人気のヤンニョムチキン!絶対作リたいおすすめレシピや下味冷凍方法を紹介

カリカリに揚げられたチキンに甘辛いタレを絡めた「ヤンニョムチキン」。韓国では、若者を中心にとても人気がある食べ物です。最近では韓国ドラマやSNSなどの影響で目にする機会も多く、作ってみたいと思っている人も多いのでは? そこで今回は「ヤンニョムチキン」のレシピなどを紹介していきます。

ヤンニョムチキンってどんな食べ物?

「ヤンニョムチキン」は、韓国発のフライドチキン。唐揚げに甘辛いタレが絡められたもので、韓国ではファーストフードやおやつ、おつまみの定番となっています。近年の韓流ブームとともに、日本でも多く知られるようになりました。

ヤンニョムって何?

「ヤンニョム」は漢字で書くと「薬念」。ニンニクやショウガ、コチュジャンなどを使って作る韓国の合わせ調味料のことです。キムチやチゲなど様々な韓国料理に使われています。

韓国料理は辛いものが多くありますが、ヤンニョムの辛さは店や家庭によって違うようです。

「ヤンニョムチキン」と「タッカンジョン」の違いは?

「タッカンジョン」も揚げた鶏を甘辛いタレで絡めたもの。「タッ」は韓国語で「鶏」、「カンジョン」はお菓子という意味です。仁川市の港町の市場が発祥。長い時間海の上にいる船乗りが「冷めても美味しい鶏の唐揚げを食べたい」ということから誕生したとされています。

「ヤンニョムチキン」と「タッカンジョン」は見た目もそっくりで、韓国の人ですら間違えることがあるよう。しかし、違いはいくつかあります。

・「ヤンニョムチキン」は骨がついているものが多い

韓国では「ヤンニョムチキン」は、鶏手羽で作られていることが多いようです。一方で「タッカンジョン」は一口サイズにカットされているものが多いとされています。

・冷めた状態で食べても美味しいのは「タッカンジョン」

「タッカンジョン」は元々、「冷めても美味しく食べられる鶏の唐揚げ」ということを考えて作られたもの。水飴が多く使われているなど、冷たくなっても美味しく食べられる工夫がされています。また冷たい状態でも食べることが多い「タッカンジョン」に対して、「ヤンニョムチキン」は主に温かい状態で食べられています。

・衣が違う

ヤンニョムチキンよりタッカンジョンのほうが、比較的に衣はサクサクしているものが多いようです。

気になるヤンニョムチキンのカロリーは?

使う鶏肉の部位にもよりますが、ヤンニョムチキン100gあたり300kcal前後になるでしょう。カロリーを抑えたいのであれば鶏肉は皮なしのものを選んだり、むね肉やささみを選ぶとカロリーは抑えられます。

ヤンニョムチキンの作り方は?

ヤンニョムチキンの工程は、鶏肉を揚げて、ヤンニョムソース作り、唐揚げと絡めるだけ。今回は手に入りやすい鶏もも肉を使ったレシピを紹介します。

ではヤンニョムチキンの材料、作り方をみていきましょう。

材料(2人分)

【鶏唐揚げ】

  • 鶏もも肉… 300~350g
  • 酒… 大さじ1
  • 醤油… 大さじ1
  • おろし生姜… 1片分
  • 片栗粉… 適量
  • 塩・コショウ… 適量
  • 揚げ油… 適量

【ヤンニョムソース】

  • コチュジャン… 大さじ1
  • ケチャップ… 大さじ1
  • きび砂糖… 大さじ1
  • 酒… 大さじ1
  • 醤油… 大さじ1
  • 酢… 小さじ2
  • おろしニンニク… 小さじ1
  • 白ごま… 適量

韓国風唐揚げを作る

1、ビニール袋にカットした鶏もも肉、酒、おろし生姜、醤油を入れて揉み込んで10~15分ほど寝かせて置きます。

2、1の水分を軽く切り、片栗粉をたっぷりとつけます。

片栗粉はたっぷりつけるのがオススメ。

 

3、フライパンに多めの揚げ油を入れ熱します。

4、3に鶏肉を入れ、揚げ焼きにしていきます。

5、鶏肉に火が通り、こんがりキツネ色になったら取り出し、余分な油を切ります。

コチュジャンソースを作り、唐揚げと絡める

6、容器に、コチュジャン、ケチャップ、酒、醤油、きび砂糖、酢、おろしニンニクを入れ、よく混ぜ合わせておきます。

7、フライパンにコチュジャンソースを入れ、ひと煮立ちさせます。

8、7に唐揚げを入れ、全体によく絡めるように炒めましょう。

9、器に盛り、白ごまをふりかけて完成です。

下味をつけて冷凍保存する方法

ヤンニョムチキンは下味冷凍も可能です。今回は調理が簡単な、揚げないヤンニョムチキンのレシピを紹介します。

材料(2人分)

  • 鶏もも肉… 300g
  • 塩・コショウ… 少々
  • コチュジャン… 大さじ1
  • ケチャップ… 大さじ1
  • 醤油… 小さじ2
  • 砂糖… 大さじ1
  • 酒… 大さじ1
  • おろしニンニク… 小さじ1~2
  • ごま油… 大さじ1

作り方

1、鶏もも肉は食べやすい大きさにカットし、塩・コショウをふっておきます。

2、フリーザーバッグに全ての調味料とカットした鶏もも肉を入れ、よく揉みます。

3、なるべくフリーザーバック内の空気を抜いて封をします。

4、冷凍庫に入れて保存しましょう。

保存期間

1か月を目安に食べ切るようにしてください。

調理方法

1、下味冷凍したヤンニョムチキンは生焼けを防ぐために、使う前の日に冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。

2、フライパンに薄く油をひき、フリーザーバッグから、まず鶏もも肉だけを取り出し焼きます。

3、鶏もも肉に火が通ったら、残りのタレを加えてさらに炒めます。

4、お好みで白ごまをふりかけて完成です。

ヤンニョムチキンをメインにしたおすすめ献立は?

食べたら止まらないヤンニョムチキンは、晩ご飯のおかずやおつまみにピッタリ。

そんなヤンニョムチキンには、わかめスープとやみつきレタスを合わせるのがおすすめです。韓国に旅行している気分を味わってみてはいかがでしょうか。

わかめスープ

【材料(2人分)】

  • 長ねぎ… 適量
  • 乾燥わかめ… 5g
  • ごま油… 適量
  • 水… 350cc
  • 醤油… 小さじ1
  • 鶏がらスープの素… 小さじ1
  • 塩・コショウ… 少々

【作り方】

1、長ねぎか小口切り、乾燥わかめは表示通りに水で戻しておきましょう。

2、鍋にごま油、長ねぎを入れて軽く炒めます。

3、2に水、鶏がらスープの素を入れて沸騰させます。

4、沸騰したら、水で戻したわかめ、醤油、塩・コショウを入れて味を整えたら出来上がりです。

やみつきレタス

【材料】

  • レタス… 1個
  • ごま油… 大さじ1
  • 醤油… 大さじ1
  • 鶏がらスープの素… 小さじ2
  • 砂糖… ひとつまみ
  • すりごま… 適量
  • 韓国海苔… 適量

【作り方】

1、レタスは洗い、食べやすい大きさに手でちぎっておきます。

2、1の水気を切り、レンジで60秒ほど加熱します。

3、ボウルに全ての調味料を入れ、混ぜ合わせます。

4、3に加熱したレタスを加えてよく混ぜます。

5、韓国海苔を散ちらせて完成です。

食べたら止まらないヤンニョムチキン

鶏の唐揚げを甘辛いタレで絡めたヤンニョムチキンは、お子さんから大人まで、とても喜ばれるおかずです。また下味冷凍することもでき、揚げないで作る方法もあります。忙しい日のごはんやお弁当のおかずに作ってみてはいかがでしょうか。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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