娘が初潮を迎えたら。赤飯炊くより「はじめての生理ボックス」で月経のイメージをポシティブに!

家庭での性教育はどの家庭でも悩ましいテーマですよね。いつ始めるか、どう伝えるか。私自身、生理を迎えた時は、お赤飯を炊かれて恥ずかしかったという思い出しかありません。両親なりに風習として良かれと思ったのでしょうが、思春期の私の気持ちを無視したもので、両親からはまともに性教育を受けたこともなく、生理に対しても良いイメージはありませんでした。そんな思いは娘にはさせてたくないと、最近の性教育や生理事情を知るべく、渋谷で開かれた「国際ガールズ・デー」に際した女性の「SRHR」(性と生殖に関する健康と権利)を応援するイベントに参加して来ました!

娘の心に寄り添う「はじめての生理ボックス」

10月11日の国際ガールズ・デーに際し、女の子の「SRHR」(Sexual and Reproductive Health and Rights・性と生殖に関する健康と権利)」を応援する国際協力NGOのジョイセフ(JOICFP)、 渋谷の女性ウェルネス促進団体 Women’s Wellness Action(WWA)が主催の【CHOICE FES SHIBUYA】が10月8日に開催されました。

性教育と聞くと身構えてしまいますが、会場は一見、女性の性の問題を扱うイベントとは分からない、お洒落で、気軽にふらっと一人で訪れることのできる明るい雰囲気。

「SRHR」の中でも、特に今回のイベントは月経がメインのテーマ。世界と日本の生理事情を学べるスポットやフェムテック・ケア製品に直接触れられるコーナーも。

はじめての生理ボックスの中身は?

特にオススメしたい商品が、去年の「国際ガールズ・デー」からクラウドファンディングを開始し、完成したサラッフィープラスの「はじめての生理ボックス」。ニュートラルでお洒落なデザインで、生理を迎えた時に、贈るのにも最適です。

予め、ボックスを用意していて、普段から「生理が来たら開けようね」という感じで親子で気軽に話すこともでき、生理が来ても慌てることなく自然に生理を迎えることができそうですね。

  • ・ガイドライン付きショーツ(昼用)
  • ・ガイドライン付きショーツ(夜用)
  • ・吸水型 ナプキンショーツ
  • ・オリジナルサニタリーケース
  • ・生理とショーツのオリジナル小冊子
  • 価格:4000円(税)

ガイドライン付きのショーツはショーツにポケットがあって生理用品を入れておくことができます。ナプキンも外れない様に付けやすいようにガイドラインが尽きています。学生の頃、教室で男の子がいる時に、コソコソ、でも素早くナプキンを入れ替えなくてはいけないのも本当に嫌だったし、ナプキンのポーチをトイレまで持っていくのが恥ずかしかったのを思い出します。

自分が中学生の時に、女の子の思いに寄り添うこのような商品があったら良かったのに…。私の世代のように赤飯を炊かれるより、ずっと娘さんにとっては素敵なギフトになると思います。

世界の生理事情も学びに

今回のイベントでは、月経に関するトークセッションがありました。

その中で世界の生理事情というトピックがあり、国によっては生理はタブー視され、経の経血そのものが「汚物」であると考えられ、生理中の女性に触れることすら禁じる地域もあります。

ジョイセフよるとアフリカやネパールなどでは、不衛生な暗い小屋に閉じ込められ生理期間中を過ごさなくてはならない女性が多くいるとのこと。その間、学校に通うことができず、女性の教育が阻まれる原因の一つにもなっているということです。ジョイセフでは、世界各地で、生理は女性に起こる大切なもので、迫害されるものではないという教育を進めています。

生理についても話しやすい「I LADY CARD」体験

「SRHR」や「月経」について、単に説明するだけでは、伝えるのは難しいですよね。そこで、ジョイセフが開発した教育アイテムの「I LADY CARD」のワークショップを体験してきました。「CHOICE FES SHIBUYA」で発表されたばかりで、初公開となります。

まるでタロットカードのようで、一見、性教育に関連する教材とは思えないお洒落な作り。

カードは月経、デート、セックス、妊娠、SRHRの5テーマ。そのテーマの中に、それぞれ7枚のトピックがあり、4人分かれて、一人に7枚のカードが配られます。そして、自分の気になるカードを選び、話し合いますが、話したくないトピックがあれば、カードは外しても良いので無理に参加する必要はありません。

会場には20人以上、10代から50代以上の方まで年齢層も様々で、みんな初対面でしたが、繊細なトピックにも関わらず、穏やかな雰囲気でした。性教育というと気恥ずかしく、隠さなければならないイメージがあり、親子や親しい仲でも話し合う機会はあまりありません。

けれども、お洒落でカジュアルで手に取りやすいカードというアイテムのお陰で、会話は盛り上がり、どのトピックも話しきれない程でした。まさか、今日初めて会う人と生理について話せるとは思いませんでした。

月経のカードの種類の多さに驚き!

月経のカードは、「生理休暇」、「給水型サニタリーショーツ」、「月経カップ」、「痛み止め・サプリメント」「ナプキン」、「タンポン」、「サニタリーショーツ」というテーマがあります。

40代の自分より、20代、30代の方の方がカードの中の経験が多く驚きました。それもそのはず、私が月経が始まった時はナプキンとタンポン、サニタリーショーツ以外は一般的ではありませんでした。特に、いま人気の吸水型サニタリーショーツは使ったことがないので、どんな使い心地のものがあるのかとても気になりました。私以外の参加者の方は使用したことがあるということで、使い心地は紙ナプキンより格段良く、漏れの心配もなく、洗濯の手間さえ慣れればおすすめということです。ある参加者は、いろんなブランドを履き比べて、6ブランドくらいを日によって使い分けてるとのことでした。

認められやすくなった生理休暇

生理休暇なども、私が就職した頃は、日本では、周りでも使ったことのある人は聞いたことがありませんでしたが、20代、30代の参加者の方は申請したことがあるそうです。ある参加者の方は、「最近になって、夫が急にスケジュールが変わることが多くなり、どうしたのかと聞くと部下から生理休暇を急に申請されることがある」とのことでした。

女性が男性と同じようにパフォーマンスが発揮できるよう、周りがサポートし、辛い生理にお休みが取れるのはとても良いことですね。ただ、「毎月のことなので、その穴埋めに他の個人が犠牲になるのではなく、会社全体で休みを申請しやすいようにシフトが埋められたら」という意見もありました。

一般的になったピル

また、同じグループになった20代、30代、40代の全員がピルを飲んでいるとのこと。私が20代の頃はピルが一般的ではなかったので、今の若い方の「SRHR」への意識の方がずっと高いといえます。

ちなみに、現在は、私は低用量ピルから黄体ホルモンのピルに切り替えて、月経がありません。なので生理痛もないですし、生理に関しての不快が全くなくなくなったので、私の人生にピルというものは欠かせず、本当にありがたく感じています。(あくまでも個人的な感想で全ての方に当てはまる訳ではありません)

その場で、出産経験があるのは私だけでしたが、ピルのカードでのトークでは、月経をコントロールし、避妊、妊娠、出産は計画通りに進める助けになったという体験談を話しました。

参加してみて

短いセッションではありましたが、いろんな世代の月経にまつわるお話を聞けたのはとても貴重な体験になりましたし、辛かった生理の体験をお互いにシェアすることで、少し心が軽くなった気がします。カード形式のセッションだと男性の方も参加しやすいので生理への理解に繋がると思いました。

また、私が生理を迎えた頃とは全く違い、生理がポジティブになるプロダクトがたくさん出ているのだと驚きました。一方で、ピルの種類や避妊のチョイスなどは少なく、20年前のアメリカとあまり比べてもまだまだ遅れているという部分も感じました。

40代の私たちの認識が変わらなければ、また、今の子どもたちに同じような思いをさせてしまうことになると、世代を問わず「SRHR」への理解は必要であると痛感しました。

公益財団法人 ジョイセフ
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館
日本において、人口・リプロダクティブヘルス(RH)・家族計画・母子保健分野の国際協力における最長の歴史と最大の実績を有する専門機関。行政庁は内閣府。

「I LADY CARD」
Question カード ×5種(DATING/ SEX/ PREGHNANCY/ SRHR/ PERIOD)
Answer カード5テーマ ×7 枚 ×4人分+How to use I LADY Card (1枚)
対象:企業、自治体(男女共同参画センターなど)、学校、団体、性教育を実施したいアクティビスト

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文・写真/Rina Ota

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