人気絵本『あっぷっぷ』のあらすじと読み聞かせのコツを解説!一緒に読みたいおすすめ絵本も

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人気絵本『あっぷっぷ』のあらすじと読み聞かせのコツを、JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんと編集部が解説。合わせて読みたい、乳児・幼児向けの絵本もピックアップしました。

『あっぷっぷ』

中川ひろたか/文 村上康成/絵 ひかりのくに

◆おすすめポイント

「にらめっこしましょ あっぷっぷ!!」動物たちやママとにらめっこ。思わず笑ってしまうほぐれた表情も描かれ、赤ちゃんも思わずぷはははと笑ってしまうことでしょう。シンプルな絵と構成が人気の絵本です。

◆読み聞かせのコツ

「にらめっこしましょ わらうとまけよ」と歌いながらペ ージをめくりましょう。「あっぷっぷ」で十分に息をつめてから、次のページへ。そのくり返しや、絵の表情が楽しく、何回でも遊べます。0歳児より、表情をつくることのできる1歳児のほうが、より一層楽しめます。(JPIC読書アドバイザー・児玉ひろ美)

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「ニコニコと聞いていて、読み手も楽しそうな子供が見れてとても嬉しかった」(20代・宮城県・子ども1人)
「イラストが面白く、子供と笑った」(30代・福岡県・子ども1人)
「絵がかわいらしいのでよく見ていた」 (40代・神奈川県・子ども2人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

合わせて子どもに読ませたいおすすめ絵本

【1】『わらべうたで あそびましょ!』

さいとう しのぶ/編・絵  のら書店

◆おすすめポイント

「わらべうたのコツがのっている本、ありませんか?」「わらべうたの意味がわからないのですが……」 保育者の方からときどき受ける質問です。

私の本業は司書ですから、レファレンスとして、本の紹介や意味を調べることのお手伝いはできますし、わらべうたについて記述された書籍も多々あります。でも、そのときご質問の方が必要とされているのは、コツや意味を勉強する本ではなく、「(わらべうたを知らなくても)、明日、できることの出ている本」であることがほとんどです。

そこで、紹介するのは『わらべうたであそびましょ!』のような「わらべうた絵本」です。これらの絵本は、わらべうたを知らなくても、うたえなくても、声に出して子どもに読むことで、その意味や楽しさが伝わるようにつくられています。巻頭や巻末には、楽譜も載っていますので、参考(わらべうたは全国統一譜ではありませんので)になさるとよいでしょう。

わらべうた絵本は1回の読み聞かせで終わらせず、声を合わせて、くり返しくり返し、楽しむことが肝心です。いつもの読み聞かせとは違い、子どもたちとあそぶことを目的に絞り、読み手の読みやすいアレンジで楽しみましょう。わらべうたには、情緒が安定する、親子のきずなが深まる、生活の基礎習慣ができるなど、よいことがたくさんあります。同じ歌詞とリズムをくり返すわらべうたには、間合いを楽しむ心地よさがありますね。(JPIC読書アドバイザー・児玉ひろ美)

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳、6歳

【2】『アンパンマンとにらめっこ!』

やなせ たかし/原作 フレーベル館

◆おすすめポイント

アンパンマンと仲間たちとにらめっこ。あっぷっぷ〜でページをめくると、たちまち変顔で笑わせてくれるしかけ絵本です。子どもたちはそれぞれに、お気に入りのページを見つけて、変顔をマネしたり、にらめっこでこんなに楽しめるんだ、ということを教えてくれる絵本です。

◆ママパパの口コミ

「お気に入りの一冊で何度も読み返していた。」(40代・福岡県・子ども2人)

『新幼児と保育』2017年2・3月号

教えてくれたのは

児玉ひろ美|JPIC読書アドバイザー・台東区立中央図書館司書

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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文・構成/HugKum編集部

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