干し芋は最強の保存食|保存方法と焼き方のコツは? ワンランクアップのスウィーツにも

甘い干し芋の話をするだけで、大人も子どもも、つい表情が緩んでしまうものですね。毎年ダンボール単位で購入する、という方も耳にするほど大人気の干し芋。一方で、保存状態が悪いと傷んでしまうことにもなりかねません。干し芋ファンの皆さんにも楽しんでいただけるよう、手軽でおいしく、上手に保存できる方法をご紹介していきます。

干し芋とは

干し芋の特徴と注意点を確認していきます。

さつまいもの保存食

さつまいもを蒸した後、天日干しで乾燥させたものが干し芋です。

第二次世界大戦より以前は、保存性を高めるために、カラカラになるまで乾燥させたものが主流だったようです。のちに、半生で乾燥を終え食感を重視するようになったことが、人気を高める要因になりました。一方で完全に乾燥していない分、清潔を保ちながら長持ちさせるには、適切な保存方法が必要です。

作り方の詳しい記事はこちらでご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

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白い粉

カビではないか、と不安になってしまいがちですが、白い粉はデンプンが糖化したものです。もちろん食べても害はありません。

カビの場合は、一部分に塊となって付着しており、カビ特有のフワフワした胞子が見られます。その後、緑や黒のカビへと成長し、残念ですが口にすることはできません。

こすっても取れず、面積が広い白い粉は、甘い糖分ですから安心してお召し上がりください。

心配な時は、強くこすってみてください。取れなければ糖分です。

 

干し芋が持つ栄養については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。砂糖を加えず素材が持つ天然の甘みだけでありながら、高い栄養価も誇るのが干し芋です。

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常温での保存

一般的に、市販品でも添加物は加えられておらず、原料はさつまいものみです。保存性の優劣は、手作りとの違いよりも乾燥の度合いが影響します。

真空パックの保存

真空パックの場合は、商品に記載の保存方法や賞味期限を参考にしてください。開封せずに、冷蔵や冷凍保存をすると、おいしさを保ったまま、さらに長い期間の保存ができます。

ただし、開封後や簡易包装の干し芋は3日程度のうちに食べきるか、冷蔵や冷凍保存に切り替えます。

開封後の保存の手順

【1】しっかりと密閉できる袋などに小分けして詰めてください。湿気に触れさせないことが大切です。

【2】冷暗所に置いて、なるべく早めにお召し上がりください。

小分けしておくと、お子さん自身で一度に食べる量が判断しやすくなります。大人でも、食べすぎ予防に(笑)。

常温での保存期限

開封前は2か月程度の保存期限がありますが、開封後の常温保存は3日程度を目安に召し上がってください。

おすすめは冷蔵保存

冷蔵庫で保存するとカビの発生が抑えられるため、安心して口にすることができます。

冷蔵方法

【1】干し芋を一枚ずつラップに包みます。

【2】ポリ袋やジッパー付きの袋に入れて、野菜室へ入れてください。

ひとつひとつ包むのは手間がかかりますが、3か月後まで楽しむための作業です。折り紙のように、年齢を問わずお子さんにもできるお手伝いです。ゆっくりと会話ができる時間になりますね。

 

冷蔵庫内は乾燥するので、食べる時は硬くなっている場合があります。記事後半の焼き方をご参考にしてお召し上がりください。

冷蔵での保存期限

保存期限の目安は3か月程です。

冷凍すれば長期保存が可能

冷凍保存することで、さらに長期間の保存が可能です。まとまったまま塊で冷凍してしまうと、食べる時に不便です。手間がかかりますが、1枚1枚丁寧に包むと長期間おいしさが続きます。

冷凍方法

【1】干し芋をラップで一枚ずつ包みます。ラップは、電子レンジでの加熱がそのままできることと、中身が見える点がメリットとして挙げられます。

【2】普通のアルイホイルで包むと、くっついてしまうので厳禁ですが、くっつかないタイプのフライパン用のアルミホイルならおすすめです。トースターなどでそのまま焼くことができておいしいです。

【3】冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて保存します。ポリ袋タイプはジッパーがついていませんが、長期間の保存でも霜が少ないです。

丸干しタイプをラップに、平干しタイプをアルミホイルに包みました。

冷凍での保存期限

保存期限の目安は6か月程です。1年に近づいてくると霜の発生や風味の劣化がみられますから、忘れずにお召し上がりください。

解凍方法

冷たいままで・ホカホカの温かい干し芋・香ばしく焼けた干し芋、の3種類が楽しめます。下記に詳しくご紹介します。

冷たいまま

冷凍庫から出して30分程度常温に置き、半解凍で食べる「アイス干し芋」は夏におすすめ。冬にこたつで食べるのもたまりません。

電子レンジで解凍

電子レンジでの解凍は、ものの30~40秒程度で適温に温まります。

解凍を待たずに、電子レンジで温めるだけ。すぐに食べられます。

 

【1】冷凍庫からラップで包んだ干し芋を取り出し、ラップを軽くはがして空気の通り道を作ってください。その後、耐熱皿に乗せます。

【2】電子レンジのオート機能「解凍」を使って加熱すると、ほどよい温かさに解凍できます。同じくオート機能の「あたため」を使うと、熱々で楽しめます。

 干しいも 紅はるか150g×5袋 丸干しいも 

焼いて解凍する方法

焼く場合は、アルミホイルに包んだ干し芋を、そのままトースターなどに入れて加熱します。

こちらも、冷凍庫から出して焼くだけですから、すぐに食べられます。

 

【1】冷凍庫から、アルミホイルに包んだ干し芋を取り出し、焼き網に並べます。重ならないように気をつけてください。

【2】トースターなら3分程度、魚焼きグリルなら2分程度が目安です。予熱の有無、片面焼き、両面焼きなどの機能によって焼き加減は変わるので、おいしい焼き加減を探してみてください。良い香りが部屋中にしてきた頃が、食べ頃です。

カリカリ、トロトロに香ばしく焼けました。ドリンクは牛乳、ですね。

 

その他、灯油ストーブや薪ストーブ、またはアウトドアでの焚き火で焼く干し芋も、風情があって魅力があります。同じように冷凍のまま加熱してください。

通販でお好みを探す

産地や作り方によっても味が変化する干し芋は、食べ比べてお好みの味を見つける楽しみもあります。

 干しいも 紅はるか150g×5袋 丸干しいも 

丸干しタイプは、厚みがあるので柔らかい部分が多めです。レンジで温めてホイップクリームなどの乳製品と合わせると、相性が良い干し芋です。

干し芋 紅はるか150g×5袋 平干し

軽く焼くと外がパリパリ、中はトロトロに。薄切りにしてから干したタイプです。

昔も今も、おやつの定番

干し芋は、昔からおやつの定番として愛されてきました。砂糖が含まれていないのに甘く、栄養価も高くて嬉しい食材ですね。保存性の高さからも、お腹が空いた時の手軽な食材として活用できれば最高です。多めに用意してしっかり保存しておけば、長期間おいしく楽しめますよ。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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