【ABCクッキングスタジオ】でSDGsなレッスン体験♪キャベツを芯まで使い切る「食品ロス」メニューとは!?

料理・パン・ケーキが学べるABCクッキングスタジオで、食品ロス削減を目的とした1dayレッスンを実施中!そこで、今回は小学4年生が実際にレッスンを体験した様子をレポートします♪

料理をしながら楽しく学ぶSDGs


ABCクッキングスタジオでは、2030 年までの長期取り組みとして「キッチンから世界を変える」という視点で「持続可能な開発目標(SDG s)」の 2 番目に掲げられている「飢餓をゼロに」を中心に「食品ロス削減」の取り組み、活動を行なっています。
レッスンだけではなく公式 WEB サイトを通じて、食品ロス削減につ いて考えるきっかけつくりを発信。手料理を作る中で一人ひとりが実践できることから、さまざまな取り組 みをしています。
その活動にひとつである『SDG sアクション!』のレッスンは、小学4年生から参加することができます。

キャベツの特徴を知って食品ロスを減らそう

日本で出される「食品ロス」は年間約 600 万トン(※1)。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた国連 WFP による食料支援量(2019 年で年間約 420 万トン)(※2)の約 1.4 倍に相当します。さらに、日本の食品ロスの約半分の 276 万トン(※1)は家庭から出ています。
(※1)参照:農林水産省平成30年度推計値 (※2)参照:数字で見る国連 WFP2019

はじめに先生が、食品ロスについて教えてくれました。家庭から出ている食品ロスの量に子どもたちもびっくり!課題について考えるきっかけにもなりますね。

『SDGs アクション!キャベツ使い切りレッスン~キャベツの特徴を知って食品ロスを減らそう~』

今回のレッスンでは、キャベツを2人で芯までまるごと全部使います!普段廃棄されている芯や外側の葉の部分をおいしく調理する、使い切り術を学んで食品ロス削減を目指します。

【メニューは、5品!】
・キャベツメンチ包みハンバーグ
・コールスローピザ
・ベーコンとキャベツの煮込みスープ
・キャベツのマリネ
・カスタードパイ

5 品作って出る廃棄量は 18g だけ!食材を無駄なく使い切ります。

先生が丁寧に教えてくれるから安心

今回のレッスンは、大人も受講できる内容になっているので子どもには難しいかも?と思っても先生が丁寧に教えてくれるから大丈夫。

「内側は、色が薄くてやわらかい!」キャベツの外側と内側の色や硬さの違いを確認しながら、使う材料ごとに分けていきます。

キャベツの千切りにも挑戦!家で子どもに包丁を使わせるとき、つい「危ない!気を付けて!」など口を出してしまいがちですが、先生に見守られながら子どもたちは伸び伸び調理を楽しむことができます。

調理の過程も楽しみながら新しい発見がいっぱい!


「玉ねぎを均一に切るためには、ばらして切るといいよ」と先生のアドバイスを聞きながら、そうだったんだ~!と取材している筆者も自分用にメモをしつつ、目からうろこの調理テクもいろいろ教えてもらえるのも嬉しい!


キャベツの芯は茹でてやわらかくして、食べやすく。そしてゆで汁は捨てずにスープの材料として使います。


計量スプーンで計ったマヨネーズがスプーンに張り付いても、食材できれいに取り除いてきちんと使い切ります。

自分で作るごはんは最高においしい!


「スープにキャベツをこんなに使うの!?」。焼き色が付くまでじっくり炒めて、甘みを出します。


調理用ハサミで切った春巻きの上にコールスローをのせて、ピザを焼いていきます!


ハンバーグのタネもキャベツがたっぷり!手が汚れないようにビニール袋を使ってしっかり混ぜ合わせていきます。


ポーチドエッグを真ん中に包んでまとめたハンバーグのタネを春巻きの皮で包んで焼いていきます!春巻きの皮で包むという発想にびっくり!


約1時間半のレッスンで5品の料理が完成!キャベツの内側と外側の食べ比べもします。

集中して作っていたからお腹は、ペコペコ。「おいしそうにできた!早く食べたい!いただきます」と、夢中になって食べる子どもたち。自分たちで作ったごはんは、最高においしい!

レッスンの感想

「こんなにたくさんキャベツを食べたのは、はじめて!給食と同じくらいおいしく作れて嬉しかったです。同じキャベツでも食べる場所によって違うことがわかりました」

「キャベツの芯がこんなにおいしく食べられると思わなかったです。今度、家族に作ってあげたいと思います」

「やってみないとわからないと思うので、レッスンを通してぜひ食に触れてみてください」と先生。学校の調理実習では、教えてもらえないようなこともしっかり教えてもらって貴重な体験をした子どもたちは、すっかり料理の楽しさに目覚めた様子でした。

家庭でも「食材を無駄にしない」意識を持つことが大切

ABCクッキングの「食品ロス削減」を意識したレッスンでは、生徒さんに家庭でも「食材を無駄にしない」意識を持っていただくために、レッスン内で使用した食材や調味料の使い回しレシピをプレゼント。

また、レッスン以外にも環境への配慮としてさまざまな活動を行っています。
・エコアイテムの導入
スタジオ内で使用するアイテムやオンラインで販売する商品は、地球環境にやさしいものを取り入れるよう、順次移行しています。
・FSC認証紙・ベジタブルインキを使用したレシピを導入
・バナナの皮を使った付箋や紙ストローなどのキャンペーングッズを展開
・オンラインストア ABC Cooking MARKETでSDGs関連グッズの販売

SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年に国連総会で採択された「2030年に向けて国際社会が持続可能な開発のために取り組むべき17の目標」です。つまり、みんなが意識をして続けることが大切。ちょっとしたことでも、できることから始められたらいいですね!

レッスンの詳細内容

『SDGs アクション!キャベツ使い切りレッスン~キャベツの特徴を知って食品ロスを減らそう~』

■開催期間:2021 年 9 月 1 日(水)~通年開講
■開催場所:全国の ABC クッキングスタジオ
■参加費:2,000 円(税込)
■レッスン時間:90 分
■持ち物:エプロン・ハンドタオル
■ご予約方法:スタジオまたはお電話、WEB にて受付中!
サイトは>こちら

取材・文/やまさきけいこ

構成/HugKum編集部

今回の記事で取り組んだのはコレ!

  • 2 飢餓をゼロに
  • 12 つくる責任つかう責任

SDGsとは?

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