろだんご制作キット」です。キラキラのラメが入った泥団子も作ることが可能。直径約60㎜なら1個、直径約50㎜なら2個、直径約40㎜なら4個の泥団子制作ができます。
「ひかるどろだんご 簡単制作キット」
水だけ準備すれば、誰でも簡単に泥団子を作ることができる「ひかるどろだんご簡単制作キット」です。コロコロと転がせば転がすほど、つるつるピカピカに泥団子が光ります。泥団子に油性ペンで色を塗ったり、デザインを描くこともできるので、楽しみが広がります!
「おさるのジョージ ピカピカどろだんご てづくりキット」
ジョージのシールが2枚ついた「おさるのジョージ ピカピカどろだんご てづくりキット」です。団子の素を使って、コロコロときれいに丸めるだけ。あとは、よく磨いて付属の色付けシートで好きな色をつけていきます。粘土でできているので、子どもと一緒に大人も一緒に楽しめる制作キットです。
世界にひとつだけの泥団子を作ってみましょう!
土と水だけで誰でも簡単に作れる泥団子。手間や時間といった労力をかければかけるほど、自分の泥団子に愛着が湧いてきます。泥団子を作るコツは、適した土と気温や湿度、そして何よりも根気です。今では、泥団子を作るための制作キットも販売されています。キットを使えば、簡単に楽しめます。保管方法に注意しながら世界にひとつだけ、自分だけのツルピカ泥団子を作ってみましょう。
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文・構成/HugKum編集部