子どもに読み聞かせしたい絵本22選|定番から年齢別のおすすめをプロが厳選!

PR

子どもに読み聞かせたい絵本は年齢にあった物を選びたいですよね。1歳、2歳、3歳、4歳のおすすめの絵本と読み聞かせのコツを、読書アドバイザーの児玉ひろ美先生に徹底解説してもらいました。また、子どもが喜ぶ絵本のジャンルをアンケート調査し、人気TOP3を発表!おしゃれな絵本棚の作り方など収納のコツも。親子の絵本タイムがもっと楽しくなるヒントがいっぱいです!

子どもに読み聞かせる定番おすすめ絵本

まずは、どの年齢の幼児に読み聞かせをしても大人気の定番絵本を5冊選んでもらいました。シンプルな言葉とリズムが記憶に残る定番は、子どもと一緒に楽しんで読めるものばかりです。

【1】『いない いない ばあ』

文:松谷みよ子 絵:瀬川康男 童心社

◆おすすめポイント

「にゃあにゃが いないいない ばあ」「くまちゃんが いないいない ばあ」。このシンプルなくり返しがたまらなく楽しい、超ロングセラー。

◆読み聞かせのコツ

この絵本を初めて読むときは、まず遊びましょう。乳児さんはその楽しさを経験しないまま、いきなり絵本で遊びを楽しむことはできません。たっぷり遊び、その延長で読み聞かせましょう。「いない いない ばあ」で絵と子どもが向き合えるよう、絵本の位置や高さに気をつけます。抑揚や表情は自然につける程度に、演技や大げさな身ぶりは必要ありません。くり返し何回でも楽しめる1冊です。

◆対象年齢

0歳~

◆ママパパの口コミ

「いないいないばぁと手を使って読んでみると同じようにマネしたり、ばぁと喋ってみたり、たくさん成長するきっかけになりました。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「赤ちゃんのときによく読んでいて、少し大きくなると文章を覚えて自分で読んでいました。」(30代・東京都・子ども2人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【2】『もこ もこもこ』

作:谷川俊太郎 絵:元永定正 文研出版

◆おすすめポイント

「もこもこ」「つん」「ぽろり」「ぷうっ」……。子どもたちが聞いて、口に出して楽しい擬音語がたくさん出てきます。絵からも音が聞こえてくるような気がする絵本です。

◆読み聞かせのコツ

この絵本ほど、どんなふうに読んでも子どもたちに大人気の作品はないでしょう。反面、「どう読んだらいいか、まったくわからない」という質問が多いのも、この絵本です。まずは、自分自身に向けて、ゆっくり声を出して読んでみてください。「楽しい」と思えたら、その気持ちのままに、「つまらない」と感じたら、今はそのときではないのでしょう。言葉をはっきりと明るく楽しく読むことだけがコツです。

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「モコモコという言葉が何か動いてるような感じがするのか読むたびに子どもが笑顔になってくれました。自分が子どもの時に読んだ本を自分の子どもに読んで一緒にまた楽しめるのが良いなと思っています。」(30代・沖縄県・子ども2人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【3】『ぴょーん』

作・絵:まつおかたつひで ポプラ社

◆おすすめポイント

かえるが「ぴょーん」と得意の垂直跳び。すると、ジャンプが得意ではなさそうな動物までも、次々と「ぴょーん」とやってみせる様子に思わず笑ってしまいます。

◆読み聞かせのコツ

ビッグブックにもなっている人気作品です。本の向きを90度変え、下からめくることで動きを表現します。ページをめくりながら次のページの擬声語を読むようにすると、より効果的になります。本は事前に開き癖をつけ、位置(特に高さ)をずらさないようにしっかり持って読みましょう。ビッグブックを使用する場合は、本が重いので持ち方に気をつけて練習をしてください

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「一緒にぴょーんとマネをして、子供と触れ合いながら本を楽しめる」(30代・東京都・子ども1人)
「長女がぴょーんにはとてもハマっていました。絵本の中の動物たちと一緒にぴょーんっと飛んでいました。」(30代・岡山県・子ども3人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【4】『はこぶ』

鎌田歩/作・絵 教育画劇

◆おすすめポイント

「たくさん、遠くまで運びたい!」という願いが籠という道具を生み、牛車を発明し、バス、電車、果てには飛行機を、そしてロケットまで!子どもと一緒に感心しましょう。

◆読み聞かせのコツ

輸送の歴史や働く車を紹介する科学絵本ですが、車が描かれているので1・2歳児が一緒でも楽しめます。指さしをしながらリズミカルに読みましょう。読み方に決まりはありません。迷った場合は、本文を読んでから擬音の部分を読む、絵が見開きに描かれている場合は横に続けて読む、と考えればよいでしょう。興味を持った子どものために、本は後で子どもが手にできる場所に置きましょう。

◆対象年齢

3歳~

出典:『新幼児と保育』2014年10・11月号

【5】『おにより つよい およめさん』

井上よう子/作 吉田尚令/絵 岩崎書店

◆おすすめポイント

山奥にすむ乱暴者の鬼に、「むらいちばんのおなご」をよこせといわれ困惑する村人たち。だれかが嫁にならないと村が壊される……。すると、村一番の力持ちの娘が立候補しました。

◆読み聞かせのコツ

創作民話は、いっそのこと、民話より〝民話調〟に読むとそのよさが光ります。くり返し声に出して練習し、滑らかに読んでください。熊と鬼の対決シーンの「ぐわあああっ!」は文字が太く大きくなっていますが、ここは力強く読むのが大切で、大声は必要ありません。十分間(ま)をとってから次の文章にいきましょう。娘が鬼や熊を投げ飛ばす「どっでーん」「ふんぬ、でやあーっ」も同様です。

◆対象年齢

4歳~

出典:『新幼児と保育』2014年10・11月号

1歳におすすめの絵本

読みながら、子どもと掛け合いが楽しめる絵本が、1歳には人気です。また物や動物が擬人化された絵本が多いのも特徴です。ページをめくると次はどうなるの? という子どものドキドキワクワクする気持ちの動きを確認しながら読んでみてはいかがでしょうか。

【1】『いろいろごはん』

作・絵:山岡ひかる くもん出版

◆おすすめポイント

絵本の世界では、いろいろなモノが擬人化されます。この絵本では、満面の笑みを浮かべるお茶漬けや、涼しい顔をした雑炊が登場します!

◆読み聞かせのコツ

「ほかほか ごはん ふっくら ごはん なにに なるかな いろいろ ごはん」。言葉にリズム感があるので、そのまま誰が読んでも楽しく読めます。工夫された心地よい言葉の流れを壊さないよう、途中で説明や確認はしないでください。「ごはんよ ごはん なにに なる?」のようにキーワードとなる何回も出てくる言葉は、ほかの文よりやや丁寧に読むとメリハリがついてよいでしょう。

◆対象年齢

1歳~

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【2】『いいおかお』

作:さえぐさ ひろこ アリス館

◆おすすめポイント

フォトジェニックな動物たちの「いいおかお」がたくさん並んだ、写真絵本です。見れば大人も思わず、頬がゆるんでしまうのではないでしょうか。

◆読み聞かせのコツ

「いいおかおは?」で満面の笑みを見せてくれる1歳児さん。この時期ならではのかわいさですね。子どもたちにいいお顔を見せてもらったら、うんとほめてから読み始めましょう。子どもは顔が大好きです。短い文章ですので、子どもたちが動物の表情をゆっくり見られるよう、しっかり間をとってページを繰ってください。読み終えたらもう一度、「いいおかおは?」をしてみましょう。

◆対象年齢

1歳~

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【3】『ととけっこう よがあけた』

案:こばやし えみこ 絵:ましま せつこ こぐま社

◆おすすめポイント

早起きのニワトリが「よがあけた」「おきてきな」とみんなを起こしていきます。最後はみんな集合して、太陽に「おはよう!」。貼り絵の色使いが目にやさしい絵本です。

◆読み聞かせのコツ

タイトルと同名のわらべうたの絵本です。巻末に楽譜がありますが、覚えているメロディがあれば、その節で歌いながらページを繰ってください。わらべうたは場所や世代で違ってあたりまえなのです。とはいえ、最近は知らない人のほうが多いのが現状。そこで、わらべうた絵本は読むだけでもその楽しさが伝わるよう工夫されています。歌わなくても大丈夫。明るくリズミカルに読んでください。

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「赤ちゃんの頃読んでいた。語呂がよくリズム感があって楽しい絵本。」(30代・広島県・子ども2人)
「自分で読めるようになってからは、よく楽しそうに読んでます。」(40代・東京都・子ども1人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【4】『くらい くらい』

作:はせがわ せつこ 絵:やぎゅう げんいちろう 福音館書店

◆おすすめポイント

青暗い部屋に次々と浮かぶ黒いシルエット、「誰? 怖い!」という気持ちと「なーんだ、怖くない!」というほっとする気持ちが、交互にやってきます。

◆読み聞かせのコツ

幼い子は、怖いけれど怖くない本が大好き。そんな怖さにぴったりの絵本です。真っ暗な部屋にシルエットで「まっくら くら くら くらーい くらい でんきを つけて ちょうだい」。子どもは少し怖くなるので声を抑えるくらいの読み方がちょうどよく、ホッとする「ついた!」は明るく軽やかに。シルエットの人物を想像したり、暗闇と電気のコントラストや言葉のリズムを楽しんだりで大人気。

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「自分も読んでもらって怖かった記憶があったが、子供もビックリしてました」(30代・愛知県・子ども2人)
「気に入って、何度も繰り返し読んでいた。」(40代・秋田県・子ども1人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【5】『たまごのあかちゃん』

作:かんざわとしこ 絵:やぎゅうげんいちろう 福音館書店

◆おすすめポイント

さまざまな大きさや数のたまごが出てきて、「あかちゃんはだあれ?」と問いかけられます。最後に出てくるのは巨大なたまごが1個。当てられたらすごい!

◆読み聞かせのコツ

「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんは だあれ? でておいでよ」「ぴっぴっぴっ こんにちは にわとりのあかちゃん こんにちは」。掛け合いの絵本です。「でておいでよ」「こんにちは」は、子どもと一緒に読みましょう。卵の大きさや形、数、色。お母さんと赤ちゃんなど、表紙から裏表紙まで、子どもは絵から情報を読み取ります。十分に絵を見せ、ページを繰ってください。

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「途中すごく盛り上がり楽しめた」(40代・埼玉県・子ども4人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

2歳に人気の絵本

2歳におすすめなのが、子どもの想像力を刺激するような短いストーリーの絵本。身近な乗り物や外遊びがテーマで、そこからお話が広がっていく絵本の世界は、子どもの遊びや生活でも考え工夫するきっかけ作りになりそうです。

【1】『こうくんとちいさなゆきだるま』

はせがわさとみ/作・絵 小学館

◆おすすめポイント

こうくんが庭に作ったゆきだるまに、夜になったらにょきっと手足が生えてきました。そしてこうくんを、楽しい冬遊びでいっぱいのゆきだるまの世界に連れていきます。

◆読み聞かせのコツ

雪だるまを探したり、街の看板やお店のメニューを見たりも楽しい絵本です。でも、集団への読み聞かせでは、お話の流れを止めぬよう、内容に影響のないものは触れずに読むことをおすすめします。途中で子どもから質問がきたら「後でみようね」と声をかけ、先へ進めます。その際には必ず、後で見るチャンスをつくってあげましょう。何回かくり返すうち、子どもたちも慣れてくることでしょう。

◆対象年齢

2歳~

出典:『新幼児と保育』2014年10・11月号

【2】『でんしゃにのって』

作・絵:とよたかずひこ アリス館

◆おすすめポイント

うららちゃんが乗る電車が駅に着くたびに、とっても個性的なお客さんが乗ってきます。「ここだ」駅で物語は終わるけれど、次の「おばけだ」駅まで行ってみたくなります。

◆読み聞かせのコツ

電車は混めば混むほど不快なはずなのに、うららちゃんの乗る電車は、混めば混むほどよい雰囲気に。それがこの作品の最大の魅力です。ですから「ガタゴトーガタゴトー」のくり返しは、穏やかな時間の経過を意識して、この絵本の魅力が子どもたちに伝わる読み方をしてください。自分が絵本から感じたよいものを、子どもに手渡すことを心がけることが心を育てる読み聞かせにつながります。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「電車が好きなので喜んでいた。」(30代・栃木県・子ども2人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【3】『どうぶつのおかあさん』

作:小森 厚 絵:薮内正幸 福音館書店

◆おすすめポイント

ここに描かれている動物の親子は、写真のように写実的で質感が豊かです。どのおかあさんもやさしい表情をしているので親しみやすいでしょう。

◆読み聞かせのコツ

「おかあさんねこは こどもを くわえて はこびます。/おかあさんらいおんも こどもを くわえて はこびます。/おかあさんざるは こどもを おなかに しっかり しがみつかせて はこびます」。くり返す言葉のリズムが心地よい作品です。お話を聞くことに慣れてきた子どもには、徐々に1冊を聞き通す経験を重ねることが必要です。そのきっかけとなるよう、丁寧に読んでください。

◆対象年齢

2歳~

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【4】『おばけなんてないさ』

絵:せな けいこ (曲:槇みのり、峯 陽) ポプラ社

◆おすすめポイント

おばけはこわい。でも、こどものおばけならともだちになろう! おばけが出てくると、結構楽しいかも。せなけいこさんの素朴なタッチの絵に愛着がわきます。

◆読み聞かせのコツ

幼い子のお化け絵本といえば、せなけいこさん。そのせなさんも大好きな童謡「おばけなんてないさ」の絵本化です。歌をそのまま絵本にしているため、そのまま読み聞かせはしにくいようです。巻末に楽譜も出ていますので、ぜひ、歌いながらページを送ってください。歌詞は5番まであって、全部でひとつの物語になっています。ペープサートなど加工する場合は出版社に問い合わせを。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「絵本の歌を娘が知っているので、絵本を読みながら一緒に歌って楽しかった。」(40代・埼玉県・子ども1人)
「オバケにハマってる時期で、かつ保育園で歌を覚えてきたので購入。寝る前に読んで楽しそうに見入ったり歌ったりしていた」(40代・北海道・子ども1人)

出典:『0・1・2歳児の保育』2014年春号

3歳に人気の絵本

じっくりとまとまった話も聞けるようになる3歳。物語性のある絵本をゆっくりと親子で読む時間を持つことで、より本への興味も深まる時期です。一方で、リズム遊びやおまじないのような繰り返し言葉が出てくる絵本もまだまだ大好き。どちらも気分や状況で使い分けられたらいいですね。

【1】『よるの ようちえん』

谷川俊太郎/文 中辻悦子/写真 福音館書店

◆おすすめポイント

子どもたちがみんな帰ったころを見計らって、幼稚園に現れる不思議な生き物。我がもの顔で遊びまわり、朝が来るとどこかに消えていきます。

◆読み聞かせのコツ

子どもにとって、最も好きで、最も怖い場所は〈夜の幼稚(保育)園〉。タイトルを読んだだけで注目です。表紙をそっと開き、夜の園内へ子どもたちを案内してください。いつもより声のボリュームを落として読むのも効果的。子どもたちはあっという間にその世界に引き込まれることでしょう。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳

◆ママパパの口コミ

「読んでいて自分も楽しかった。」(30代・熊本県・子ども1人)

出典:『新幼児と保育』2014年6・7月号

【2】『だって だっての おばあさん』

佐野洋子/作・絵 フレーベル館

◆おすすめポイント

「だってわたしはおばあちゃんだもの」が口癖のおばあさん。しかし99回目の誕生日にアクシデントが起こって、「5さい」としての愉快な生活が始まりました!

◆読み聞かせのコツ

主人公はなんと98歳のおばあさん! 子どもたちはその数字に驚きます。反面、実際には98歳がどんな年齢なのかは想像ができてはいないことでしょう。読み手も特別に98歳を意識せずに(それでもきっと、3歳のようには読まないでしょう?)、読んでください。32ページのうち、はじめの8ページは物語への導入ですのでゆっくり読みますが、あとは会話のようなリズムで読むとよいでしょう。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳

◆ママパパの口コミ

「人の可能性に年齢は関係ないと気付ける絵本だった。」(40代・和歌山県・子ども1人)

出典:『新幼児と保育』2014年8・9月号

【3】『てぶくろがいっぱい』

フローレンス・スロボドキン/文 ルイス・スロボドキン/絵 三原 泉/訳 偕成社

◆おすすめポイント

本に親しませたいときに最後まで聞き通す力がつく本です。てぶくろを片方なくしてしまったドニー。それを知った近所の人から、次々にてぶくろが集まりました。そこでドニーが思いついた「いいこと」とは?

◆読み聞かせのコツ

絵本の装丁にはなってはいますが、幼年童話に近い作品です。落ち着いてお話が聞けるタイミングで読んでください。子どもはまとまったお話を聞き通すことで、本に対する興味も深まります。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳~

出典:『edu』2015年5・6月号

【4】『ともだち いっぱい』

新沢としひこ/作 大島妙子/絵 ひかりのくに

◆おすすめポイント

大好きなブイブイの絵本を見ていたみちるに、さとるが「ぼくにも見せて」。「だめー! ブイブイはわたしの友達だから」というみちるに、「ぼくなんか、本箱の本、みんな友達だもんね」というさとる。話はどんどん広がって…。

◆読み聞かせのコツ

「ともだちの ともだちは ともだち!」が、おまじないのようなキーワードで展開します。くり返し出てくる言葉は、一定のリズムで読むと効果的ですが、子どもたちと一緒に読むのもよいでしょう。事前に「おまじないを覚えてね」と練習し、その場所で合図をします。やや文字が細かいので、しっかり読み込みをしておきます。アリの巣のページは指さしをしながら読むとよいでしょう。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳

出典:『新幼児と保育』2015年2・3月号

【5】『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』

長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社

◆おすすめポイント

朝、まだ眠そうな子のウオーミングアップにおすすめ あらすじ 空気を吸って「すぅ~」、はいて「は~」。声を出しながら深呼吸していると、なんだかおもしろくて笑っちゃう。深呼吸の気持ちよさを体感できる本。

◆読み聞かせのコツ

「くうきを すって はいて ゆっくりね」。子どもの息に合わせ、実際に深呼吸をしながら、ゆっくり読み進めます。さわやかな朝の空気を体いっぱいに吸い込めば、朝ごはんがおいしくなること間違いなし!

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳~

出典:『edu』2015年5・6月号

4歳におすすめの絵本

好奇心いっぱいの4歳には、「なぜ?」「どうして?」の知りたい気持ちに答えてくれる絵本が人気。昆虫の様子やかただの不思議など、知的好奇心を満たしてくれる絵本は、大人が一緒に読んでも楽しめる写真やイラストも充実しています。

【1】『カマキリの生きかた さすらいのハンター』

筒井学/文・写真 小学館

◆おすすめポイント

カマキリの一生を、迫力ある写真で追う絵本です。夏の間にカマキリに親しんだ子どもたちに、あえて秋~冬に読み聞かせて、草むらにいるカマキリに思いをはせるのもいいですね。

◆読み聞かせのコツ

できるだけ、少人数で読み聞かせたい写真絵本です。写真を指し示しながらゆっくり読んでください。交尾・脱皮・羽化など、説明が難しい言葉も出てきますが、写真を見ることで「こんなこと」と、状態で理解するようです。科学絵本は読み手が文章を理解し、写真との関係を納得して読むことが肝心です。読み聞かせの練習というより、内容を深く知ることを意識して下読みしましょう。

◆対象年齢

4歳~

出典:『新幼児と保育』2014年10・11月号

【2】『おおきなかぼちゃ』

エリカ・シルバーマン/作 S.D.シンドラー/絵 おびかゆうこ/訳 主婦の友社

◆おすすめポイント

ハロウィーンにパイを作るため、魔女がカボチャの種をまいて大切に育てました。大きくなったカボチャ。明日はハロウィーン、収穫しようと引っぱってもびくともしません。手伝いにやってきたおばけも、吸血鬼もミイラもできません。最後にコウモリのアドバイスどおりにすると「ばちんっ!」

◆読み聞かせのコツ

『おおきなかぶ』がヒントになってできたこのお話ですから、同じ事柄が同じ場所でくり返される楽しみは一緒です。お話や絵に十分魅力がありますから、文中の「ぐいっ! ぐぐぐいっ! うぐっうぐっ ういーっ!」はおおげさにならないよう読んでください。音を大切にしっかり発音します。横長の本を効果的に見せるためには、本がぐらぐらとしないよう、しっかり本を持つ練習をしましょう。

◆対象年齢

4歳、5歳、6歳

出典:『新幼児と保育』2015年10・11月号

【3】『ごあいさつ ごあいさつ』

渡辺有一/作・絵 あかね書房

◆おすすめポイント

かえるの家族のピクニックを描いています。出会ったみなさんに家族で元気にごあいさつ。そして海に着いたら、シートを広げて「いただきまーす」とお弁当を楽しみます。すると、くじらがやってきて、あいさつのお礼に背中で潮吹き遊びをさせてくれるのでした。

◆読み聞かせのコツ

「おはようございまーす」「こんにちは!」「いただきまーす」などのごあいさつを、子どもたちとくり返しながら読みましょう。2回目以降は、子どもたちの自由なあいさつを促して読んでも楽しめます。右開き(縦書き)の絵本ですが、右手で本を持つ場合はめくる左手で絵を隠さないよう、下のほうをめくります。

◆対象年齢

4歳、5歳、6歳

出典:『新幼児と保育』2016年4・5月号

記事監修

児玉ひろ美|JPIC読書アドバイザー・台東区立中央図書館司書

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

子どもが喜ぶ絵本のジャンルは? ランキングTOP3を発表

小学館の幼児雑誌『ベビーブック』では、幼児を持つママパパ1,000人にアンケートを実施。「読み聞かせについて伺います。どのような「おはなし」をお子さんはよろこぶ、またはよろこびそうですか」という質問に対して回答が多かったTOP3を発表します。

【1位】キャラクターのお話

読み聞かせで、子どもがよろこぶ絵本1位は、全体の40%の票を獲得して「キャラクターの絵本」でした!  絵本のキャラクターの中でもアンパンマン、きかんしゃトーマス、ノンタンが好きという声が多かったです。ノンタンについては「自分が子どものときに読んでいたノンタンの絵本を、いま子どもに読んであげられてうれしい」という声や、「ずいぶん前の絵本だけど、古さを感じさせない。子どもも大のお気に入り」など、親子2世代にわたって読んでいるファンも多いようです。

「ノンタンプレゼントセット6冊入り」(作/キヨノサチコ、偕成社)

【2位】動物物語

全体の23%がよろこぶと回答したのが「動物物語」でした。動物が主人公の絵本はとても多く、絵本の中でいろいろな動物に出会うことができます。中でも「くま」「うさぎ」「ネコ」は登場率も高く、「うさぎが好きな娘はうさぎの絵本にすごく反応します」という声も。他にも「『ペンギンたいそう』を読むと必ず子どもも真似する」、「動物の泣き真似のところは一緒に読む」という話も聞かれました。

「てぶくろ」作/いもとようこ(講談社)

【3位】日本の昔話や民話

3位は「日本の昔話や民話」です。「ももたろう」「おむすびころりん」「うらしまたろう」「さるかにがっせん」「はなさかじいさん」「かさじぞう」「かちかちやま」「したきりすずめ」など、誰でも知っている日本の昔話は、読み聞かせでも子どもたちに大人気ということがわかりました。「おむすびころりんの歌がお気に入り」「役に合わせて声を変えると子どもが喜ぶ」というママの声も。

「したきりすずめ 」著/那須田 淳 、イラスト/はた こうしろう(小学館)

関連記事はこちら

読み聞かせ、幼児がよろこぶ絵本のジャンルは? リアルランキングを発表!【HugKumなんでも調査団「ベビーブック」編】
子どもが本に触れる最初の機会となるのが、幼児期の読み聞かせです。読み聞かせには、想像力を膨らませたり、言葉を知ったり、感情豊かなにな...

小学館の知育雑誌『ベビーブック』は、毎月1日発売。遊び・しつけ・知育が1冊にぎっしりとつまっています!  アンパンマン、きかんしゃトーマス、いないいないばあっ!など人気キャラクターがお子さんの笑顔を引き出します。はってはがせるシール遊びや、しかけ遊びでお子さんも夢中になることまちがいなしです。

楽しい読み聞かせタイムを

幼い頃の絵本と、それを読み聞かせしてもらった記憶は、大人になってからの大事な宝物になります。たくさんの絵本を、パパもママもぜひお子さんといっしょに楽しんでください。

構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事