成功した節約術は?多くの家庭が子育てをきっかけに節約生活を経験!節約の基本とおすすめ家計簿アプリを紹介

子育て中は何かと出費がかさなり、将来のことを考えると少しでもお金は貯めておきたいもの。無理する節約は三日坊主で終わってしまうこともあり、節約を成功させるにはまずは継続することがカギです。

そこで今回は、子育て世代のママパパに節約について調査し、成功・失敗した節約術をそれぞれ教えてもらいました!節約をするときに気を付けるポイントや便利アプリといっしょにご紹介します。

節約は無理なく続けることから始めよう!

まずは、0~12歳のお子さんをもつママパパに今までに節約をしたことがあるか伺いました。

節約を始めるのはなぜ?節約のきっかけは?

Q.節約をしたことはありますか?

今回のアンケート結果からは、80パーセント以上の子育て世代のママパパが節約をしたことがあると回答し、多くの家庭で節約生活をしたことがあるとわかりました。節約といってもその度合いや方法はひとそれぞれ。独身時代とは違う生活となりお金に対してより向き合うことが多くなったことも一因と考えられます。では、節約を始めたきっかけを詳しくみていきましょう。

Q.節約を始めようと思ったきっかけをお聞かせください。

節約を始めた理由として、子供ができたことがきっかけという回答が多数みられました。子供の保育費や教育費にお金がかかるようになった、2人目ができてますますお金が必要になった、子供の将来のためなどの理由があげられました。なかには育休に入り、収入が減ったためという回答も。その他、無駄をなくすため、家の購入のため、将来への不安という回答も目立ちました。

「子供が増えるにつれて、おやつなど日々のちりつも出費が増えてきたので、できるところは節約しないと赤字生活になると感じたので。」(30代・静岡県・子ども3人)
「無駄な時間やお金を省いて豊かに暮らすため」(40代・東京都・子ども3人)
「仕事をしていない時期があり、収入はないのに出費だけが多くなり、貯金も減っていったため。」(30代・北海道・子ども1人)
「家を建てたのでローンや固定資産税がかかってくるので節約できるところは節約したいと思った」(30代・愛知県・子ども1人)
「この先経済状況がどうなるのかわからないので、節約できるところはしたいため」(30代・東京都・子ども1人)
「老後資金などに備えて」(40代・広島県・子ども1人)
「欲しい物が有ったので、楽しみとしてやっていた。」(40代・大阪府・子ども2人)
「家計がきついので」(40代・埼玉県・子ども3人)

節約の基本のポイント

節約といっても何から手を付けていいのかわからない人も多いのでは。節約を始める際におさえておきたいポイントをおさらいしていきましょう。

まずは固定費を見直そう

住居費、光熱費、保険代、携帯代など毎月変動することがない定額の費用を固定費といいます。節約を始めるにはまず固定費を見直すことがポイント。毎月の支出を減らすことにつながります。住居費の変更はすぐには難しいかもしれませんが、光熱費や携帯代、自宅のインターネットなどの通信代は、見直すことで毎月数百円~数千円は減らすことができる場合も。サブスクリプション費用や使っていない回線などうっかり解約し忘れたものはありませんか。銀行やクレジットカードから毎月引き落とされている項目をひとつひとつチェックしてみましょう。

食材と日用品の在庫管理は徹底的に

買いだめしておいた日用品や、まとめがいした冷蔵庫の食材はついつい忘れがちに。使わないまま何年も放置されていたり、賞味期限切れで捨ててしまうことも。冷蔵庫や在庫にあるものを書きだすだけでも、今必要なものとそうでないものの整理ができ、無駄な買い物をなくしてくれます。冷蔵庫にある食材で作れるレシピを教えてくれるアプリや賞味期限を管理してくれるアプリなどを上手に使って無駄を省いていきましょう。

子供とのおでかけで計画性のない出費に注意

子供とおでかけするとついついお財布が緩んでしまっていることも。ちょっとそこまでのお散歩でもスナックやシャボン玉、自動販売機で飲み物買うことが多くなり計画性のない日々の小さな買い物がいつの間にか増えていることも。しっかりと娯楽費として使える予算を毎月決めて使い過ぎのないように注意しましょう。

効果あり!ママパパが実践している節約術

実際に試してみた節約方法で効果があったものをママパパに教えてもらいました。それぞれの節約術を参考にして長続きする効果的な節約生活を目指しましょう。

携帯料金の見直し

携帯代を見直すことで毎月の出費を大幅にそして確実に削減することができたという声がちらほら。もはや携帯電話はひとり1台、子供にも持たせている家庭もめずしくないようになり、携帯代は毎月の欠かせない固定費となっている家庭がほとんどです。携帯電話のデータ通信料は容量別に価格設定されている会社が多く、毎月どれくらい自分はデータ通信を使っているのか調べて、適した料金プランを選べているかもう一度見直してみましょう。さらに、家族割引や自宅のインターネットの同時契約割引などがあるか各社でで比較してみるのもおすすめです。

「料金プランを変えることで月3000円くらい通信料が減った。」(50代・兵庫県・子ども1人)
「月々のスマホ代が3000円くらい安くなった。」(40代・広島県・子ども1人)

家計簿をつける

日々の出費を細かく書き留めておくと、毎月何にどれだけお金を使っているのか見えてきます。家計簿をつけることで、無駄な出費を抑えられるようになり、毎月の黒字が目に見えてわかるので節約にやりがいを感じるようになることも。楽しく節約ができると継続もしやすいので、節約を始めるときはまず家計簿をつけてみることもおすすめなようですね。

「日頃何にどれだけ使っているかわかるので、必要のない物を買わないように気をつけるようになった」(30代・静岡県・子ども2人)
「心配症の私は、買い込みをしてしまうので、家計簿に買わなくて良かったものを反省点として書き出したのが良かったです。店先で買った方が良いか迷った時、買わなくても何とかなると思えるようになりました。」(30代・新潟県・子ども1人)

車を使う回数を減らす、持たない

車は維持費だけでもお金がかかりガソリン代だけでなく保険代や税金、駐車場代などもかかってきます。車は節約のため持たない、もしくはなるべく使う回数を減らしガソリン代をうかすようにしているというママパパの声もありました。

「車のガソリン代で一回5000円消えていたので、5000円を払うスパンが長くなり、節約できているなと感じた。」(30代・静岡県・子ども3人)
「5万ぐらい浮くと思う 駐車場代や車検代など」(40代・東京都・子ども2人)

先取り貯金や財形貯金

給与から一定の金額が天引きされ自動的にお金が貯められる貯金方法を使っているママパパも多いようです。強制的にお金が貯められるので気付かないうちにお金が貯まっていたなんてことも。自分でお金をやりくりするのが苦手でもこの方法なら確実にお金を貯めていけそうですね。

「コツコツ貯められる」(40代・兵庫県・子ども2人)
「強制的に天引きされるのが良い」(40代・京都府・子ども4人)

ポイントを活用する

普段よく使うスーパーやネットショッピングでポイントを上手に貯めてお得にお買い物をするように心がけているママパパも。ポイントは知らないうちに有効期限が切れてしまいがちなので、早めに使っておく方がいい場合も。旅行で貯まったマイレージは楽天やアマゾンといったネットショッピングで手軽に使えるポイントに交換できる場合があり、有効的に活用したいですね。

「費用負担が減ったり、お得に買い物ができるようになった」(30代・大阪府・子ども1人)

底値を覚える

食品や日用品は一番安くなった時の値段をそれぞれ把握しておくと節約につながるという声も。一番安くなったセールの時にいくつか買い置きしておき、通常の値段では買わないようにすると毎月の家計簿に大きな差がでてくるようですね。

「よく買う食品、日用品の底値を覚えておく。もしくは底値帳を作る。 買物の時に底値を参考に買い物するようにする。 調味料は切らす前に底値の時に買い置きしておけば、うっかり切らして慌てて通常の値段で買う事も防げます。 底値で買って冷凍する。 毎月かなりの節約になります。 毎月締めの日に目に見えて貯まるのが確認できるので、やりがいがある。習慣になっています。」(40代・東京都・子ども3人)

生活の見直し

生活自体を見直し、無駄を一切なくすよう日々努力を続けることで少しずつお金を貯めたという口コミも。日々の節約でコツコツ長く続けていくことが大切なようですね。

「今までの生活を見直し、無駄だと思うことはやらないこと」(20代・福岡県・子ども1人)
「日々の節制。少しずつ貯金することができた」(50代・埼玉県・子ども1人)
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あまり効果なかった節約方法は?

では、あまり効果がなかったと感じた節約方法を教えてもらいました。無駄を省こうとして結果的に無駄を招いてしまったなんてことがないように気を付けるべきポイントをみていきましょう。

特売日の買いだめ

特売品だからといって飛びつかず、実際に必要かどうか見極めることが大切なようです。結局買いすぎてしまい、破棄してしまう破目になったことが多くありませんか。安いから買うという考えを捨てて、計画性のある買い物をするように心がけましょう。

「子どもなどがいると余計なものまで買うようだから」(30代・埼玉県・子ども2人)
「結局買いすぎてしまう。」(40代・千葉県・子ども2人)

光熱費の削減

特に家族の人数が多いと節約に対する価値観もそれぞれにズレが生じ、それが原因でもめ事になることもあるようです。結局光熱費を削減しようとひとりで励んでいても長続きせずに失敗して終わったケースや、電気をこまめに消しても電気代に変化がなかったという意見もありました。

「家族が多いとそれぞれ節約の意見が違い、例えばトイレの水を節約したらキレイにながれておらず、汚いと喧嘩になり、なんやかんや大変です。」(30代・長崎県・子ども3人)
「電気をこまめに消す。電気代に変化が無かった」(40代・熊本県・子ども2人)

家計を締めすぎる

家計を締めすぎてしまうと長続きしない、もしくはストレスとなってしまうことも。なんでもやりすぎは禁物なようですね。

「初めの頃は、ガチガチに家計を締めすぎて節約してはストレスで爆発して使ってしまうを繰り返していた」(40代・愛知県・子ども1人)
「結局続かない。長続きする方法が一番。」(30代・愛知県・子ども2人)

食材を育てる

家庭菜園やハーブ栽培を節約のために始めたけど、失敗に終わったというケースも。お手入れにお金がかかり世話も大変なので節約どころか結局無駄な投資となって終わってしまうこともあるようです。

「結局のところ、肥料や虫よけやら水やらお手入れが大変でした。」(40代・東京都・子ども3人)
「野菜が高いのでかかる出費が増えてしまった」(30代・茨城県・子ども2人)

ポイントをむやみに貯める

ポイントを貯めたい一心で、無駄に買い物をしてしまい逆に出費が増えたというケースもあるようです。ポイントが倍の日だからといって、計画性のない買い物をするのは避けたいですね。

「必要のない買い物をするようになった」(50代・大阪府・子ども3人)

余ったお金を貯金する

毎月余ったお金は貯金に回そうと考えていてもそう簡単にお金は余らないもの。そんな場合は、先取り貯金の方が現実的な貯金方法のようですね。

「余らないので、貯まらない。」(30代・岐阜県・子ども2人)

節約に役立つおすすめアプリ

節約をするために便利なアプリを教えてもらいました。簡単に家計の管理ができる人気アプリを使って成功する節約術を身につけましょう。

マネーフォワード

家計簿アプリでも特に人気な「マネーフォワード」は、このアプリひとつで毎日のお金の動きがすべて見えるようになるのが特徴的。普段使っている銀行のお金の出入りやクレジットカードの使用、毎日の支出などすべてのお金の動きが確認できます。クレジットカードの使い過ぎも教えてくれるので、うっかりお金を使いすぎてしまう事も防いでくれます。

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「今の銀行預金残高がリアルタイムでわかる。」(30代・東京都・子ども1人)
「家計簿アプリで一番気が利いてて見やすく、使いやすかったです。」(30代・愛知県・子ども1人)

Zaim

日々の家計簿に加えライフプランの見直しまで分析してくれる優秀アプリ。銀行やクレジットカード連携でお金の動きをしっかり管理し、ひと目でわかりやすいようにグラフで家計分析もやってくれます。将来の資産グラフを自動で作ってくれたり、貯金額の見直しをアドバイスをしてくれ人生プランまでもお助けしてくれます。

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「前年の様子と比べることができたり、収支の管理がしやすい」(40代・福岡県・子ども3人)
「家計簿はzaimにして入力や共有の手間が減る。データを抜いて分析だけpcを利用している」(30代・愛知県・子ども2人)

かけ~ぼ

シンプルな機能でわかりやすく家計を管理してくれる「かけ~ぼ」は、使いやすいと評判で長年このアプリを愛用しているユーザーも多いようです。毎日続けられるように、簡単入力で収支分析や予算管理を行ってくれます。

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「支出と収入の管理が完璧にできる。楽しい。」(40代・広島県・子ども1人)

まずは家計簿をつけて毎月の支出の見直しからはじめましょう

ママパパたちが実践して成功した節約術をみていくと、生活を見直していくことが節約の第一歩であることがわかりました。買いだめやポイントを貯めることを意識しているだけでは逆に無駄につながる恐れもあり危険な場合も。一方、携帯代の見直しや家計簿をつけてお金の動きを見えるようにするだけでぐんと節約の効果が上がることもわかりました。家計簿アプリを有効に使って、楽しみながら節約生活を続けていきましょう!

文・構成/HugKum編集部

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