食べるだけで、筋肉が増える!〇〇を食べるだけで「食べる筋トレ」になるヒミツの食材を浜内千波先生が伝授

コロナ禍で体力が落ちた、運動不足……と、気にしている方は多いはず。そんな方々に朗報です!そんなときは、「速筋タンパク」が入った食材を食べませんか。 「速筋タンパク」って?「食べる筋トレ」って?初めて聞く言葉という方も多いはず。当記事は、解説とともにレシピも紹介します。普段の献立やお弁当にもとり入れやすいので、試してみませんか。

「速筋タンパク」とは

「速筋タンパク」について、ニッスイのホームページで詳しく紹介されていましたので、ご紹介します。

「速筋タンパク」とは

スケソウダラの俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮する「速筋」のタンパク質です。

筋肉には速筋と遅筋の2種類がありますが、速筋に含まれるタンパク質は「速筋タンパク」と呼ばれています。ニッスイの機能性研究では白身魚のスケソウダラの「速筋タンパク」は、タンパク質の質(体へ利用される割合)が良く、良質なタンパク質であることが確認されています。

引用:ニッスイ「『速筋タンパク』タンパク質も選ぶ時代へ」より

速筋タンパクは、食べることで、筋肉に運動による刺激と同様の刺激を与えて、筋肉増加のスイッチを入れると言われています。 ニッスイの機能性研究では、 高校生から高齢者の試験で、速筋タンパクの摂取により筋肉を増やすことが確認されました。

【主な速筋の働き】

・素早い動き(ダッシュ、ジャンプ、とっさの反応ブレーキ)
・基礎代謝の向上(熱を生む腹筋 や、体幹を支える広背筋・ 外腹斜筋など)

【主な遅筋の働き】

・姿勢の保持やバランス感
・疲れにくい身体
・持久力を必要とする有酸素運動により糖質を燃焼

スケソウダラって?

スケソウダラは、たらこの親。

しかし、スーパーではなかなかお目にかかれませんよね。それもそのはず。鮮度の維持が難しいため、お店で魚そのものを見かけることはほぼないようです。

しかし、スケソウダラは、かまぼこやちくわ、フィッシュソーセージ、カニカマなどの多くの練り製品の原料など加工食品として利用されています。

「速筋タンパク」の摂取方法は?

スケソウダラの良質な「速筋タンパク」入りの練り製品を食べれば摂取できます。いくつか、「速筋タンパク」入りの商品をご紹介します。

毎日食べよう 速筋タンパク ちくわ

2本(1食)を食べると、「速筋タンパク」を4.5g摂取でき、さらに、カルシウム78mgも入っています。また、卵を使用していないので、卵アレルギーの方も食べられるといいことづくめ。

毎日食べよう速筋タンパク ちくわ(ニッスイ)

毎日食べよう 速筋タンパク 海からサラダフレーク

60g(1食)を食べると、「速筋タンパク」を4.5g、カルシウム76mgも摂取できます。また、卵を使用していないので、卵アレルギーの方もOK。

毎日食べよう 速筋タンパク 海からサラダフレーク(ニッスイ)

MSCおさかなミンチ

良質たんぱく質スケソウダラ100%。食塩無添加で幅広い料理に使え、便利なチャック付き袋だから余っても保存しやすい点も◎。

MSCおさかなミンチ(ニッスイ)

 

こちらの商品は、海のエコラベル「MSC認証※」を取得している漁業で獲られたスケソウダラを使用しています。

※MSCとは、減少傾向にある世界の水産資源の回復を目指し、1997年に設立された国際的な非営利団体(NPO)です。MSCの厳正な環境規格に適合した漁業で獲られた水産物のみに認められる証が、”海のエコラベル”です

「速筋タンパク」のアレンジレシピ

ここからは、お弁当やおもてなし料理にも使える料理研究家の浜内千波先生のアレンジレシピを紹介します。

速筋タンパクちくわ揚げ

お弁当にピッタリなおかずです。ちくわの中に大豆を入れたり、生地にみじん切り野菜を入れることで上手に豆や野菜が摂れます。

材料( 2人分)

速筋タンパクちくわ6本
大豆水煮70g
ホットケーキミックス100g
水100㏄
ピーマン2個
揚げ油適宜

(作り方)

  1. 「速筋タンパクちくわ」は切り込みを入れ、水煮大豆をつめる。
  2. ホットケーキミックス・水を混ぜ、みじん切りにしたピーマンを混ぜる。
  3. (1)のちくわを(2)にくぐらせて、中温(約170度)に温めた油でこんがり色がつく程度に揚げる。
  4. お好みでひとくちサイズにカット。

 

【ポイント】アレンジとして、全ての具材をカットしてパンケーキにも応用できます。

お魚たっぷり簡単 ちらし寿司

彩り鮮やかで食べやすいちらし寿司 。 季節の野菜を使ってもおいしく仕上がります 。

材料 ( 4人分 )

速筋タンパク海からサラダフレーク1パック(60g)
おさかなミンチ100g
温かいごはん600g
にんじん30g
しめじ100g
マヨネーズ大さじ2
塩小さじ1/4弱
こしょう少々
ごま大さじ1

A(すし酢)

砂糖大さじ2
塩小さじ1
酢大さじ4

(作り方)

  1. 温かいごはんに【A(すし酢)】を混ぜたものを混ぜ込み、広げて冷ます。
  2. にんじんはみじん切り、しめじは石づきを取ってほぐす。
  3. 温めたフライパンにマヨネーズ・(2)のにんじんを入れて炒め、おさかなミンチを加えて炒める。最後にしめじ・塩・こしょうを加えて火が通ったら、取り出し荒熱を取る。
  4. (1)の酢飯を器に盛り、「速筋タンパク海からサラダフレーク」・(3)・ごまをトッピング。

 

【ポイント】色どりも鮮やかで、うまみがとても強いので、余分なものを入れなくても季節の野菜をプラスして、様々なちらし寿司をすぐに食卓に出せて嬉しいですね。

タラかつピザ

ピザの具材を色々と取り揃えなきゃと思わなくてもOK。 お惣菜の「たらカツ」と長ねぎをトッピング! 長ねぎの甘味と「たらカツ」のコク、さっくりとした食感が楽しめる新感覚のピザです。フィッシュピザとして 、 「 おさかなミンチ 」 や 「 おさかなソーセージ」 をプラスしても美味 。※「 ごちそうたらカツ 」 は 、 スーパーのお惣菜売場などで販売しています 。

材料(4人分)

たらカツ(揚げてあるもの)4枚
ピザクラスト2枚(21㎝)
とろけるチーズ100g
長ねぎ1本(100g)
トマトケチャップ大さじ4
オリーブ油大さじ2
少々
こしょう少々

(作り方)

  1. トマトケチャップ・オリーブ油・塩・こしょうを混ぜてソースを作る。
  2. 長ねぎは小口切り、「たらカツ」は1㎝幅に切る。
  3. ピザクラストに(1)のソースをのせ、チーズの半量をのせる。
  4. 長ねぎ・「たらカツ」・残りのチーズをのせ、約230℃のオーブンで10分ほど少し焼き色がつくまで焼く。
  5. お好みで黒こしょうをふっても。

 

【ポイント】長ねぎのトッピングで水っぽくなりません。

 

「食べる筋トレ」レシピは他にも多数あります。みなさんも身体が喜びますので、作ってみませんか。

「食べる筋トレ」レシピの他も見る>>

レシピ監修

料理研究家
浜内  千波

料理研究家。栄養士。大学卒業後、証券会社を経て岡松料理研究所へ入所。ファミリークッキングスクールを開校し、料理教室を主宰すると共に、食ビジネス全般におい
て、メーカー、スーパー、コンビニ、デパート等の商品開発、事業所給食のメニュー開発などプロデュースを手掛ける。講演会依頼多数、特に家族の健康をテーマにした講演には定評がある。NHK「おはよう日本」他 テレビ番組多数出演。雑誌・書籍多数出版。

■参考
ニッスイHP
スケソウダラの「速筋タンパク」に関する若年層を対象とした研究成果について
スケソウダラタンパク質に関する研究成果 65 歳以上の女性の骨格筋や筋力の増加を無作為化比較試験にて確認

文・構成/HugKum編集部

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