入園準備まるわかりナビ3 着替えのコツを教えよう

服をたたむ・しまうコツ

たたむ・しまうとき

流れを意識させることが大切 動作や分類は大まかでOK

園では、自分の棚やロッカーに服をしまいます。「たたむ・しまう」の習慣が身についていると、集団生活でも、自分のものを上手に管理することができますから、家庭でも、着替えの流れの一つとして、慣れておくとよいでしょう。

服をたたむ場合、最初は服を半分に折るだけでもOK。慣れてきたら、「半分に折ってね」「もう一回、半分にしようね」と動作の区切りに合わせて声をかけるとわかりやすいようです。

服をたたんだら、「服を片づけようね」と誘い、毎回同じ場所にしまうように指示しましょう。カゴや引き出しは細かく分類はせず、「肌着と靴下」「Tシャツ・ズボン」など大まかに分けるだけで十分。マークやシール、イラストなどで目印をつけるとわかりやすくなります。

 

先輩ママのちょこっとアドバイス

●着替えがうまくいかないと、かんしゃくを起こしてしまうので、なるべくゆったりとした、伸び縮みするジャージ素材の服を選んで買っていました。(東京都/ゆりあんママ)

●車好きの息子に、「ズボンはトンネルみたいだね。たっちゃんの足さん、トンネルから出てくるかな?」と言うと、着替えに興味を持ったみたい。「トンネル、する~!」と言いながら、自分ではくようになりました。(埼玉県/ゆかり)

●私と子どもの服をそれぞれ並べて一緒に着替えます。向かい合うのではなく、並んで着替えると、子どもにはわかりやすいようです。(千葉県/のぞみママ)

●ズボンをぬぐとき、「最初はおしりだよ」と声をかけて、おしりをトントン叩いて合図。おもしろがって、やる気に。(神奈川県/こうくんママ)

●服を買うときは、バックプリントや全体に柄が入っている服はできるだけ避けて、胸にポケットがついているものや、前側にイラストがあるものなど、子どもにも前後のわかりやすいデザインの服を選びました。(愛知県/しょうこママ)

●ボタンの練習には、数が少ないものがいいみたい。たった2つのボタンでも「できた!」と大喜びしました。(富山県/りのちゃんママ)

●朝ごはんが終わったら、娘の好きな音楽をかけて、お着替えタイム。自然に着替えの習慣が身につきました。(栃木県/アップルパイ)

●スマホのタイマー作戦が有効でした。タイマーをかけて「お着替えタイム、よーい、どん」と言うと、「頑張るぞー」と言って着替えを始めます。アラームが鳴るより早く着替えて、ストップボタンを押したい息子は、ササッと着替えられるようになりました。(東京都/しょうやママ)

 

構成・文/ひだいますみ イラスト/しょうじさやか

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