学校のことを聞いても話してくれない…小学一年生・男子の「あるある」なの? 専門家の先生に訊いてみた

学校生活が始まると、お子さんとの家庭内コミュニケーションが大切になってきます。でもパパ・ママのそんな気持ちが空回りしてしまうことも…。小学一年生のお子さんをもつご家庭でのコミュニケーションについて、専門家の先生にお話を伺いました。

Q:学校のことを聞きすぎて、話してくれなくなってしまいました。

 小学校でどのように過ごしているかが心配で、学校から帰るたびに誰と話したのかなどと息子に聞きすぎてしまったようです。最近は、学校での出来事をあまり話してくれなくなりました。どのようにすれば素直に自分から話してくれるようになるでしょうか。(A・Nさん)

A:落ち着いて会話ができる環境を整えましょう。

 子どもが話してくれないのは、疲れていたり、違うことをしていたり、お父さん・お母さんが話しかけるタイミングを外している場合が多いようです。

お父さん・お母さんの行動を振り返ってもらいたいのですが、ご自身の都合で話しかけていませんでしたか?  たまたま子どもと目が合ったときに「今日はどうだった?」と話しかけても、子どもは話す準備ができていないのです。

まずは、子どもが話しやすい環境を整えること、そして親自身が子どもの話をじっくりと聞けるゆとりを持つことが大切です。

おやつを食べているときなど、子どもが落ち着いているなと感じたときがチャンスです。そして、質問攻めではなく、会話の糸口を見つけ、さりげなくたずねるのがポイントです。

例えば、帰ってきたときに楽しそうだなと感じたら、「楽しそうだね。今日は何かいいことあったのかな?」といったように、子どもの様子から切り出してみましょう。そうすれば、「そうなんだ。休み時間にドッジボールをやって勝ったんだよ」と、子どもも話しやすくなりますよね。あるいは、直前に起きた出来事ほど、子どもは覚えているものです。「今日は暑かったね。帰りも暑かったでしょう」と下校時のことをたずねてみるのもいいですね。

話題のカギは「大きな出来事」「直前に起きたこと」「楽しいこと」の3つ。まだ1年生ですから、しっかりと話せるようになるのは、これからです。今は、親子の会話を大切に楽しめたらいいのではないでしょうか。

\私がお答えしました/

「脳の学校」代表・医学博士
加藤 俊徳 先生

脳を8つの系統に分けてトレーニングを行う「脳番地トレーニング」を提唱。

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

『小学一年生』2021年8月号 別冊『HugKum』 イラスト/やまのうち直子 撮影/黒石あみ(小学館写真部) 構成/天辰陽子

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