小2男子が釣りに挑戦! 釣りは親子で「成功体験」を得られる最高のアクティビティ

キャンプや釣りなどのアウトドアアクティビティがブームになっています。 親世代では身近に体験できた遊びも、今の子どもたちにとっては貴重なものとなり、自然体験活動はとても刺激的。
そこで今回は、人気が高まっている「釣り」をピックアップ。実際に子どもを連れて、釣りにも挑戦してみました!

初心者は「管理釣り場」で釣りに挑戦!

日本は様々な釣りが楽しめることをご存じですか?

海、川、湖など地域や場所によって、釣れる魚も多種多様。釣りたい魚に併せて、釣り方も変わってきます。

しかし、「釣りには種類がたくさんある」と聞くと、初心者にとってはハードルが高くなってしまいますよね。
そこで、初心者におすすめの釣り場所をD.Y.F.C(ダイワヤングフィッシングクラブ)の西垣哲哉さんに聞いてみました。

D.Y.F.C(ダイワヤングフィッシングクラブ)

釣り具の総合メーカー、DAIWAが運営する子ども向け釣りクラブ。1976年の発足以来、小学生から中学生の子どもたちを対象に釣りの楽しさを伝えている。「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ。」をコンセプトに、釣りを通して自然の豊かさや命の尊さを体感できる学びの場を提供。「自分で考え、自分で工夫し、自分で動く」を軸としたフィッシングスクールも開催。

初心者におすすめの管理釣り場はどんな場所?

©︎D.Y.F.C

西垣さん 日本にはたくさんの釣り場があります。しかし、どこでも自由に釣りをして良いわけではありません。守らなければいけないルールもありますし、危険な場所もあります。

初心者の方におすすめなのが、「管理釣り場」での釣りです。管理釣り場というのは、その名の通り管理された釣り場のこと。

人工的に作った池や川、自然の川や海の一区画に魚を放流している釣り場で、利用料を支払うことで釣りを楽しめます。

©︎D.Y.F.C

管理釣り場の良いところは、レンタル釣具が整備されていることやスタッフが常駐していること。
場所によっては手ぶらで訪れても釣りができますし、わからないことがあればスタッフに聞くこともできるので、初めての釣りにぴったりです。

自然の場所でいきなり釣りに挑戦するのは初心者にとってはハードルが高いので、まずは管理釣り場で「釣りの楽しさ」を味わってみてください。

釣りを始めたばかりの時は、「釣れた!」という経験をたくさん積んでほしいです。

子どもにとってもこの成功経験がとても大切。まずは、ハードルを下げて「釣れた体験」を積み重ねていくと良いですよ。

実際に行ってみた!小2男子が川魚釣りに挑戦

わが家には、Nintendo Switchのゲーム『あつまれどうぶつの森』や『釣りスピリッツ』の影響で釣りに興味を持った小2の息子がいます。釣り堀ではなく自然の海や川で釣りがしたい、という想いから本格的な釣りを始めました。

少し前に、あまり知識がないままマイ釣り竿を持って海釣り公園に行きましたが、赤潮の影響もあり釣果はゼロ。「何が釣れるかな」とすごく期待して行ったので、息子の落胆は相当なものでした……。

せっかく興味を持ったのに投げ出してしまわないか心配でしたが「リベンジしたい!」という気持ちが強く、西垣さんのお話を聞いて早速管理釣り場をリサーチ。栃木県日光市にあるナラ入沢渓流釣キャンプ場を訪れました。

こちらの管理釣り場では、自然の川から水を引き人工的に作られた池で釣りができます。持ち込み竿も使えましたが、エサ付きの竿がレンタルできるので、手ぶらでもOK。

3時間釣り放題のプランと、時間制限なく釣った分だけ購入する目方釣りのプランがありました。今回は、目方釣りプランで挑戦です。

いくつかある池にはヤマメ、マス、イワナが放流されていました。池によって魚の放流数が異なり、多い池では初心者でも釣りやすく少ない池では難易度が上がるという仕組みです。

自分の身長よりもはるかに長い釣り竿の扱いや、針の扱いに最初は戸惑っていましたが、何度か見本を見せると「自分でやる!」とやる気に。

こちらの釣り場では釣り教室などのイベントはありませんが、スタッフの皆さんがとても優しく困ったことやわからないことがあるとすぐに教えてくれました。

難易度の低い、魚の放流数が多い池では面白いように釣れるのでとても楽しかったです。
以前、海釣り公園に行って何も釣れずにがっかりした後だったので、釣りへのモチベーションが上がるきっかけになりました。

この日は、魚の口から針を外すのも自分でチャレンジ。動く魚に怖がる様子もありましたが、受付でペンチを借りて試行錯誤しながら取り組みました。

結果、この日は6匹の川魚を釣ることができました!
釣れた魚は受付に持っていくと、スタッフの方が下処理と調理をしてくれます。スタッフの方に「この模様があるのがヤマメだよ」と川魚の見分け方を教えてもらうなど、コミュニケーションもあり管理釣り場の醍醐味を味わうことができました。

炭火で焼かれた新鮮な川魚は絶品! 身がほくほくで家族みんな幸せな気持ちになりました。
自分で釣れたと言う達成感もあり、一段とおいしく感じたはず。子どもと気軽に釣りをしてみたいという方にぴったりな釣り場でした。

ナラ入沢渓流釣りキャンプ場は、釣り場だけでなくキャンプ場やBBQ施設、夏期は川遊びエリアも併設しています。お蕎麦がおいしい定食処もあり、めいっぱいアウトドアレジャーを楽しめますよ。

ナラ入沢渓流釣キャンプ場
〒321-2802 栃木県日光市上三依109-1 電話0288-79-0714

<渓流釣り料金>
時間釣り(3時間):3,000円
目方釣り(イワナ・ヤマメ100g):370円
目方釣り(ニジマス100g):185円
レンタル竿(餌付き):300円
※釣りは予約不要

自分の道具を集めたい!まず何から揃えたらいい?

©︎D.Y.F.C

釣りといえば「釣り竿」や「ルアー」など、かっこいい釣具が魅力的。サバイバル系番組やゲームなどの影響もあり、「自分だけの道具が欲しい!」と思うお子さんも多いことでしょう。

そこで、西垣さんに「まず揃えるべき道具」について聞きました。

絶対必要な道具はこれ!

西垣さん 多様な釣りが楽しめる日本は釣り人にとってパラダイスですが、狙う魚や釣り場所によって釣りの手法を変える必要があります。

そこで、どんな釣りをするときでも必ず必要な道具があるので、まずはそれらから揃えると良いですよ。

クーラーボックス

まず揃えたいのは、クーラーボックス。

©︎DAIWA

釣った魚を持ち帰るために使うのはもちろん、行きは釣り場で食べる昼食や飲み物を入れていくこともできます。キャンプやBBQの時も使えるので万能ですよ。

クーラーボックスはなるべく大きめのものを用意すると良いです。釣った魚を冷やすための氷もたくさん入れるので、小さいサイズのものだと使いづらいこともあります。
アジやイワシなどが大量に釣れた時や、サイズの大きな魚が釣れた時でも対応できるようなサイズ感のクーラーボックスを選びましょう。

ライフジャケット

二つ目は、ライフジャケットです。

©︎DAIWA

水場の近くでは大人も子どももライフジャケットを必ず着用しましょう。管理釣り場ではレンタルできることが多いですが、自然の場所で釣りを楽しむ時は自分のライフジャケットが必須です。

特に子どもはちょっとした不注意で水に落ちてしまうことが多々あるんです。流れが早い場所で落ちてしまうと、そう簡単には助けられないですが、ライフジャケットを着けていれば安全が確保できます。

「フローティングベスト」と呼ばれているベスト本体に浮力材が入った固形式タイプと、水滴を感知して自動で浮き袋が膨らむ自動膨張式タイプがあります。

自動膨張式はコンパクトで動きやすいですが、岩場の多い海などでは浮き袋が破れてしまう恐れもあるので、場所に合わせて固形式と使い分けると良いでしょう。

レインウェア

三つ目は、レインウェアです。

©︎DAIWA

季節によっては天候が変わりやすいですし、釣り場での防水・防寒対策としても重宝するのがレインウェアです。船釣りに挑戦する時にも必須アイテム。

ポンチョタイプもありますが、上下分かれているものを選ぶと動きやすく安全に釣りができます

まずは釣具屋さんへ! 目的を定めて相談してみよう

気になる釣具について色々と教えていただきました。まず釣り竿から買い揃えたくなりますが、釣りの種類によって適した竿が異なるため、様々な釣りを体験してから検討するのが良いそう。

D.Y.F.Cでは、用途に合わせた釣り竿をレンタルできるサービスもあるので、賢く利用するのもおすすめです。

西垣さん まずは管理釣り場やレンタル釣り竿を利用して、色々な釣りに挑戦してみてください。
「この釣り方が楽しい」と思えるものがあれば、そこで初めて釣り竿を買い揃えるのでも遅くありません。

釣具は、魚の口に近いものから揃えていきます。狙いたい魚を決めて、その魚が好むエサ・魚のサイズと使うエサに合う釣り針・釣り針に合う釣り糸・おもり・釣り方にあう竿……というように組み合わせていきます。
ハマればハマるほど、道具を集めるのも楽しくなりますよ。

西垣さん 初心者のうちは膨大な数の釣具から選ぶのはとても難しいです。ぜひ釣具屋のスタッフの方に相談してみてください。
そのとき、漠然と「釣りがしたいです」と言うだけでは釣具屋さんも困ってしまうので、
「何を釣りたいか」「どこで釣りたいか」を決めてから相談すると的確なアドバイスをもらえますよ。

かっこいい道具がズラッと並ぶ光景にきっと大興奮間違いなし! ぜひ一度近くの釣具屋さんに足を運んでみてください。

「考える力」を育み「親子の会話」を生む最高のアクティビティ

©︎D.Y.F.C

実際に釣りを体験すると、「どこの釣り場に行くか」「釣具のセッティングはどうするか」「どうしたら釣れるか」と考える機会がたくさんあることがわかりました。

長年、多くの子どもたちに釣りの楽しさを伝えるD.Y.F.Cでも、「自分で考え、自分で工夫し、自分で動く」ことを大切にしているそう。最後に、釣りで得られる学びや親の向き合い方について伺いました。

試行錯誤するなかで「思考力」が育まれる

©︎D.Y.F.C

西垣さん 釣りをはじめとする自然体験には多くの学びがあります。魚の生態について詳しくなるだけでなく、天候や潮の流れといった気象の知識も養われます。

川釣りでは、石の下に潜んでいる川虫を捕まえてエサにすることがあります。自分でエサを調達する体験を繰り返すことで、どのような場所で川虫が見つかるか、魚はどの川虫を好むかといった探究につながっていくのです。

他にも魚をさばき調理をするなど、釣りの周辺にはたくさんの楽しみがあります。そこから「なんで?」「どうして?」と、知的好奇心がぐんぐん芽生えていきますよ。

「次はどこに行こうか?」釣りは親子のコミュニケーション

西垣さん 釣りは大人も子どもも楽しめるアクティビティです。「今度はどこに釣りに行こうか?」「◯◯を釣るためにはどんな仕掛けがいいかな?」と、親子のコミュニケーションが生まれます。

親子で試行錯誤しながら楽しい成功経験を積み重ねていくと、子どもの自己肯定感もUPするでしょう。ダイレクトに命と向き合うことができるので、「命の大切さ」を教えるきっかけにもなるはずです。

「釣れた!」成功体験のために親ができること

©︎D.Y.F.C

西垣さん「これから釣りを始める親子にとって何よりも大切なのは「釣れた経験」。とにかく、最初はハードルを低く定めて、釣りの楽しさを味わってください。そのためには親のリサーチが必須!

どこでどんな魚が釣れているかという「釣果情報」を事前に調べてから、釣り場に向かいましょう。最近では、各地域の釣果情報をまとめて見られる便利なアプリなどもあるのでチェックしてみてください。

始める前は情報がたくさんあり尻込みしてしまうかもしれませんが、親子で学ぶ機会がたくさんあるのでぜひ楽しんでください!

D.Y.F.Cでは子ども向けにフィッシングスクールを開催する際に、初心者の親御さん向けにもレクチャーする機会を設けているので、利用してみてくださいね。

自然体験が子どもを育てる!親子で楽しめる「釣り」を始めよう

D.Y.F.Cの西垣さんにたくさんのお話を伺い、これまで未知だった釣りの世界を知ることができました。

まず管理釣り場などで釣りの楽しみを味わってから、徐々に自分だけの道具を集め知識を深めていくことがポイントです!

釣具メーカーのHPには、初心者向けに基本的な釣り方や魚の知識、そして数多くある専門用語についてわかりやすくまとめたコーナーもあるので、そちらも活用してみることをおすすめします。

おすすめのサイトはこちら!

DAIWA 初心者のための釣り入門
→釣りの基礎知識をまとめて紹介。動画コンテンツなども充実!

入門者にもわかりやすい 初めての釣り入門/DAIWA
→釣りやすい人気魚種の攻略法がわかりやすくまとまっている。釣りたい魚の情報を調べるときに便利!

ゼロからのつり入門 (入門百科+)

さかな・釣り検索 (「特徴 仕掛け さばき方」が分かる672頁超図鑑)

「自然のなかで、自分の力で何かを得る」ことは、デジタルネイティブ世代にとって貴重な経験となることでしょう。ゲームや動画コンテンツでは得られない刺激的な体験ができるはず。親子で「釣り」を始めてみませんか?

D.Y.F.Cでは新規会員募集中!
クラブ入会資格:小学生から中学生まで(19歳まで在籍可能。※入会時に日本国内在住の方のみ)
クラブ会員費:1,000円(3年間有効。入会グッズ発送時は代引き手数料265円が必要。※更新費1,000円)
詳細は下記URLへ。

https://www.daiwa-product.com/dyfc

あなたにはこの記事もおすすめ

海で採ったカニ、育ててみませんか?海水飼育・産卵・脱走…カニとの毎日は楽しい!【ヒライソガ二飼育レポ】
旅行先でつかまえたカニを飛行機で持ち帰る  私がヒライソガニを見つけたのは、和歌山の海でした。水族館の磯体験のようなもので、岩を裏返したら...

構成・文/秋音ゆう

編集部おすすめ

関連記事