【離乳食のとろみづけ】水溶き片栗粉を使った基本の方法や、とろみづけに使えるおすすめ食材を徹底解説!

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こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食調理の基本は、やわらかく煮ることです。それはまだ歯が生えそろっておらず、口の機能は未発達な赤ちゃんの飲み込みを助けるためでもあります。でも、食材によっては、軟らかくなりにくかったり、繊維が多いものもあります。そんなときに大活躍するのが「とろみ離乳食」。今回は、離乳食のとろみのつけ方をいろいろ紹介します!

離乳食のとろみづけのメリット

赤ちゃんは、大人が思う以上に敏感なことがあります。例えば、時期が進み、裏ごしのなめらかな状態からみじん切りの状態に変わったら、そのツブツブ感を嫌がり食べないことがあります。また、繊維の多めの野菜や、パサパサしがちな魚や肉などは、どうしても食べにくいもの。そんな食材にとろみをつけると滑らかになり食べやすくなります。

 

とろみづけはいつからいつまで必要?

とろみづけは、離乳食初期から完了期まで、全部の時期で取り入れることができます。離乳食初期は、裏ごしして滑らかにしているので、あまり使うことがないと思いますが、離乳食中期や離乳食後期には大活躍しますよ!また、離乳食後期ごろになると、奥歯でカミカミする練習が始まります。とろみのついた離乳食は飲み込みやすいのが特徴です。すべてのメニューにとろみをつけると、噛む練習になりませんので、シンプルに噛む練習になるメニューも取り入れてきましょう。

 

【時期別】水溶き片栗粉を使ったとろみづけの基本

どの時期も、水溶き片栗粉のとろみのつけ方は、基本的に同じです。基本の材料と作り方は、片栗粉1に対し水2の割合が失敗しにくいです。とろみをつけたいメニューを沸騰させ、水溶き片栗粉を混ぜながら入れ沸騰させたまましばらくの間、混ぜながら加熱しとろみがついたら出来上がりです。

 

離乳食初期

基本的に裏ごしして滑らかな状態ですので、とろみをつけることは少ないかもしれませんね。裏ごしも少しざらつき感が残るもの、例えば、しらす、白身魚のような食材はとろみをつけてもいいでしょう。また、裏ごししたら水分ばかりとれてしまう、大根や葉物野菜なども、煮汁やだしと一緒にとろみをつけると食べやすくなります。

 

離乳食中期

離乳食中期になると、裏ごしからみじん切りになります。ですので、食べにくく感じるメニューにはとろみをつけてあげると滑らかになり食べやすくなります。

 

離乳食後期

離乳食後期になると、きのこなどの繊維の多めの野菜なども取り入れて食べられるようになってきます。少し食べにくそうにしている場合は、少しとろみをつけると食べやすくなります。

 

離乳食完了期

離乳食完了期になると、とろみのついた離乳食を使う回数が減ってくるでしょう。食べやすさ重視だったとろみ離乳食から、メニューのバリエーションとしてとろみのついたどんぶり、うどん、スープなどに取り入れてみてもいいですね。

 

片栗粉以外でとろみに使える食材

くず粉、米粉

くず粉や米粉は、片栗粉と同じような使い方でとろみをつけることができます。

*くず粉や米粉は離乳食初期から使えます。

 

高野豆腐、麩

高野豆腐や麩も、ほんのりととろみをつけることができます。

1.乾燥したまますりおろす。

2.とろみをつけたいメニューを沸騰させ、1を混ぜ入れ粉っぽさがなくなるまで弱火で煮る。

*高野豆腐、麩は離乳食中期から使えます。

 

オクラ

1.オクラの額を取り、殺陣に切って種を取り、下茹でしてみじん切りにする。

2.とろみをつけたいメニューを沸騰させ、1を混ぜ入れとろみがつくまで弱火で煮る。

*オクラは離乳食中期から使えます

 

じゃがいも、さつまいも、レンコン

1.野菜の皮をむいて目の細かいおろし金ですりおろす。

2.とろみをつけたいメニューを沸騰させ、1を混ぜ入れ火がしっかり通るまで弱火で煮る。

*野菜が生なので、火が通るまでしっかりと火を通しましょう

*じゃがいもとさつまいもが離乳食初期から。レンコンは離乳食完了期から使えます

 

とろみをつけたまま冷凍は可能?

とろみをつけた離乳食ですが、そのまま冷凍して温めたら野菜から水分が出るためとろみがなくなってしまいます。ですので、冷凍して解凍後の食べる前にとろみをつけるとよいでしょう。

 

市販の便利アイテムを使ってもOK

市販の便利なとろみをつける食品があります。便利なので、活用していただければと思います。赤ちゃんに使うものですので、念のため使う前に原材料名を確認しておくと安心でしょう。

とろみちゃん

水溶きする必要がなく、上からかけるだけで使える顆粒片栗粉です。添加物などのつなぎを一切使用せずに作られています。ダマにもなりにくいのが特徴です!

 

日清 水溶きいらずのとろみ上手

こちらも、水溶きする必要がありません。でん粉と加工でん粉を顆粒化しています。料理の水分だけでとろみ付けができます。

和光堂 とろみのもと

原材料はでん粉で、水溶きや加熱が必要ないとろみの素です。離乳食を作って食べさせてみたけど、少し食べにくいみたい!「とろみをつければよかった!」なんてときにも、加熱しなくてもとろみがつくので大活躍しますね。

とろみをつけた離乳食おすすめレシピ

離乳食初期 にんじんのとろみ煮

裏ごししても少しざらつき感が気になることもあるにんじんに、とろみをつけて食べやすく!

材料

にんじん 15g

水溶き片栗粉 小さじ1/2

昆布だし 200ml

作り方

1.にんじんの皮をむき、1㎝の厚さに切る

2.小鍋に昆布だし、1を入れ、ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火で軟らかくなるまで煮る

3.2を裏ごし器で裏ごしする

4.小鍋の中のだしを50mlにして2を加え火にかけ、水溶き片栗粉を混ぜながら加えて、とろみをつける

 

離乳食中期 ほうれん草のじゃがとろみスープ

繊維が多めのほうれん草を滑らかに食べやすくとろみスープにしてみます

材料

ほうれん草(葉) 10g

じゃがいも 15g

かつお昆布だし 100ml

作り方

1.ほうれん草は下茹でしてアクを取ってからみじん切りにする。じゃがいもは目の細かいおろし金ですりおろす

2.小鍋にかつお昆布だし、1とじゃがいもを加えて沸騰したら弱火にして混ぜながら加熱する。じゃがいもに火が通るまで加熱します。目安は、味見をしてじゃりじゃり感がなくなるまで。

 

離乳食後期 鶏ささみとオクラのとろみ和え

パサパサしがちな鶏ささみを、ねばねばのお倉で食べやすくとろみ付けします

材料

鶏ささみ 15g

オクラ 10g

にんじん 15g

作り方

1.鶏ささみは15g分をそぎ切りにする。オクラは額を取り、縦半分に切り種を取り、湯がいてみじん切りにする。にんじんは、1㎝厚さに切る。

2.小鍋に水とにんじんを入れ火にかけ、軟らかくなるまで湯がく。途中で鶏ささみを入れて火を通す。

3.2から取り出して、にんじんを5㎜角に切り、鶏ささみは細かくほぐす。

4.鍋のゆで汁を50mlにして3とオクラを加え加熱してとろみ和えを作る

 

 

離乳食完了期後半~幼児期 かぼちゃのくず煮

離乳食完了期後半から幼児期にかけて。そろそろかぼちゃの皮を取り除かない状態もチャレンジしてみよう!というときに、とろみ煮にしてみてもいいですね。

材料

かぼちゃ 30g

くず粉(水で溶いたもの) 小さじ1

かつお昆布だし 200ml

作り方

1.かぼちゃは種とワタを取る。皮は硬い部分があれば取り除き、1㎝角に切る。

2.小鍋にかつお昆布だしを沸かし、1を入れてふたをして弱火で軟らかくなるまで煮る。

3.煮汁を50mlに減らして、くず粉を加えて混ぜながらとろみをつける

 

 

とろみのついた離乳食も取り入れながら、食べやすさや離乳食のバリエーションに役立てて下さいね!

 

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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