加湿器の種類や選び方をご紹介│電気代や衛生面にやさしく、おしゃれで小型なおすすめはコレ!

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お肌のうるおいや健康のために加湿器は欠かせない家電製品になってきました。加湿方法、お手入れ方法、除菌方法など、さまざまな特徴を持った加湿器が登場しています。ここでは加湿器の4つの種類、メリット・デメリット、選び方、タイプ別のおすすめ加湿器を紹介します。

加湿器の種類は大きく4つ、選び方をチェック!

加湿器は、加湿する方法によって、大きく分けて4つの種類があります。「気化式」「スチーム式」「超音波式」「ハイブリッド式」です。選び方をチェックしていきましょう。

加湿器の種類とメリット・デメリット

加湿器は数千円の安価なものから、数万円の高価なものまでさまざまな製品があります。シンプルな製品から、たくさんの機能を搭載した製品まで、多くの製品がありますが、一番の種類は加湿方法です。

加湿方法の4つの種類と、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解することが加湿器選びの第一歩です。

気化式

ホテルに泊まったときなどに、乾燥を防ぐために枕元に濡れタオルを置いたことはないでしょうか。それとほぼ同じ仕組みを使ったものが「気化式」の加湿器です。水で湿らせたフィルターにファンで風を送って加湿します。

メリット

ヒーターなどは使わず、動くのはファンだけなので電気代があまりかかりません。熱を出さないので、お部屋が熱くならず、特に小さなお子さんがいる場合は安心して使えます。また加湿し過ぎることもなく、自然な湿度を保つことができます。

デメリット

ナチュラルな加湿となる一方で、加湿には時間がかかります。また吹出口から、湿気を帯びた空気が出てくるので、冬場などは冷たく感じることもあります。ファンのモーター音や吹出口からの風の音が大きくなることもあります。

スチーム式

ストーブの上にやかんを置くことと同じ原理です。水を加熱して、蒸気を発生させます。

メリット

水を加熱して沸騰させるので、雑菌などが繁殖する可能性が少なく、衛生的です。ヒーターで加熱するので、お部屋をすぐに加湿することができます。またヒーターでお湯を沸かすので、冬場は部屋の温度をあげることにもつながります。

デメリット

ヒーターで水を沸騰させるので、電気代がかかります。また常に沸騰したお湯が身近にある状態になりますので、小さいお子さんがいる場合は注意が必要。パワフルに加湿できますが、水が沸騰するまでに少し時間がかかりますし、加湿し過ぎることもあります。

超音波式

水に超音波をあてて振動させ、細かいミスト状にして放出して加湿します。

メリット

超音波発生装置を使うだけのシンプルな構造なので、価格が安価なうえ、電気代もあまりかかりません。ヒーターを使わないので、安心して、簡単に使え、部屋が熱くなりません。コンパクトに設計でき、おしゃれな製品が多いことも特徴です。

デメリット

水に超音波をあてて、細かくして放出するので、タンクなどに雑菌が発生すると、雑菌もそのまま水と一緒に部屋に広がってしまいます。また放出される水の粒が気化式やスチーム式よりも大きいため、壁やカーテンなどが濡れてしまうこともあります。

ハイブリッド式

気化式の加湿器にヒーターを組み合わせ、水で湿らせたフィルターに、ヒーターで温めた温風をファンで送って加湿します。

メリット

気化式と比べると、温風を使うため、よりスピーディーに加湿できます。温度が高いときはヒーターを使わず、シンプルな気化式として動作するので、経済的です。

デメリット

気化式と比べると、ヒーターで温風をつくるため、電気代がかかります。2つの仕組みを搭載しているので、価格もやや高価になります。

また、4つのタイプを問わず、加湿器はタンクやフィルターなどの定期的なお手入れが必須です。加湿方法の違いに加えて、お手入れの方法、手軽さが加湿器選びの大切なポイントといえるでしょう。

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加湿器の選び方

4タイプのメリット・デメリットを知ると、どんな加湿器を選べばいいか、わかりやすくなります。

電気代で選ぶなら気化式

ヒーターを使わず、フィルターにファンで風をあてるだけの気化式は電気代があまりかかりません。また超音波式も電気代を抑えることができます。

記事後半で紹介するAmazon「「気化式加湿器 レイン スタンダードモデル」(バルミューダ)」より引用

衛生的でカビないのはスチーム式

スチーム式は、いわば電気ポットで常にお湯を沸かしているようなもの。衛生的でカビが発生する可能性は小さくなります。

お手入れや掃除が楽なのはスチーム式

先にも触れたように、お手入れや掃除は加湿器選びの大きなポイント。それだけに各メーカーがさまざまな工夫を行い、どのタイプの製品でも、手軽に、簡単にお手入れや掃除ができるようになっています。

そのなかで、いろいろな考え方ができますが、スチーム式はいつもお湯を沸かしていて衛生的なので、カルキの付着に注意するほかは、お手入れや掃除は楽といえます。

危険を避けたいなら気化式・超音波式・ハイブリッド式

ヒーターを使っていない気化式・超音波式は小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。またハイブリッド式も、加湿器内部ではフィルターに温風を当てていますが、外部に出てくる風は熱くないので安全と言えます。

音が静かなのは超音波式

ファンなどの動く部分やお湯が沸く音がしない超音波式は、静かな場所にぴったり。

暖かいのはスチーム式

お湯を沸かすスチーム式はお部屋を暖めることもできます。(ハイブリッド式も温風をフィルターにあてますが、水分が気化するときに熱が奪われるため、出てくる風は暖かくありません。)

局所的に加湿するなら超音波式

超音波式は水の粒子が他の方式の加湿器よりも大きいため、加湿器の遠くよりも加湿器まわりを局所的・スポット的に加湿する目的に向いています。

いっぽう機種にも寄りますが、ファンを搭載した気化式・ハイブリッド式は加湿できる範囲が広くなり、お部屋全体を加湿する場合に向いています。

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子どもがいる家庭におすすめの加湿器

いまはどのタイプも安全性に十分配慮しています。特に子どもがいる家庭におすすめの加湿器をピックアップしました。

「ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXU05」(パナソニック)

電力を効率的にパワーに変換できるDCモーター搭載の気化式。高速回転で、小さなファンでも多くの風量を生み出し、しっかり加湿と省エネの両立を実現。加湿に「ナノイー」をプラスして、お肌のうるおいを守ります。

「Dainichi ハイブリッド式加湿器  HD-RX500A-W」(ダイニチ)

デザインもシンプルで人気のハイブリッド式。フラットタイプのトレイ、 タンクも広口でお手入れのストレスも軽減。水と空気の通り道には4つの抗菌加工を施しています。静音性が高く、寝室に置くのもおすすめです。

スチームファン蒸発式加湿器 roomist(ルーミスト)」(三菱重工サーマルメーカー名)

スチーム式は衛生的だけど、小さな子どもがいるので心配…。そんな不安を「吸い上げた水だけ加熱する」という仕組みで解消。吹き出す蒸気も送風ファンで空気とミキシングされ55℃以下に。

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小型でスリムな加湿器のおすすめ

場所を取らないスリムなタイプや、卓上でも使える製品をピックアップしました。

大容量のどっちも給水「プラズマクラスター加湿器 HV-P55」(シャープ)

プラズマクラスターの風で加湿するハイブリッド式。お部屋の空気を浄化しながら清潔に加湿します。上から注いで給水/トレーをはずして給水の「どっちも給水」で使いやすいです。

卓上にも置ける「加熱式加湿器 SHM-120R1」(アイリスオーヤマ)

どんな場所にも置けるスリムデザイン。デスクやリビングテーブルの上にスッキリ置けるスチーム式。お好みに合わせて選べる4色展開です。アロマトレー付で、市販のアロマオイルで香りを楽しむことができます。

「エクリアミスト  HCE-HU2101」(エレコム)

ペットボトルやコップに入れて使う新発想の超音波式。USBにも対応しているので、ノートPCに接続してオフィスなどで手軽に使えます。ペットボトルに入れて使う時に、転倒しても水がこぼれにくくなる専用キャップ付き。

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おしゃれな加湿器のおすすめ

デザインに凝ったおしゃれな加湿器もいろいろ登場しています。

「超音波式アロマ加湿器 SHIZUKU touch+」(アピックス)

しずく型のおしゃれなデザインの超音波式。タンク内に抗菌カートリッジを搭載し、加湿器内の雑菌の繁殖を抑えます。加湿量は無段階で調節でき、お好みの加湿量を選べます。ミストの吹き出し口は、方向調節にも対応。

「気化式加湿器  レイン スタンダードモデル」(バルミューダ)

新発想のおしゃれな家電で知られるバルミューダの加湿器。気化式のタンクレス構造なので、水を上から注ぐだけで給水できます。取り入れた空気を酵素プレフィルターで除菌してから加湿、送風します。

「STEM630i HM-C630i」(カドー)

カドーcado加湿器STEM630iクールグレーHM-C630i-CG[超音波式][HMC630I]【rb_warm_cpn】

「土の中の養分と水分が、茎を通して植物全体に届いていく」そんなイメージの超音波式。専用アプリを使えば、Wi-Fi経由で外出先から空気の状態を確認したり、加湿器を操作できます。

生活スタイル・使い方からぴったりの加湿器を

4つの加湿方法に分けられる加湿器。さらに除菌や殺菌などの方法、アロマ対応、デザインなど、さまざまな製品が登場しています。生活スタイル、使用時間、家族構成など、使う場面を想定して、ぴったりの加湿器を選んでください。

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文・構成/HugKum編集部

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