巨大すぎるぬりえ「NuRIE(ヌーリエ)」で大胆ART遊び!家族のコミュニケーションツールにもなった!

コロナの状況がなかなか良くなりませんね。せめて、おうち時間をもっと有意義にしたいもの。ダイナミックに遊びたいときにぴったりの塗り絵をご紹介します!

新聞紙よりも大きなぬりえ「NuRIE ori/maki」

今回ご紹介するのはマルアイという会社の巨大なぬりえ「NuRIE」です。

マルアイは130年以上の歴史を持つ紙製品のメーカー。祝儀用品や封筒など、生活に密着した紙製品を中心に製造・販売をしています。あなたが毎年お正月に子ども達に送る「ポチ袋」や、お祝いの時に用いた「のし袋」、習いごとのお月謝を支払うための「月謝袋」などもマルアイの製品かもしれません。

そのマルアイが2014年、個性的で楽しいイラストが国内外で人気のスイミーデザインラボとコラボレーションして生まれたのが今回ご紹介するNuRIEです。

どのくらい大きいの?

まずご紹介したいのはA0サイズのぬりえ「NuRIEmaki」と「NuRIEori」です。

A0サイズ……って、あまり耳にしたことがないサイズですよね?A0は一般的なコピー用紙のサイズ「A4」を16枚分並べたサイズです。1,189×841mmと長辺の幅は1m以上あります。

大きな紙をイメージすると初めに浮かぶであろう「新聞紙」。その開いた大きさよりも大きいことが、写真からも分かると思います。

新聞を重ねてみても大きさの違いがわかりますね

NuRIEmaki」と「NuRIEori」の違いは梱包の仕方で、makiは折り目がつかないようにロール状に、oriはコンパクトに持ち運べるように折りたたまれています。どちらもぬりえ自体のデザインは同じです。

塗るだけではない楽しみ方

我が家で挑戦したのは、3種デザインがある中で日本地図をモチーフにした「NIPPON PON!!」です。日本地図をベースに各地域の有名な食べ物や名所が書かれています。

現在6歳の娘は地図が得意で、知育アプリやパズルゲームで都道府県の名前を覚えました。NuRIEに取り組みながら「私は四国を塗るね」「だったらお母さんは北海道(筆者は北海道出身です)を塗っていい?」と分担をしながら楽しみました。

娘の力作「四国」

また、NuRIEmaki/oriでは、全てのデザインで文字探しゲームもできます。

イラストの中に「1から9までの数字」「AからZまでのアルファベット」が隠されているので、どちらが先に見つけられるか競争もしました。当時の娘は数字は読めるけれど、アルファベットはいくつかしか読めなかったので「数字探しゲーム!!」と数字を見つけては色を塗るということもしました!

「1から7まで一気に見つけたよ!」

こんなに固まって数字が描かれている場所もあれば、1つだけのところ、そして1つの数字がいくつも描かれている場合もあって、塗るだけではない楽しさが!文字に興味を持っているお子さんならば、最初に数字とアルファベット探しとして遊んでみるのも良さそうです。

NuRIEは何で塗る?

あなたのお子さんの好きな画材はなんですか?クレヨン・色鉛筆・マーカーペンなどなど……。

NuRIEシリーズからは先端が筆ペン状になっているマーカー「NuRIEマーカー」が発売されています。

NuRIEマーカー
10色入りです

筆ペン状のペン先は、力のかけ具合によって線を書いたり塗りつぶしたりができます。またペン自体は短めなので、子供の小さい手でも使いやすくなっています。

筆先にはコシがあるので、子供が強く塗りつけても大丈夫でした

他にもご自宅にある色鉛筆やクレヨンはもちろん、折り紙を使ってちぎり絵風にもできそうですね。

NuRIEに使われている紙はとても頑丈!

娘がNuRIEマーカーで西郷隆盛の絵を塗った部分です。

色を重ね、力を入れて塗った部分

見てお分かりかと思いますが、「まずは赤で塗ってー、その次は緑でー」と何度も何度も違う色を塗り重ねていました。

恐る恐る裏面を見ると?

「あれだけ塗ったのに!!」の裏です

ほとんど裏抜けしていないのがわかります。

※ただし、万一の場合に備えて古新聞などを敷くことをお勧めします。

遊んで学べる図鑑のぬりえ「NuRIEbook

次にご紹介するのは、2021年のリニューアルとともに発売された、遊んで学べる図鑑のぬりえ「NuRIEbook」です。

恐竜が好きなお子さんにもぴったり!

見た目はA4サイズほどの本ですが、中には蛇腹状におられたぬりえが隠れています。なんと幅は1,820mmと身長の高い成人男性ほどにもなる長いぬりえです。

ジャバラ折りになっているものを伸ばしました!

1mの竹尺が短く見えますよね。

このNuRIEbookのテーマは「恐竜たちのテーマパーク!」。

「学研の図鑑LIVE」とコラボレーションしたぬりえで、図鑑のシリーズで一番人気のある「恐竜」がテーマです。片面は恐竜たちのいる世界のイラスト、もう片面は恐竜図鑑になっています。

恐竜達のいる世界のイラスト

 

恐竜の名前の上にマークがついているものは、スマートフォンのARアプリで恐竜と一緒に写真を撮ることもできます。

 

NuRIEのコンセプトは「コミュニケーションするぬりえ」

NuRIEは大きいので、完成までは時間がかかります。子どもによってはなかなか完成しなくて飽きてしまうかもしれませんが、何人かで協力して塗ると、楽しめると思います。

親子やきょうだい、お友達と塗っていくと画材の貸し借りやどこを誰が塗るかを決めるなど、自然と話をしなければならないシーンも。コミュニケーションを取りながら作品を完成させるのは、お子さんの成長にもきっと役立ちます!

巨大なぬりえはコミュニケーションしながら字の勉強や恐竜博士になれちゃう、工夫の詰まったぬりえです。ぜひやってみてくださいね。

NuRIE公式HP:https://maruai.co.jp/nurie/

文・構成/ふじいなおみ

構成/HugKum編集部

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