【魚の冷凍保存】完全ガイド|生魚・干物・調理後… 状態別に冷凍の手順とポイントを指南

【1】たらとかぼちゃのフィッシュ&チップス

白身魚と野菜のフライコンビは、手軽におやつ気分で食べられて栄養バランスも◎!

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
生たら 3切
かぼちゃ 100g

【A】
天ぷら粉 大さじ4
水 大さじ4
しょう油 小さじ1/4

揚げ油 適量

◆作り方

【1】たらは皮をむいて骨を取り除き、ひと口大に切る。塩(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。
【2】かぼちゃはひと口大の薄切り(2mm程度)にする(スライサーを使うと便利)。
【3】耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、かぼちゃを重ならないように並べ、ラップをかけずに電子レンジで2分30秒ほど(600Wの場合)加熱する。
【4】ボウルに【A】を入れて混ぜる。
【5】揚げ油を170℃に熱し、【3】をカリッとするまで素揚げする。たらに【A】の衣をからめ、薄いきつね色になるまで揚げる。

教えてくれたのは


松尾みゆきさん

管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。

『めばえ』2018年7月号

【2】さばのおろし煮

さばを大根おろしでやさしい煮物に。大根おろしが消化をサポートしてくれ、根菜もたっぷりとれるやさしい味わい。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
生さば 3切れ(約210g)

【A】
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ1

かぼちゃ 60g
にんじん 3cm
れんこん 3cm
片栗粉 適量
揚げ油 適量

【B】
だし汁 1カップ
しょうゆ 大さじ2と1/2
みりん 大さじ2と1/2
大根おろし 2/3カップ

◆作り方

【1】さばは3cm幅のそぎ切りにし、皮と骨を除き、【A】で下味をつける。
【2】かぼちゃは5mm厚さ、にんじんとれんこんは3mm厚さの一口大に切る。れんこんは水にさらして水けを拭く。
【3】【1】、【2】に片栗粉をまぶし、中温(170℃)の油で4分ほど揚げる。
【4】鍋に【B】を入れて沸騰させ、【3】を加えて1~2分煮る。
*大人用にはおろししょうがを添えても。ぶり、鮭などでもおしくできます

教えてくれたのは


阪下千恵さん

栄養士。2人の女の子のママ。家族のために作り続けてきたという、おいしくて、栄養バランスもいいレシピが人気。

『ベビーブック』2012年1月号

【3】さけのポシェほうれん草バタ―ソース

ポシェは弱火でゆっくりゆでる調理法。やわらかい食感が絶品です。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
生さけ(切り身) 3切れ
ほうれん草 1把

【A】
鶏ガラスープの素 大さじ1
酒 大さじ2

バター 大さじ2
塩・しょうゆ 各少々

◆作り方

【1】鍋に湯(さけがつかるくらい)を沸かし、【A】を加えて弱火にし、さけを静かに入れて5分ゆで、火を止めてそのままおく。
【2】ほうれん草は塩ゆでし、刻んで水けを絞る。
【3】フライパンにバター、【2】のほうれん草、【1】のゆで汁80㏄、しょうゆを入れて熱し、よく混ぜる。
【4】器に【1】のさけを盛って、【3】のソースをかける。
*ゆでたにんじんを添えても。

教えてくれたのは


井澤由美子さん

料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。

『ベビーブック』2014年1月号

【4】あじの干物のオイル蒸し

フライパン蒸しで手軽にふっくら仕上げます。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
あじの干物 3尾
ブロッコリー 1株
赤パプリカ 1個
オリーブ油 大さじ3
塩 少々

◆作り方

【1】あじは頭や骨など硬い部分を除き、ブロッコリーは小房に分け、パプリカは薄い輪切りにする。
【2】耐熱皿に【1】を並べ、オリーブ油をかけ回し、野菜に塩をふる。
【3】フライパンに水2カップを入れ、【2】を皿ごと入れてふたをし、10分ほど蒸らす(途中、水がなくなったら足す)。
*耐熱皿の蒸し汁には魚のだしが出ているので、パンにつけて食べると美味!

教えてくれたのは


井澤由美子さん

料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。

『ベビーブック』2014年1月号

【5】さばと卵のそぼろ丼

さばの身をホロホロになるまで甘辛味で炒めて、卵と合わせて。さばが苦手な子でももりもり食べてくれるメニューです。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
さば(半身) 1切れ

【A】
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
砂糖 小さじ1

卵 2個
みりん 少々
ご飯 茶碗3杯

◆作り方

【1】さばはサッとゆでて、骨と皮を除き、粗くほぐし、小鍋に【A】とともに入れて、混ぜながらホロホロになるまで炒める。
【2】卵は割りほぐし、小鍋にみりんとともに入れて混ぜながら炒める。
【3】器にご飯を盛って、【1】と【2】をのせる。
*ゆでたさつまいもを添えても。

教えてくれたのは


井澤由美子さん

料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。

『ベビーブック』2014年1月号

【6】いわしハンバーグ

“開いたもの”を買ってくれば、とっても簡単。包丁でたたいて焼くと小骨はほとんど気になりません。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
いわし(開いたもの) 小8尾分(約350g)
【A】
塩 小さじ1/2
長いも(すりおろす) 100g
れんこん(すりおろし、水けをしぼる) 100g
長ねぎ(みじん切り) 1/3本(60g)

植物油 大さじ2
えのきたけ 1/2袋(50g)
しめじ 1/2袋(50g)
【B】
だし 1/2カップ
しょうゆ、みりん 各小さじ2

かたくり粉、水 各小さじ1

◆作り方

【1】いわしは尾を切り落として皮をはぎ、包丁で一口大に切ってから、細かくたたく。ボウルに入れ、【A】を加えて混ぜ、6等分して俵形に整える。
【2】フライパンに植物油を熱し、【1】を並べて両面をこんがりと焼き、器に盛る。
【3】えのきたけとしめじは石づきを除いて食べやすく切る。
【4】フライパンに【B】を入れて熱し、【3】を加えてきのこがしんなりするまで煮る。かたくり粉と水を混ぜて加え、とろみをつけ、【2】にかける。好みで大根おろしを添える。

◆ポイント

左右の手の親指を腹の中央あたりにぐっと差し込み、そのまま横に動かして皮をはぐ。初めてでもスルッと簡単!

包丁で小骨も一緒に細かく刻む。

教えてくれたのは


栗原友さん

料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。

『ベビーブック』2018年10月号

【7】白身魚とブロッコリーのパスタ

骨を除いたらフライパンで炒めてほぐすだけ!  パパッとできる、手軽なお魚パスタです

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
真だら(鯛、すずきなどでも) 2切れ(約350g)
塩 小さじ1/2
ブロッコリー(小房のみ) 120g
ショートパスタ 250g
植物油 大さじ2

◆作り方

【1】真だらは骨を除いて(鯛の炊き込みご飯のPoint参照)一口大に切り、塩を振る。ブロッコリーは小房をさらに小さく切る。
【2】ショートパスタは袋の表示時間どおりにゆで、ゆで上がる4分前にブロッコリーを加え、一緒にざるに上げる。
【3】フライパンに植物油を熱し、真だらを入れてほぐしながら炒める。【2】を加えて混ぜ合わせ、器に盛る。好みでエクストラ・バージン・オリーブ油や粉チーズを振っても。

◆ポイント

真だらは木べらでほぐしながら炒め、パスタになじむように細かくする。

教えてくれたのは


栗原友さん

料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。

『ベビーブック』2018年10月号

【8】かじきのカレークリームソース

ズッキーニは“ごく細”に切るのがポイント。スパイスの効いたソースが淡泊なお魚と好相性です。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
かじきまぐろ 3切れ(約360g)
ズッキーニ 1本(200g)
にんにく 1/2かけ(5g)
塩 小さじ1
小麦粉 小さじ2
植物油 大さじ2
カレー粉 小さじ1
生クリーム 1/4カップ

◆作り方

【1】かじきまぐろは子ども用は半分に切る。塩小さじ1/2を振り、魚焼きグリルで火が通るまで弱火でじっくり焼き、器に盛る。
【2】ズッキーニはせん切りにしてボウルに入れ、塩小さじ1/2を振り、小麦粉をまぶす。にんにくはみじん切りにする。
【3】フライパンに植物油とにんにくを入れて熱し、香りが出たらズッキーニ、カレー粉を加えて炒める。しんなりとしたら生クリームを加えて混ぜ、とろみがついたら【1】にかける。

◆ポイント

ズッキーニはごく細いせん切りにすると、ソースになじんで子どもも食べやすい。

教えてくれたのは


栗原友さん

料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。

『ベビーブック』2018年10月号

【9】白身魚のアクアパッツァ風

脂質や糖質ひかえめで、レンジで簡単にできるヘルシーなやわらか煮込み。

◆材料

(2~3人分)
白身魚(タラ、鯛、金目鯛など) 2切れ
あさり(砂抜きしたもの) 6~10粒
玉ねぎ 1/2個
トマト 1個
ブロッコリー 1/4株
塩 少々
【A】
水 大さじ2
酢 大さじ1/2
白ワイン(酒でも可) 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2

◆作り方

【1】魚の両面に塩をふり、出てきた水分をペーパーでふきとる。
【2】トマトとブロッコリーは小さめのひと口大に切る。玉ねぎはスライスする。
【3】耐熱皿に【2】を敷いて魚をのせ、周りにあさりを並べる。
【4】【A】を混ぜて【3】にふりかけ、ラップをして電子レンジで6分(600Wの場合)加熱する。

教えてくれたのは


りんひろこさん

料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。

『めばえ』2018年10月号

【10】鮭のちゃんちゃん焼き風煮込み鍋

北海道の名物づくしで栄養満点、体もぽかぽか!

◆材料

(2~3人分)
生鮭 2~3切れ(各3つに切る)
じゃがいも 2個(各1cm幅に切る)
もやし 1袋(あればひげ根を取る)
コーン 50g(冷凍や缶詰でも可)
バター 大さじ1
だし 500ml
【A】
みそ、酒 各大さじ3
みりん 大さじ2・1/2
砂糖 大さじ1

◆作り方

【1】【A】を混ぜ合わせておく。
【2】鍋にだしを入れ、鮭、じゃがいも、もやしを交互に入れていき、フタをして弱めの中火で5~6分煮る。コーン、【1】を加えて少し似て、最後にバターを入れて溶けたら混ぜる。

◆ポイント

合わせ調味料を作っておけば、鍋の味が一発で決まる。

教えてくれたのは


武蔵裕子さん

料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が作りやすい時短レシピを数多く提案している。

『めばえ』2019年2月号

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構成/HugKum編集部

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