結晶化を楽しむ宝石のお菓子や無重力パフェ、質量の違いがわかる層ドリンクなど…、理科実験のように科学の不思議を感じながら楽しくオシャレなお菓子を作る「サイエンススイーツ」が、パパやママ、子どもたちの間でも話題です。
そんな大人も子供も楽しめるサイエンススイーツの新しいレシピ本「魔法のおやつをめしあがれ」が発売中。連休のおうち時間を使って試したい、お子さんにおすすめレシピを著者の太田さちかさんに教えていただきました。
目次
親子に話題の♯サイエンススイーツ
どうしてサイエンススイーツに着目したの?
「サイエンススイーツは、おうちのキッチン周りにある『不思議』や『どうして?』『なぜ?』と思うポイントに注目をして、サイエンスのフィルターを通じて実験を交えながら楽しくお菓子を作り、最後は美味しく食べられるスイーツのことです。」
「食材ひとつとっても、どうしてこういう形になったのだろう?断面ってどうしてこんなに綺麗なんだろう?というように、よく観察することでレシピの裏側にあるサイエンスや自然界の素晴らしさに出会うことができます。キッチンという身近なところから不思議に興味をもって、観察をして掘り下げる、という楽しみにつながれば幸いです。」(太田さちか)
レシピ本「魔法のおやつをめしあがれ」
このレシピ本では、お菓子の世界の一番の不思議「どうして、ケーキは膨らむの?」 という疑問にはじまり、同じクッキーなのに食べた感じが違う… 、ゼリーにはいろんなキラキラがある… 、プリンはとろり派!固め派!… 、おもちって、のびて面白い…といった、子どもたちに人気のパンケーキ・クッキー・ゼリー・プリン・お餅をテーマに実験を交えながら掘り下げています。
そして、ちょっと面白い仕掛けを、あちこちにしのばせているのも見どころ。注射器を使ったり、水風船・ストローを使ったり、色が変わったり… 大人も子供も楽しめる本になっています。
2021年3月9日発売、B5変型版
本体価格1,500円(税込1,650円)
親子で作りたい!「水風船でつくる、水信玄餅」
Hugkum読者におすすめのレシピを教えていただきました!
「まんまるの形をした、見た目も美味しい水信玄餅。そもそも、球体を作ることはとても難しいこと。それを、圧力の働きを使って楽しく作れる、『水風船でつくる、水信玄餅』をレシピ本で紹介しています。100円ショップで揃う材料で作れるから、おうち時間も楽しく美味しくなること間違いなしです。ぜひ、この連休にお楽しみください。」(太田さちか)
サイエンススイーツを紹介してくれたのは、太田さちかさん
ケーキデザイナー、芸術教育士。パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、 ホテルリッツにある料理学校「エコール・ド・リッツ・エスコフィエ」で製菓 を学ぶ。京都芸術大学大学院では芸術について学び、芸術教育士として子ども とママのための製菓クラスやワークシ ョップ「My little days」を主宰。子 どもたちの興味や不思議などの感性に寄り添う独自の世界観を展開している。 そのかたわら、ウェディングやパーティー用のお菓子制作、雑誌やテレビ、 Web などで幅広く活躍。著書に『メレンゲのお菓子 パブロバ』(立東舎)、『不 思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ』(マイルスタッフ)がある。
著者Instagramには、いろんなサイエンススイーツ
太田さんのインスタグラムには、他にもサイエンススイーツが登場しています。おうち時間に、ぜひいろいろ試してみてくださいね!
<パリパリゼラチン>
ふやかした板ゼラチンの水気を絞って耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wに20秒加熱して溶かします。お好みの着色料を少量つけ、シルパットなどに広げて1日乾燥させます。ゼラチンに対する水分量が少なくなるだけで、パリパリで綺麗なゼラチンの完成!
<ベジタブルパピルス>
ピーラーで薄くスライスしたきゅうりを、クッキング用シートの上でカゴ網みにします。キッチンペーパーで挟み、上から押さえて水分をとばします。野菜の水分がなくなったら、まるで紙のようになります。フードペンでデコレーションも文字も書けるし、サラダラップにもできます。にんじんの皮など、フードロスを使ってリユースも!