2〜4歳の子ども、牛乳や乳酸菌飲料を飲む頻度は?
今回は、小学館の幼児誌『めばえ』4月号の読者1000人にアンケートで回答をいただきました。まず一つ目の質問内容は「お子さんが牛乳や乳酸菌飲料を飲む頻度を教えてください」というもの。回答結果はこちら。
ほぼ毎日飲むという回答が全体の約6割、週に4〜5日、週に2〜3日を合わせると全体の9割弱の子どもたちが牛乳や乳酸菌飲料をコンスタントに飲んでいることがわかります。
一方で、1割程度の家庭ではほとんど飲まないという回答も。牛乳の提供がある保育園も多いので、家庭で飲まなくてもほぼ毎日口にする子もいれば、便が緩くなったりアレルギーといった体質的な問題、保護者の飲む習慣などで、摂取頻度が左右されることも考えられます。
よく飲む牛乳や乳酸菌飲料ランキング
二つ目の質問は、「お子さんがよく飲む牛乳や乳酸菌飲料の種類を3つまでえらんでください」というもの。さっそく10位からランキングをみていきましょう!
10位 コーヒー牛乳
10位は少ない票数ですが、コーヒー牛乳です。本来苦い味のコーヒーですが、甘さのあるコーヒー牛乳は子どもも抵抗なく飲める味になっています。ただ、カフェインが含まれるコーヒーなので、摂り過ぎには注意をしたいところです。
9位 フルーツ牛乳
コーヒー牛乳に続いてランクインしたのは、フルーツ牛乳です。イチゴやバナナといったお馴染みの味はジュース感覚で、子どもは喜んで飲みますよね。牛乳は嫌いだけど、これなら飲めるというお子さんもいると思います。
8位 その他
8位のその他で上がったのは、「フォローアップミルク」「ミロ」「低温殺菌牛乳」など。他にも、「森永のこどミル」「フルーツ豆乳」「青汁入りの牛乳」なども!「保育園で飲んでいるので何を飲んでいるかわからない」という回答もありました。
7位 低脂肪牛乳
カルシウムは摂らせたいけれど、カロリーや脂質が気になる…。そんな方にはもってこいの低脂肪牛乳が7位に食い込みました。
6位 飲まない
6位は飲まないという回答でした。乳アレルギーがあって飲めない場合や、子どもが飲みたがらないなどその理由はさまざまでした。
5位 豆乳
5位に入った豆乳は、「畑の肉」と言われるほど、たんぱく質が豊富。低カロリーながら栄養価が高く、乳製品と胃腸との相性が悪かったり、乳アレルギー、牛乳嫌いな子にはうってつけの飲み物とも言えます。
4位 成分調整牛乳
4位は成分調整牛乳でした。調整牛乳というのは生乳から脂肪分を調整したもので、カロリー控えめです。飲み口がサラッとしているので味の好み、また体重の増加が気になって調整牛乳を選ぶ方もいるかもしれません。値段も無調整牛乳に比べて少し安く、家計に優しいのも嬉しいところですね。
3位 ヨーグルトドリンク
3位はヨーグルトドリンクでした。やはり子どもにとってデザート、ジュース感覚で飲めるものは人気!
スーパーで子どもにねだられても、スナック菓子より買ってあげてもいいかなと思えるのも親の本音です(笑)。
2位 乳酸菌飲料(ヤクルトなど)
2位には乳酸菌飲料がランクイン。ヨーグルトドリンク同様、子どもにとってはジュースと変わらない存在でしょう。最近では「腸活」という言葉も生まれるほど、腸内環境を整えることが健康に繋がるということで、乳酸菌飲料も注目されています。腸活は継続が大事ということもあり、乳酸菌飲料を飲むことを習慣にしている方もいるかもしれません。
1位 成分無調整牛乳
栄えある1位は、成分無調整牛乳でした! いわゆる普通の「牛乳」です。何も添加されておらず、安心なイメージもありますね。冒頭で書いたように、保育園の給食は間食(補食)で提供する牛乳も含めて栄養素の必要摂取量を計算しています。保育園児でなくとも、成長期の子どもにはカルシウムやたんぱく質も豊富な牛乳を飲んでおいたら安心というのも親心でしょうか。
牛乳や乳酸菌飲料を上手に取り入れよう
牛乳や乳酸菌飲料は健康によいというイメージがあり、カルシウムが摂取できるなどメリットもたくさん。一方で、牛乳や乳酸菌飲料に頼りすぎてしまうと、かえって栄養が不足するという可能性も。子どもの食生活はバランスのよい栄養を心がけながら、上手に牛乳や乳酸菌飲料を活用できるといいですね。
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アンケートを実施したのは・・・
親と子をつなぐ、2・3・4歳の学習絵本『めばえ』。アンパンマン、きかんしゃトーマスなど人気キャラクターと一緒に、お店やさんごっこや乗り物あそび、シールあそび、ドリル、さがしっこ、めいろ、パズル、工作、お絵かきなど、様々なあそびを体験できる一冊。大好きなパパ・ママとのあそびを通して、心の成長と絆が深まります。
文/中井 緑(保育士・栄養士)
構成/HugKum編集部