温かいスープをもち運べるスープジャーは、毎日のお弁当や夜食に便利なアイテム。高い保温力を上手に生かすことで、調理時間の短縮や食材のむだを減らすことにも役立ちます。
「サーモス スープジャーお弁当教室」(2018年12月実施)では、食材を丸ごと使うお弁当のレシピを紹介。専門家による「食品ロス」などに関する講演も行われました。
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保温できる「スープジャー」がお弁当づくりの悩みを解決してくれる
待たずにすぐ食べられ、体調などに合わせて栄養バランスも整えられるのが、お弁当のメリット。でも毎日つくるのは、なかなか大変です。持ち運びしやすい&時間がたってもおいしく食べられる、といった大前提に加え、小さな悩みもいろいろ。同じおかずが続くとあきちゃうよね。傷まないようにしっかり加熱しなくちゃ。ああ、全部茶色いおかずになっちゃった……。
でも、「スープジャー」のお弁当なら、こうした悩みを一気に解決してくれます。メインは具だくさんのスープや汁もの1品。おにぎりやパンなどの主食を添えれば、ボリュームも十分です。高い温度をキープするから傷む心配もないし、きれいに盛りつける必要もなし!
▲イベントでは、会場で試作した1品に加え、約4時間前につくった「和風ポトフ」「白菜と豚肉の春雨うま煮」も試食。ふたを開けた瞬間、ふわっと湯気が上がり、しっかり温かい!
保温力が高いから、「食べるまでの時間」が「調理時間」に変わる!
サーモス「スープジャー」の特徴のひとつが、すぐれた保温力です。使用前に熱湯を注いで2分予熱し、お湯を捨てて短時間煮たスープなどを入れます。そして5時間たっても、スープは熱々のまま!
しっかり保温した状態は、弱火でじんわり加熱し続けるのとほぼ同じ。食べるまでの「待ち時間」が「調理時間」になるのです。つまり、スープジャーに入れる前の調理時間が短縮できる! ということでもあります。
火が通りにくい野菜も、さっと煮るだけで大丈夫。スープジャーに入れれば、食べる頃にはやわらかく、味もしっかりしみ込んでいます。忙しい朝、お弁当づくりにかかる時間をぐっと短縮することができます。
▲イベントでは、「鮭缶の石狩鍋風スープ」を試作。材料は大きめに切りますが、加熱時間は沸騰してからたったの5分。
野菜を丸ごとおいしく食べることは食品ロスの対策にも
弱火でじっくり煮込むような状態をキープできるスープジャーは、「かたいものをやわらかく」仕上げることも得意。だから大根やにんじんといった根菜類も皮をむかずに使えるし、キャベツの芯も甘くやわらかく仕上がります。こうして食材を丸ごと使うことには、ふたつのメリットがあります。
ひとつめが、調理時間のロスを減らすこと。
ふたつめが、食品ロスを減らすこと。食品ロスとは、「食べられるのに捨てられている」ものを指します。家庭での食品ロスのおもな理由は、食べ残しや過剰除去。よく洗えば食べられるのに、「かたいから」と根菜の皮を厚めにむいたり、傷んでいないキャベツなどの外葉を捨てたり……。習慣で「なんとなく」していることが「過剰除去」につながっています。「さっと煮て入れるだけ」のスープジャーなら、食材をむだにしない調理を手軽に実現することができます。
▲調理を指導してくれた野上優佳子さん(料理家・弁当コンサルタント)と、食品ロスなどについて教えてくれた平井巧さん(一般社団法人フードサルベージ代表理事)。
食品ロスを減らすために、家庭でできること
家庭での食品ロスを減らすためには、いくつかのポイントがあります。買いものに行く前にストックをチェックすること、買いすぎ・つくりすぎを避けること、食材をいろいろな方法で使って調理や食事を楽しむこと、そして過剰除去を減らすこと……。どれも、ちょっと心にとめておくだけでできそうなことばかりです。
食材の組み合わせも味つけも自由に楽しめるスープは、少しだけ残った食材の使いきりにもぴったりです。いろいろな野菜&お肉などのタンパク質食材をさっと煮て、好みの調味料で味つけ。あとはスープジャーにおまかせです。
▲参加者は、食品ロスについて考えるゲームにも挑戦。各グループに食材のカードが配られ、その食材を使いきる献立を提案します。
サーモス 真空断熱スープジャー
JBQ-301(0.3リットル) カラー/ミント(写真のタイプ)、マスタード、トマト
サーモス https://www.thermos.jp/
*「サーモス スープジャーお弁当教室」は2018年12月実施
構成/野口久美子