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「鈴木のりたけの“しごとば”展 進化する絵本の世界」がスタート
大人気『しごとば』シリーズ6冊の原画88点、そしてダジャレ好きな作家のユーモアある絵本の原画 約70点、全部で160点以上の作品を観ることができる貴重な原画展が武蔵野市立吉祥寺美術館ではじまります。
20職種の“しごとば”の原画を観ることができます!
こちらのシリーズは、たくさんの“しごとば”を綿密に取材し、一枚の絵に落とし込む独自の手法で子どもたちの心をつかんでいます。
一枚のなかにギュッと凝縮された仕事場。働く人の一日を徹底的に取材し、スケジュールや仕事内容を詳しく紹介。よりリアリティある職場の雰囲気を感じることができます。子どもが漠然とあこがれるその仕事のイメージだけではなく、仕事の内容や、道具、他に関わり合いのある人々、様々なことが分かります。具体的な夢をもつヒントにもなることでしょう。
ダジャレも、子どもが好きなおしりも、おならも、かわいくアレンジ
一度読んだら忘れられない、印象的な絵本の数々。子どもの好きなおしりも、おならも、鈴木のりたけさんの手にかかると、笑いながら知識が得られる科学絵本に。読み聞かせにも人気の作品なので、多くのお子さんが観たことがあると思います。原画で観るとより迫力がありますよ!
『おしりをしりたい』はいつの間にかおしり博士に
最初は興味本位でも、読んでいくうちにおしりの様々な謎が解明されていきます。おもしろくてためになる絵本です。
やっぱり子どもは「おなら」も気になる
おならの音を出すのって、意外とむずかしい。なぜ音が出るの? なぜ「おなら」というの?子どもたちにとって、気になることだらけのおなら。読み進めていけば、おならの出る仕組み、音の正体など、いつの間にかいろいろなことがわかってしまいます。
心がハッピーになる 原画がいっぱい
鈴木のりたけさんの絵は、吸い込まれていくような不思議な世界が広がっています。風景は伸びやかに遠くまで広がっていくよう。動物の表情も、何とも言えぬ魅力に満ちて、くすっと笑ってしまうことでしょう。
『す~べりだい』は子どもが好きな遊具で言葉遊びができる絵本
子どもたちが大好きな遊具で言葉遊びをしてみたら?という発想で作られた、遊具シリーズは、描いた絵をレーザーカッターで切り抜いて背景に貼りこむコラージュの手法が。すべりたいの向こうに飛んでいけそうなこちらの絵は、心が明るくなりますよ。
『とんでもない』は動物の表情だけでも子どもが楽しめる
子どもたちの日常にひそむファンタジーが美しい色彩で表現されている絵本。
「ぼくってなんのとりえもない」という男の子が動物たちに悩みを話すと…「とんでもない」とサイが答えて…、たくさんの動物たちの告白が続きます。
「とんでもない」と不満そうな動物たちのアンニュイな表情も、見ているうちになんだかクスっと笑ってしまいます。読んでいるうちに自分の悩みはいつの間にか消えてしまいそうです。
8月8日(月)10時から申し込み開始!鈴木のりたけさんのトークショーも見逃せない
日時:8月28日(日) 14時から16時
場所:武蔵野市立吉祥寺美術館 音楽室
出演:鈴木のりたけ(絵本作家)
沖本敦子(編集者/『しごとば』シリーズ担当)
佐々木絵理子 (ヴァイオリニスト 新日本フィルハーモニー交響楽団所属)
観覧料:無料 ※ただし美術館の入館チケットが必要
定員: 40名
申し込み開始:8月8日(月) 10時より電話のみにて受付開始
0422-22-0835
1回の電話で2名様まで受け付け可
【展覧会概要】
開催:8月6日(土)から9月19日(月・祝日)まで ※休館日 8月31日(水)
開館時間:10時から19時半
入館料:300円 (中高生/100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
お子さんが観たことのある作品ばかりなので、美術館デビューのファミリーにもお薦め。
カラフルで、動物やキャラクターもいっぱい。お子さんがワクワクする作品がたくさんあります。夏休みにぴったりの、元気になれる展覧会です。みなさんぜひ行ってみてください。
文・構成/HugKum編集部