【助産師監修】新生児のミルクの量は毎日変わる? 計算法や量の増やし方、おすすめのミルクを紹介

新生児にはミルクをどれくらい与えたらよいのか、悩んでいるママ・パパは少なくないのではないでしょうか。この記事では、新生児のミルクの量の目安、ミルクの量の計算方法、増やし方を解説します。そのほか、新生児のミルクの飲み方トラブル、原因と対策、おすすめのミルクも紹介します。

新生児のミルクの量の目安

生後1週間と2週間以降の赤ちゃんのミルクの量の目安を説明します。

生後1週間

生後1週間は毎日ミルクの量が変わり、少しずつ増やしていくのが一般的です。基本的には、医師や助産師と相談し、ミルクを与えていきます。

1回の量

生後1日目の1回のミルクの量は、20mlです。日を追うごとに、「生後日数×10ml」を目安に増やしていきます。よく飲む場合は「+10ml」します。つまり、「生後日数×10ml(+10ml)」と考えてください。

1日の量

生後1週間は、3時間おきに7〜8回程度授乳するのが一般的。よって、1日の量は、次のようになります。

・1日目 140〜160ml
・2日目 210〜240ml
・3日目 280〜320ml
・4日目 350〜400ml
・5日目 420〜480ml
・6日目 490〜560ml
・7日目 560〜640ml

生後2週間以降

生後2週間になれば、産院から退院するタイミングです。この時期のミルクの量は、缶に記載された規定量を目安にするとよいでしょう。

1回の量

8〜14日目の1回の量は80〜120mlです。生後1週目のように、10mlずつ増やす必要はありません。次に量を増やすのは、生後15日目以降でよいでしょう。

1日の量

生後2週目も3〜4時間おきに7〜8回程度授乳します。よって、560~640mlが1日の量の目安です。

新生児の飲む量は、完ミ・完母・混合で変わる?

新生児の飲む量は、完全ミルク・完全母乳・混合であまり変わりません。

完全母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがるだけ与えますが、1日のトータル量は完全ミルクの場合とほとんど同じと考えてよいでしょう。

また、混合の場合は、母乳をどのくらい与えたのかわからなくなることがありますが、母乳をメインにしてたっぷりと与え、足りない分をミルクで30~40mlほどを補うように調整してください。ただし、個人差があるため赤ちゃんの様子を見ながら与えてください。

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新生児のミルクの量の計算法

新生児のミルクの量は?

 

新生児のミルクの量は、次の計算方法で算出できます。ただしこれは、赤ちゃんの出生体重や合併症など、個性を何も考慮していない単純な計算式です。

生後1週間

生後1週間までのミルクの量の計算式は、

生後日数×10ml(+10ml)

が目安です。

生後2週間以降

生後2週間以降のミルクの量の計算式は、

体重1㎏×20ml

を目安にするとよいでしょう。

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新生児のミルクの量の増やし方

ミルクの量を増やすには、どのようにすればよいのでしょうか。

赤ちゃんの様子で判断する

ミルクの量を増やすタイミングは、赤ちゃんの様子を見て判断してください。ミルクを与えてから、次のミルクを与えるまでに泣き止まないことがあるようなら、ミルク不足の可能性があります。

その場合は、1回10〜20ml増やしてみましょう。

おしっこやうんちの回数で判断する

新生児は、おしっこが6~8回、うんちは3~8回くらいが目安となります。これよりも回数が少ない場合は、ミルクの量が足りないのかもしれません。1回10〜20mlずつ増やしてみてください。

医師・助産師に相談

ミルクの量に不安があれば、医師や助産師に相談してみてください。体重の増え具合などにより、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。

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新生児のミルクの作り方と注意点

新生児のミルクの量は?

 

ここでは、新生児のミルクの作り方と注意すべきポイントを紹介します。

◆材料

・新生児用粉ミルク
・お湯

◆作り方

【1】消毒済みの哺乳びんに、新生児用粉ミルクを入れる。このとき、付属の計量スプーンで正しい量を計って入れるようにする。
【2】哺乳びんに、煮沸後冷ました70℃以上のお湯を出来上がり量の2/3ほど入れる。
【3】さらにできあがり量まで煮沸後のお湯、または湯冷ましを入れる。
【4】乳首とカバーをつけて、円を描くように哺乳びんを振る。
【5】哺乳びんの本体部分を水に浸し、37℃くらいになるまで冷ます。

注意点1:温度に気をつける

ミルクを作るときのお湯の温度は70℃以上の熱湯を使うようにしましょう。これよりも低い温度だと、粉ミルクの中に菌がいた場合、殺菌することができません。

また、完成したミルクは、人肌温度までの37℃前後まで冷ましましょう。親指と人差し指の間や手首の内側にミルクを数滴落とし、温度を確認するようにしてください。

注意点2:粉しっかり溶かす

粉ミルクは、しっかり溶かさないと分離することがあります。お湯を入れたときはもちろん、冷ましているときも哺乳びんを振って、しっかり溶かすようにしましょう。

注意点3:きれいに洗浄・消毒

哺乳びん、乳首など、哺乳器具は清潔に保つことが大切です。使った後は必ず洗浄・消毒するようにしてください。

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新生児のミルクの飲み方トラブル、原因と対策

新生児にミルクを与えたときには、さまざまなトラブルが発生することもあります。原因と対策を紹介します。

吐く・吐き戻し

「吐き戻し」とは、新生児が飲んだ母乳やミルクを吐いてしまうことです。一般的には生理的なものといわれており、新生児のミルクの飲み方トラブルではよくあることです。

原因

・新生児の胃は、カーブしていない、入り口も閉じられていないなど、胃が未発達であることから、食道にミルクが逆流しやすい状態になっている
・胃の容量が小さいために、ミルクを飲みすぎると吐いてしまう
・ミルクを飲むときに、空気もたくさん飲み込んでしまう

対策

・正しくラッチオン(吸着)ができているか確認する
・ミルクの量を多く与えないように気をつける
・授乳の途中でゲップをさせてみる

むせる

「ゴホゴホ」と咳き込むようにむせたり、苦しそうにむせたりすることもあります。

原因

・胃と食道をつなぐ部分が未発達で、ちょっとしたことでむせてしまう
・飲み物を飲むという行為に慣れていない
・乳首が月齢に合っていない
・ミルクが熱すぎる
・ミルクの勢いがよすぎる

対策

・一度、哺乳瓶をはなして、むせるのが落ち着くまで待つ
・哺乳びんの乳首を変えてみる
・ミルクが37℃程度の適温になっているか確認する

飲まない

新生児は、病気でもないのにミルクを飲まない、あるいは飲みたがらないこともあります。栄養や水分補給ができなくなるのではないかと心配になりますね。

原因

・お腹が空いていない
・鼻がつまっていて、ミルクを飲みながら呼吸ができない
・ミルクの温度が熱い、またはぬるい
・哺乳びんの乳首の温度が冷たい
・ミルクを飲む体勢が悪い
・ミルクの味が好みじゃない

対策

・ミルクを与える時間を変えてみる
・鼻がつまっていないか確認し、つまっていれば取り除く
・ミルク、哺乳瓶の乳首の温度を確かめ、適温にする
・別の粉ミルクを使ってみる

飲みすぎ

適量のミルクを与えたにもかかわらず、泣いて欲しがる新生児もいます。泣いてしまうと「ミルクが不足しているのかも…」とさらにミルクを追加してあげてしまい、飲み過ぎにつながってしまいます。

原因

・「吸てつ反射」と呼ばれる、口の中に入ったものを吸いつく生理的反射により、お腹が空いていなくても反射で飲んでしまう
・ミルク不足と勘違いして与えすぎてしまう

対策

・抱っこなど、スキンシップをたっぷりとってあやす
・ミルクの量、回数をきちんと守る

時間がかかる

1回のミルクを飲みきるまでに、時間がかかる新生児もいます。

原因

・吸う力が弱い、うまく吸えていない
・哺乳びんの乳首のサイズが合っていない
・体調が悪い

対策

・哺乳びんの乳首の穴が大きいものに変えてみる
・哺乳びんの乳首のサイズを大きくする
・赤ちゃんの様子を見て、体調が悪そうだったり、いつもと様子が違うようなら、病院を受診する。

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記事監修

Kawai
助産師・看護師・保育士
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

エミリオット助産院

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和光堂 レーベンスミルク はいはい

母乳をお手本にして作られた粉ミルク。母乳に含まれる、グラクトオリゴ糖や、DHA、アラキドン酸などの成分がバランスよく配合されているのが特徴です。

明治ほほえみ らくらくキューブ

だれでも簡単に調乳できるキューブタイプの乳児用粉ミルクです。スプーンで計量しないで済み、いくつ入れたかが、ひと目で確認できてとっても便利。アラキドン酸、DHAを母乳の範囲まで配合しています。

雪印メグミルクぴゅあ 820g

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新生児のミルクの正しい量を把握しよう

赤ちゃんの大切な栄養源であるミルクは、月齢に合わせて正しい量を与えることが大切です。また、ミルクを与えたときのトラブルは、ぜひ、この記事で紹介した対策を試してみてください。

 

文・構成/HugKum編集部

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