炊き込みご飯は冷凍できる?
具材たっぷりの炊き込みご飯は、子どもも大人も大好きですよね。
メリットは、ご飯とおかずがドッキングされているので満足感があること。デメリットは、具が多いため通常の白米より傷みやすいという点にあります。すぐに食べない場合は、冷凍したほうが炊き立ての美味しさを長く味わえますよ。
冷凍に不向きな具材に注意
冷凍する時は、食感が損なわれない具材を選ぶのがコツ。一般的な炊き込みご飯に入れがちで、冷凍することで食感が変わりやすい食材として「こんにゃく」や「タケノコ」などがあります。こんにゃくは、冷凍することでスカスカに。タケノコは、繊維質が増して筋張ってしまうため避けたほうが無難です。
炊き込みご飯の冷凍方法
では、さっそく炊き込みご飯の冷凍方法について解説していきましょう。
冷凍の仕方は、白米と同様に、炊き立てをラップに包んで小分けにします。その際、まだ熱いうちに包むのがポイント! 完全に冷めてからでは、乾燥してパサパサしてしまいます。
また、炊き込みご飯は、炊飯器や鍋の中で冷ますのは食中毒の心配もあるためNGです。穀類には、セレウス菌という土壌細菌が存在し、28~35℃くらいになると繁殖し始める傾向にあります。炊き立てのまま放置せずに、粗熱がとれたら速やかに保存袋に入れて冷凍保存するのが重要です。
冷凍炊き込みご飯の解凍方法
炊き込みご飯の解凍方法は、すぐに食べる場合は、電子レンジが最もスピーディ。600Wの電子レンジで、約2~3分加熱したら、一度取り出して混ぜ合わせます。軽く蒸気を飛ばし、追加で1分ほど加熱すればオッケーです。
もし蒸籠がある場合は、蒸籠で戻すのも◎。蒸籠にクッキングシートを敷いておくと、解凍後も取り出しやすく、炊き立ての味わいが楽しめます。
他に、ぜひ試して欲しいのは、炊き込みご飯のアレンジです。例えば、ごま油で炒り卵を作って、解凍した炊き込みご飯を軽く炒めれば、簡単チャーハンの出来上がり! 炊き込みご飯は最初から味がついていますし、具材もたっぷりなので、何もない日のお昼ご飯なんかにも大活躍するんです♪
冷凍した炊き込みご飯の保存期間
冷凍した炊き込みご飯の保存期間は、冷凍庫で約1ヶ月ほどです。
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旬の野菜や鶏肉などのタンパク質が入っている炊き込みご飯は、栄養バランスの良い主食になります。成長期のお子さんにもピッタリな一食なので、上手に冷凍保存をお役立てくださいね。
撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
参考資料:大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省)
混ぜて炊くだけ!おすすめの炊き込みご飯の素
忙しいHugKumファミリーのママパパには、こんな便利なお助けアイテムも。いずれも混ぜて炊くだけの時短調理の味方です。上手に取り入れて、おいしい炊き込みご飯ディナーをお楽しみください。そして余った炊き込みご飯は、上でご紹介した方法で冷凍保存できますね!
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