こたえ
さくら餅は「何というサクラ」のでしょうか?
オオシマザクラ
さくら餅を包んでいるのは、白い花が咲く「オオシマザクラ」というサクラの葉の塩漬けです。
オオシマザクラの葉は柔らかく、香りが良いのが特徴。
葉は香りづけの他、乾燥を防ぐ役割も果たしています。
さて、皆さんがよく目にするサクラといえば「ソメイヨシノ」という薄いピンク色のサクラでしょう。
実は、「ソメイヨシノ」は、この「オオシマザクラ」と「エドヒガン」というサクラを掛け合わせてできたそうです!
「ソメイヨシノ」は、サクラの花が咲き始める日の観測にも使われているとか。
この他にも、濃い紅色の「ヒカンザクラ」や、黄緑色の「ギョイコウ」など、さまざまな種類のサクラがあります。
お花見にまつわることわざ
「花より団子」ということわざがあります。これは、花を見るより花見団子などのごちそうを食べる方に一生懸命になることを、からかったことわざです。
さくら餅を食べて、春の到来を感じよう
2021年の春も、お花見をしづらい状況が続いています。淋しいですが、おうちでさくら餅を食べることで春の到来を感じられたら良いですね。
次回もお楽しみに!
※当記事は、下記「きせつの図鑑」「日本大百科全書」を引用して紹介しております。
季節にまつわる一年の行事や暮らし、食べ物や自然など、
普段の生活から子どもたちの興味を引き出し、
無理なく知識へと育てる図鑑です!
文・構成/寒河江尚子 撮影/広瀬雅敏・朝倉秀之 イラスト/柿田ゆかり