トイレトレーニングこんなとき、どうする?
トイレトレーニングを始めるにはまだ早いみたい…
家族や友だちがトイレをしている様子を見せたり、トイレの場面が出てくる絵本を親子で読んだりして、トイレを身近に感じるイメージづくりをしていきましょう。おむつ替えのときは「おしっこ出たね」「すっきりしてよかったね」と言葉にして伝え、「おしっこやうんちが出るのはよいことなんだ」と子どもが感じられるようにすることも大切です。
おしっこはできてもうんちはできない
トイレでうんちができない場合は、下に挙げるように、いくつかの原因が考えられます。「なぜできないのか」を見きわめ、本人のペースを尊重しながら、それぞれのケースに合った対応をしていきましょう。
①「うんちはおむつで」というこだわりがある
トイレでうんちをする場面が出てくる絵本を一緒に読み、「トイレでする」というイメージをもたせて。出そうなタイミングで、トイレに座らせてみてもよいでしょう。
②足がつかず踏んばれない
うんちはおしっこより踏んばる力が必要です。補助便座を使用している場合、両足をつけて踏んばれるように踏み台の用意を。両手でおうちの方の手を握るようにすると、力が入って出やすくなることもあります。
③便秘でうんちがかたい
便秘解消には食生活の見直しと適度な運動が大切ですが、便をやわらかくする薬を使うことで排便がスムーズになることも。便秘が続くときは、かかりつけ医に相談を。
拭き方がよくわからない
はじめはおうちの方が拭き、「前から後ろに向けて拭こうね」と伝えます。トイレットペーパーは「ここまで紙を引き出して」と壁に1回分の長さの目印(シールなど)をつけ、紙の切り取り方も教えましょう。
おちんちんを触りたがる
「やめなさい!」と騒ぎ立てると、おうちの方の反応を楽しんで繰り返すこともあるため、遊びに誘って興味をそらしましょう。男の子には立っておしっこをする方法を大人の男性が教えてあげるといいですね。
おねしょが続いている
おうちの方の不安が子どもに伝わると、そのストレスがおねしょの原因となることもあるため、小学校低学年くらいまでは「おねしょはよくあること」と見守っていてかまいません。トイレのために夜中に何度も起こすことはしないようにしましょう。寝る前は水分を控え、生活リズムを整えることもおねしょ対策には有効です。
相澤タロウイチ
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『トイレですっきり―こぐまのくうぴい』
なかやみわ/作 [三起商行(ミキハウス)]
『うんちがぽとん』
アロナ・フランケル/絵・文 さくまゆみこ/訳(アリス館)
イラスト/相澤タロウイチ 構成/童夢