赤ちゃんの外食デビューはいつから? 離乳食はどうする? 事前準備は? 注意点や便利グッズをチェック【助産師監修】

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赤ちゃんと一緒に外出できるようになると、次は外食デビューしたいと思うママパパも多いのではないでしょうか。赤ちゃんはいつから外食デビューできるのでしょうか。今回は、赤ちゃんとの外食のお店選びポイント、赤ちゃんとの外食で気をつけること、赤ちゃんには何を食べさせる?など、赤ちゃんとの外食について解説します。さらに、こんなときはどうすればいいのか、外食を成功させるためのポイント、便利アイテムやグッズを紹介します。

※この記事では、コロナ禍での自治体要請や特別な宣言が発令されていない状況下を想定しています。

赤ちゃんの外食デビューはいつから?

赤ちゃんの外食デビューはいつ頃から可能なのでしょうか。まずは赤ちゃんの外食デビューの時期について考えてみたいと思います。

1ヶ月健診が終わったら

一般的に、赤ちゃんとのお出かけの目安は1ヶ月健診が終わったらと言われています。1ヶ月健診が終わる前の「新生児」と呼ばれる赤ちゃんは、免疫力も弱く、病気にかかりやすい状態です。また、ママの体調も出産前の状態に戻っていないことも多いため、1ヶ月健診までは無理しない方が良いと言えます。

1ヶ月健診が終わったら、まずは近所の散歩やお使いなどで外気に触れることに慣らしていきましょう。

首がすわってベビーカーに慣れたら

首がすわるとベビーカーに乗せて外出できるようになります。抱っこ紐での外出も便利ですが、赤ちゃんを抱えたまま食事することになってしまい、ゆっくり食事ができないこともあります。お店の広さにもよりますが、ベビーカーに乗せたまま食事ができると、赤ちゃんが寝てしまった場合も安心です。

離乳食を食べるようになったら

5〜6ヶ月頃を過ぎると、赤ちゃんは離乳食が始まります。最初のうちは1日1回なので時間にも余裕があり外食でもママパパはゆっくり自分の食事ができます。

2回食になると、食べられるものや食事の時間がずれないかなどの注意が必要になりますが、離乳食の持ち込みが可能なお店を選べば外食を楽しめるようになります。

腰がすわったら

腰がすわると子ども用の椅子に座らせることができるので、ママパパも赤ちゃんから手を放して食べられるようになります。座敷や個室を選べば、寝かせておいたり、自由に遊ばせることができるので、ゆっくり食事を楽しむことができます。

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赤ちゃんとの外食のお店選びポイント

赤ちゃんを連れて外食する場合、お店選びにはどんなことを注意すればよいでしょうか。赤ちゃんとの外食でのお店選びのポイントを紹介します。

赤ちゃん連れで入店できるか

高級レストランや料亭など、お店によっては赤ちゃん連れでの入店を断られる場合もあります。お宮参りやお祝いの会食などで外食をする場合は、あらかじめ赤ちゃん連れでの入店が可能か確認しておきましょう。

ベビーカーで入店できるか

赤ちゃんとの外食では、ベビーカーで入店できるかどうかが重要です。お店に向かう途中で寝てしまった場合、ベビーカーがあれば起こさずに寝せておくことができます。また、ベビーチェアや子ども用の椅子がない場合でも、ベビーカーに乗せて食事ができるので便利です。

おむつ交換や授乳ができるか

おむつを頻繁に変える小さな赤ちゃんを連れて外食する場合、おむつ交換や授乳ができるかも重要なポイントです。

母乳で育てている場合、授乳ケープがあれば対応は可能ですが、周囲の人の目が気になったり、周りがうるさくて赤ちゃんが落ち着いて母乳を飲めない場合もあり、専用スペースがあると安心です。

離乳食を持ち込めるか

離乳食が始まった赤ちゃんと外食する場合は、離乳食を持ち込めるお店を選んだほうが良いでしょう。

子ども連れで入店可能なお店の場合、子ども向けメニューが用意されているお店は多いですが、離乳食まで用意しているお店は多くありません。ベビーフードやお菓子など、赤ちゃんが食べ慣れているものを用意すれば、食べている間は静かにしていてくれるのでおすすめです。

座敷があるか

座敷があるお店は赤ちゃんとの外食におすすめです。座敷があれば、ねんね期の赤ちゃんは、ママパパが食事している間に寝かせておくことができます。ハイハイを始めた場合も、座敷では動くことができるので赤ちゃんも快適に過ごすことができます。

ただし、掘りごたつや段差がある場合は、落ちてしまうことも考えられるので目を離さないようにしてください。

※ここでは、コロナ禍ではない通常時を想定しています。コロナ禍では通常とはちがう営業形態の場合もありますので、各飲食店の営業状況や店内環境を確認してください。

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赤ちゃんとの外食で気をつけること

赤ちゃんとの外食を楽しむには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。赤ちゃんとの外食で気をつけることを紹介します。

焼肉や鍋料理などは避ける

焼肉や鍋料理など、テーブルで火を使うものや、油がはねたりするものはやけどの恐れあるので、避けてください。動き出せるようになると、テーブルの上に興味を持ち、いきなり手を出して触ってしまうこともあります。

どうしても焼肉や鍋料理を食べたい場合は、ねんね期のうちに行くことがおすすめです。

椅子からの転落に注意

赤ちゃん用の椅子があるお店でも、他のお客さんが使っている場合もあり、大人と同じ椅子に座わらせなければならないこともあります。

また、椅子があってもベルトが付いていないと落下する恐れや立ち上がってしまうこともあるので注意が必要です。

夜は早めの時間に来店

赤ちゃんとの外食は、時間帯にも注意が必要です。特に、夜は赤ちゃんも眠くなり、ぐずりやすくなるため、ハードルが高いでしょう。赤ちゃんとの外食は、夜ではなく、お昼の外食から始めてみましょう。

※ここでは、コロナ禍ではない通常時を想定しています。コロナ禍では各自治体の要請や注意事項をふまえて行動してください。

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赤ちゃんには何を食べさせる?

赤ちゃんと外食で、赤ちゃんには何を食べさせればよいのでしょうか。

ミルク・母乳

ミルク育児の場合、外食の時間と重なる場合は粉ミルクとお湯を持参しましょう。お店でお湯をもらえる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。母乳育児の場合授乳室を利用したり、授乳ケープをして母乳をあげましょう。

ベビーフード

離乳食が始まった赤ちゃんには、ペースト状などのやわらかい食べ物を食べさせます。ベビーフードがメニューにあるところもありますが、ない場合は持参すると安心です。

大人のメニューを取り分ける

離乳食が進み、食べられるものが増えたら、うどん、雑炊、煮物、豆腐などを大人のメニューから取り分けましょう。大人のメニューは、味付けが濃いものが多いので塩分や脂質には注意が必要です。

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赤ちゃんとの外食、こんなときはどうすればいい?

赤ちゃんとの外食では、思わぬトラブルが起こることもあります。その場合は、どうやって対処すればよいでしょうか。

泣く・ぐずる

時間によっては赤ちゃんの機嫌が悪くなり、泣いたり、ぐずることもあります。その場合は、持参したおもちゃや本などで子どもと遊んだり、抱っこしてあやしましょう。また、外の空気に触れることも気分転換になるので、どうしても泣き止まないときはお店の外に出てみましょう。

こぼす・汚す

食べ物をこぼしてしまったり、汚してしまったときのために、エプロンや着替えを準備しておくと良いでしょう。ウエットティッシュも持参しておくと机や床の掃除に使え、便利です。テーブルの下などを汚してしまった場合は、まずはお店の方に相談してください。

うんち・嘔吐

赤ちゃんとの外出では、うんちや嘔吐など、急激な体調変化や予期せぬことが起こることもあります。席でのおむつ替えや着替えは、衛生的にも問題があるので、おむつ替えスペースや授乳室に移動しましょう。おむつ替えできる場所がない場合は、お店の方に相談してください。

その他

赤ちゃんとの外食は荷物が増える、ママパパがゆっくり食べられない、メニュー選びに困るなど、いろいろなハードルがあるので、慣れるまでは大人が複数いるときがおすすめです。

赤ちゃんとの外食を成功させるために

赤ちゃんとの外食を成功させるポイントを紹介します。

近場のお店を選ぶ

外食デビューのお店は、家から近くのお店を選びましょう。赤ちゃんのお昼寝中にささっと行って食べられたり、赤ちゃんがぐずってしまった場合や急な体調の変化など思わぬトラブルでもすぐに帰宅できます。

お気に入りのおもちゃを持っていく

赤ちゃんとの外食では、あやしたり、抱っこしていると、ママはゆっくり食事をすることができません。普段の外出と同様に、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃ、絵本やシールブックなどを用意しておきましょう。

ただし、音が出るおもちゃは周りの人の迷惑になるので避けたほうが良いでしょう。

家を出る前にある程度お腹を満たす

赤ちゃんはお腹がすくと泣いたり、ぐずり出してしまいます。食事中にぐずってしまわないように、家を出る前にある程度お腹を満たしておくとよいでしょう。

着替えを持っていく

赤ちゃんは洋服が汚れたり濡れたりすると、不快になり機嫌が悪くなります。食べ物をこぼしてしまうこともあるので、肌着を含めて着替えを持っていきましょう。

冷めてもおいしく食べられるメニューを選ぶ

せっかく外食に来ても、赤ちゃんのお世話をしていてママパパの料理が冷めてしまうことがあります。外食に慣れていないうちは、冷めてもおいしく食べられるメニューを選ぶことがポイントです。

記事監修

Kawai
助産師・看護師・保育士
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

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赤ちゃん連れの外食に役立つ便利アイテム&グッズ

ここからは、HugKum編集部が選んだ、赤ちゃん連れの外食に役立つ便利アイテム&グッズを紹介します。

ウェットティッシュ「Super 手口まわりウェットティッシュ 90枚×16個」

水を99%使用、おむつ替えのお尻拭きとしてだけでなく、口の周りや手もしっかりふき取れるウエットティッシュです。200mm×130mmの大きなウエットティッシュが90枚入っているので、外出先でも安心してたっぷり使うことができます。

ベビー飲料「ピジョン ベビー麦茶 国産茶葉使用 125ml×3個パック×4個」

生後1か月後から飲める、国産大麦100%の麦茶です。苦みが少なくマイルドな味で飲みやすいのが特徴。常温保存でき、持ち運びに便利な紙パックなので外出時にぴったりです。

お食事エプロン「Hapipana ベビー使い捨てよだれかけ お食事エプロン」

荷物が多くなりがちの外食にぴったりの使い捨てお食事エプロンです。3層構造の防水加工で、食べこぼしやよだれから洋服を守ってくれます。1枚ずつ個別包装なので、清潔なまま持ち運ぶことができます。

ヌードルカッター「リッチェル Richell 調理用品 おでかけランチくん カッティングマッシャー(ケース付) 白」

麺を切るだけでなく、食べやすいように「つぶす」こともできる、ヌードルカッターです。少ない力でカットすることができ、作業もスムーズ。おでかけに便利なケース付きで、気軽に持ち歩くことができます。

椅子固定ベルト「日本エイテックス 【日本正規品】 キャリフリー チェアベルト ネイビー 01-069」

大人用の椅子に付けられる、お座りを助ける補助ベルトです。腰がすわった赤ちゃんから使えます。パパ・ママの腰に付けると、膝の上に座らせても両手が使えます。手洗いできるポリエステル素材で、軽くてコンパクトに持ち運べるのでお出かけに便利です。

‌赤ちゃんとの外食を楽しもう!‌

赤ちゃんとの外食デビューは、赤ちゃんがごきげんなときに、短時間から初めてみましょう。最初は無理をせず、まずはテイクアウトから始めてみるのもおすすめです。赤ちゃん連れでも大丈夫かが、授乳室があるかどうかなどを事前にチェックして、赤ちゃんの外食を楽しみましょう。

※コロナ禍では、各自治体の要請や注意事項をふまえて行動してください。

文・構成/HugKum編集部

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