ガンビアってどんな国? ひょろ長~い国の見どころ・有名なものをチェック【親子で学ぶ世界地理】

ガンビアをご存じでしょうか。アフリカにある国で魅力がたくさんあります。本記事では、治安や住みやすさ、見どころ、特徴などをご紹介していきます。「ガンビアのことを全く知らない」という方も、ぜひご覧ください。

ガンビアってどんな国?

ガンビアは、アフリカの中で最も小さい国です。ガンビア川の両岸の細長く広がる国で、東西320kmに対して、南北は最大48kmしかありません。また国の西側はガンビア川の河口で大西洋に面していますが、それ以外はセネガルに囲まれているというユニークな形をしています。

今回は、そんなガンビアの治安や住みやすさ、見どころ、特徴などを見ていきましょう。

ガンビア基本情報

まずはガンビアの基本情報からご紹介します。

国名

ガンビア共和国

首都

バンジュール

場所

西アフリカに位置する東西に細長い国、中央にはガンビア川が流れ、河口以外はセネガルに囲まれてます。

ガンビアと周辺国

日本との時差

9時間(日本のほうが9時間進んでいる)

面積

11,300平方キロメートル

日本の面積の約33分の1にあたります。日本の総面積は378,000平方kmです。岐阜県とほぼ同じ面積です。

エリア

ガンビアは、大きく6つの地域に分けられています。

・バンジュール市
・ガンビア川上流
・ガンビア川中流
・ガンビア川下流
・ノースバンク
・西海岸

人口

約242万人(2020年)

東京都の人口の約6分の1にあたります。東京都の人口は約1400万人(2023年2月時点)。

言語・公用語

英語(公用語)、マンディンゴ語、ウォロフ語、フランス語等

通貨

ダラシ

1ダラシ=約2.23円(2023年2月26日時点)

宗教

イスラム教(90%)、キリスト教・伝統宗教(10%)

ガンビアの国旗

歴史

・16世紀、イギリスが進出。奴隷貿易でフランスと争う
・1765年、セネガンビア英国植民地の一部となる
・1783年、セネガンビアの大半がフランス領となる
・1820年、イギリスがガンビア川を保護領とする
・1886年、イギリスの植民地となり、フランス領セネガルとの国境が決まる
・1965年2月、イギリスから独立を果たす
・1970年4月、「ガンビア共和国」となり、ジャワラ大統領が就任
・1982年2月、セネガンビア国家連合設立
・2015年12月、国名を「ガンビア・イスラム共和国」に変更
・2017年2月、国名を「ガンビア共和国」に変更

天気・気候

ガンビアは熱帯雨林気候に属し、降水量が多いことが特徴的です。また、雨季と乾季がはっきりしており、6~10月が雨季、11~5月が乾季となります。気温は年間を通して19~32℃程度を推移し、乾季になると1日の気温変動が激しいです。

ガンビアの治安・住みやすさ

アフリカ大陸にあるガンビアですが、治安や住みやすさはどうなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

首都バンジュール近郊のカイラバ大通り Wikimedia Commons(PD)

治安は良くない

ガンビアはアフリカ諸国と比べると、比較的治安の良いほうに入ります。厳密には、2016年に新大統領が選ばれてから、治安が安定している状態です。

外務省は、ガンビア全土を「危険度レベル1」としています。それには2つの理由があります。1つ目は、2019年12月以降にデモが発生し、2020年には大統領が所属していた政党との関係が悪化から政治的混乱が見られるためです。2つ目は、ガンビアに日本大使館が設置されておらず、何かあったときの対応が難しいためです。事故や事件があった場合は在セネガル日本大使館に連絡する必要があります。

住みやすさは比較的良い

ガンビアの物価は安く、治安も悪くはないため、比較的住みやすいと言えます。

物価は、安い宿で1000円前後~、レストランでの食事が100円前後~と、日本では考えられない物価になっています。また、交通機関もバスが20円程度~、タクシーが100円程度~で利用でき、少ない経済的負担で滞在できます。

マラリアへの感染が心配されるため、訪れる前にはマラリア対策を十分に行いましょう。

ガンビアの見どころ・観光

ガンビアの見どころ・観光
ガンビアの見どころ・観光

ここでは、ガンビアの見どころや観光スポットをご紹介します。

アルバートマーケット

地元の人たちが主に利用する大きなマーケットです。さまざまな食材、日用品、工芸品などが売られています。もちろん、地元の人たちだけでなく観光客の利用も可能で、比較的安価なためここでお土産を買う外国人も多いようです。

ガンビア川

1,130kmにおよぶ長さをもつガンビア川は、世界的にも知られているスポットです。ガンビア川での楽しみ方として、バードウォッチングがあります。そもそもガンビアは「鳥の宝庫」と呼ばれており、400~500種類の鳥が生息するとされています。

ガンビアの衛星写真。国土はガンビア川に沿って横に細長い。Jacques Descloitres, MODIS Land Rapid Response Team at NASA GSFC – Wikimedia Commons(PD)

また、ガンビア川の周辺には「ガンビア川国立公園」があり、そこではチンパンジーのリハビリを行っています。日本ではなかなか見られない光景です。

ガンビア国立博物館

首都のバンジュールにある国立博物館です。訪れると、まず特徴的な青いゲートが目に入ります。館内に入ると、ガンビアの歴史に関する展示物が展示されており、ガンビアの歴史を学べます。展示物とガンビアの歴史に浸り、充実した時間を過ごせると思います。

ビジロ国立公園

ビジロ国立公園は、ありのままの自然が広がっているスポットです。日本の公園と同じように遊び場があるわけではなく、森林が広がり、野生の動物を見ることができます。何種類もの鳥に加え、運がよければ野生のサルも目撃できるといわれています。

クンタ・キンテ島

16世紀、奴隷貿易が盛んに行われていた時代、クンタ・キンテ島が黒人奴隷の輸出拠点として用いられていました。フランスや海賊による襲撃をきっかけに拠点としての機能が荒廃した後は、奴隷の取引がないかを見張る2つの要塞が建設され、2003年に「クンタ・キンテ島と関連遺跡群(当時はジェームズ島と関連遺跡群)」として世界遺産に登録されています。

いまでも数々の遺跡が残っており、当時の歴史の跡を見て感じられるスポットです。

クンタ・キンテ島と関連遺跡群 Jose Canedo – http://www.world66.com/africa/gambia/lib/gallery/showimage?pic=africa/gambia/river_gambia, Wikimedia Commons

コツビーチ

広大な砂浜と海で、景色やガンビアの名物グルメを楽しめる人気の観光スポットです。ガンビア川の淡水が大西洋の海水に注がれる「汽水域」あたりにあります。

コツビーチでは海水浴を楽しめるだけでなく、飲食店や設備が整っておりリゾートホテルもあるため、観光向きのエリアです。

ガンビアの特徴・有名なもの

ガンビアには観光スポット以外に、特徴的なものや有名なものがあります。ここでは、厳選して3つご紹介していきます。

ニャンカタン

ガンビアの主食はお米です。中でもニャンカタンと呼ばれる白いご飯を好んで食べています。ガンビアでは、このニャンカタンを使い、シチューやカレーのような料理にします。ちなみにシチューは「チュウ」と呼んでいます。

画像は鶏肉のシチュー「チキンヤッサ」。ご飯にかけて食べる)

伝統音楽「ソウルウバ」での演奏

ソウルウバとは、3つの異なる太鼓の総称です。それぞれはサバロー、クティロー、クティリンディンの3本一組となっています。バチは短くて細い形状で、軽やかな演奏と音が特徴的です。

ガンビア出身の講師から教えてもらいながらソウルウバを体験するワークショップなどが、時折、日本で開催されています。興味のある方は探して体験してみてもいいですね。

落花生の栽培が盛ん

ガンビアの特産品の1つに落花生があり、栽培が盛んです。落花生は汎用性が高く、ピーナッツとして食べる以外にも、石鹸や食用油、ペーストなどに加工することが可能です。

ガンビアでは男性、女性でそれぞれで生産するものを分けており、落花生は主に女性が栽培および生産しています。また、ガンビアの中でも東部の女性を中心に落花生の栽培が広がったとされています。

自然あふれる魅力的なガンビア

ガンビアは自然にあふれた魅力的な国です。アフリカの中では比較的治安が良く、観光客の集まるリゾート地もあるので、比較的訪れやすい国ともいわれています。日本人にとってまだ馴染みのうすいアフリカの国々に目を向け、周辺国とともに調べてみましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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