人気のブラックサンダーシリーズに「ビッグサンダー」というお菓子があるのはご存じですか? ここでは、ビッグサンダーとブラックサンダーの違いやカロリー、歴史、おすすめの商品などを詳しくご紹介していきます。
目次
ビッグサンダーとブラックサンダーの違い
ビッグサンダーはブラックサンダーが大きくなったものではありません。
ブラックサンダーはココアクッキーとプレーンビスケットの2種をチョコレートでコーティングし、ザクザクとした食感が特徴です。それに対し、ビッグサンダーはサクサク食感のココアクッキーをチョコレートでコーティングし、シンプルで飽きの来ない美味しさを追求しています。
ビッグサンダーとブラックサンダーのカロリー
ビッグサンダーのカロリーは?
サンダー系お菓子の中で比較的大きなビッグサンダーは、カロリーが1枚(36g)当たり193kcalです。プレーンドーナツや今川焼と同じくらいのカロリーです。
ブラックサンダーミニバーのカロリーは?
ブラックサンダーミニバーのカロリーは1本(13g)当たり69kcal、ブラックサンダーのカロリーは1本(21g)当たり112kcalなので、ビッグサンダーは大きさもカロリーもBIGなことが分かります。
どちらも手軽にエネルギー補給できるので、ハードな運動の前や食事の時間が取れないときなどにも活用できます。
ブラックサンダーとビッグサンダーの歴史
ブラックサンダーは数々の話題とともに、売り上げを伸ばしてきました。最初の転機はベストセラー書籍にもなった「生協の白石さん」です。その後、体操の内村航平選手の好物として報道されたのはあまりにも有名です。安倍晋三元総理もSNSを通じて、好物だと発信したことがあります。
そして、ビッグサンダーも販売休止になったほど爆売れした時期があります。そんなブラックサンダーとビッグサンダーの歴史をご紹介していきます。
発売当初は苦戦していた
ブラックサンダーは1994年に有楽製菓豊橋工場で誕生しましたが、わずか2年後には販売不振で一次生産終了となってしまいました。
しかし、九州地区の一部の店舗から再販のリクエストがあったことから、1996年に九州地区限定で再度発売されました。この後、少しずつ口コミで広がり、生産を続けられるようになりました。
生協の白石さんで話題に
2000年代に入ると「おいしさイナズマ級!」や「若い女性に大ヒット中!」など、遊び心のあるキャッチコピーが登場します。低価格でボリュームがあることなどから、ターゲットを若者に絞り大学生協で販売を開始しました。これが転機となり、2004年には関西地区で徐々に人気が出始めます。2005年についに全国展開が決定しました。この年、ブラックサンダーミニバーも発売されています。2006年には「生協の白石さん」の元ブログで紹介され、話題になりました。BIGサンダー(現:ビッグサンダー)はこの年に発売された商品です。
東京農工大生協の「一言カード」のどんな要望でも誠実で機知に富んだ回答をする白石さんの心暖まるやりとりの記録をまとめた本。
体操の内村航平選手なしには語れない
体操の内村航平選手の好物として、ブラックサンダーを知った人も多いのではないでしょうか。内村航平選手と言えば、2008年に北京オリンピックで銀メダルを2つ獲得し、一躍時の人となりました。ブラックサンダーの人気もその盛り上がりとともに上昇し、爆発的な大ヒットを記録しました。全国的に品切れになるほどで、知名度もグッと上がりました。
2012年には2度目の大ブレイクがやってきます。ロンドンオリンピックで再び体操の内村航平選手が個人で金メダル、団体で銀メダルを獲得する大活躍を見せます。これとともに好物のブラックサンダーも再度メディアで取り上げられ、品切れが続きました。
ビッグサンダーが台湾で大人気に
2014年には台湾でビッグサンダーが爆発的にヒットしました。買占め騒動が起き、一時販売を休止するほどでした。
安定の人気に
2013年には初のバレンタインイベント「ブラックバレンタイン」を新宿駅で開催したり、2014年には東京駅で世界初の義理チョコ専門店「ブラックサンダー義理チョコショップ」をオープンしたりと、話題性には事欠きません。2019年には25周年を迎え、安定した人気を誇っています。
サンダー系お菓子の工場ってどこにあるの?
東京工場直営店と豊橋夢工場直営店があります。東京工場直営店はデラックスシリーズ商品を中心に取り扱い、豊橋夢工場直営店はブラックサンダーをはじめとするシリーズ商品を取り扱っています。地域限定商品や直営店ならではの商品もあるので、チェックしてみてくださいね。
参考:有楽製菓 工場直営店
おすすめサンダー系お菓子12選
定番から限定商品まで、有楽製菓のおすすめのサンダー系お菓子をご紹介します。
ビッグサンダー – 有楽製菓
2021年に発売15周年を迎え、キラキラ光る黄金色のパッケージにリニューアルされました。サクサクのココアクッキーとブレンドされた3種類のチョコレートがクセになる美味しさです。
ブラックサンダー – 有楽製菓
2020年に6代目パッケージにリニューアルされ、力強くさらに飛躍するイメージのデザインになりました。チョコレートとビスケットのバランスも改良され、ますます美味しくなりました。
ブラックサンダーカカオ72% – 有楽製菓
カカオポリフェノールを204mg含んだ高カカオチョコレートです。ブラックサンダーの満足感はそのままに、健康にも気を遣っています。自然と子どもたちを守る活動をしているココアホライズン認証のチョコレートを使い、ココア農家の児童労働撤廃を支援しています。
ブラックサンダー優雅な余韻ジャンドゥーヤ – 有楽製菓
期間限定のブラックサンダープレミアムシリーズの新フレーバーです。ヘーゼルナッツペーストにローストヘーゼルナッツの粒感を混ぜ、芳醇な味わいに仕上げました。
ブラックサンダーALMOND – 有楽製菓
「ブラックサンダー史上最大級の超ザクザク食感」を謳った商品です。高たんぱく食品であるアーモンドをたっぷり8粒相当詰め込み、さらにホエイたんぱくも配合しました。1本で5gのプロテインを摂取できる、新感覚のチョコレートバーです。
ブラックサンダーミニバー – 有楽製菓
食べやすいミニサイズのブラックサンダーです。小分けになっているので、家族や友達とシェアして食べるのにぴったりです。
ブラックサンダーミニバー アーモンド&ヘーゼルナッツ – 有楽製菓
贅沢にアーモンドとヘーゼルナッツの2種類のナッツを組み合わせた、ブラックサンダーミニバーです。ザクザク感がパワーアップし、チョコレートとナッツが絶妙にマッチしています。
ブラックサンダーミニバー 香る発酵バター – 有楽製菓
フランス産発酵バターを使用したビスケットと焦がしバターを加えたブラックサンダーです。隠し味にはロレーヌ岩塩が使われています。春夏の限定商品です。
ブラックサンダープリティスタイル パウチ – 有楽製菓
自立するチャック付きのパウチに入った、一口サイズのブラックサンダーです。持ち運びしやすく、どこでも気軽に食べられます。
白いブラックサンダー – 有楽製菓
北海道限定のホワイトチョコレートを使用した、ブラックサンダーです。北海道産ミルクを使用しています。
東京ブラックサンダー – 有楽製菓
東京銘菓「常盤堂の雷おこし」とコラボした、東京限定のブラックサンダーです。ココアクッキー・ピーナッツ・あられが入った黒糖味です。パッケージには富士山が描かれ、東京土産としてだけではなく日本土産としてもおすすめです。
京都ブラックサンダー – 有楽製菓
京都限定の抹茶味のブラックサンダーです。「京都銘菓おたべ」を製造する株式会社美十監修のもと、共同で企画・開発されました。抹茶香料を使わず、宇治抹茶と煎茶の2種類を使用した本格派です。
ブラックサンダーやビックサンダーを楽しもう
有楽製菓のブラックサンダーとビッグサンダー。どちらも長く愛されている人気のお菓子です。味やサイズなどもバリエーション豊富なので、その日の気分に合わせて楽しみたいですね!
文・構成/HugKum編集部