「きまるねんど」とは?
「きまるねんど」は「クレパス」や「クーピーペンシル」でお馴染みのサクラクレパスが2023年5月に発売した新しい軽量紙粘土です。
この特長を一つずつ説明していきます!
軽く、よく伸びる
軽量紙粘土なので軽いのはもちろんなのですが、こねて伸ばすと練り消しのようにビヨーンと伸びます。よくこねて伸ばすと子どもが手をいっぱい広げたくらいまで伸びていました。絵の具を混ぜる時にも楽しく混ぜられます。また薄く伸ばしてもちぎれにくく、厚みのない作品も作りやすく感じました。
垂れにくく、成形しやすい!
この粘土は一度形ができると、その形をキープしようとします。
例えばクビナガリュウを作ろうとした時、従来はその首をキープするために芯材が必要でした。ですが、この「きまるねんど」は一度覚えた形をそのまま保ってくれます。
筆者もヘビがトグロを巻いて上に伸びている形を作ろうとしました。もちろん、芯材は使用していません。一度形を覚えさせるまでは、元々の形に戻ろうとしていましたが、しっかりとクセづけできたあとは、その形をキープ。支えることなく乾かすことができました。
弾力性があり、落としても壊れにくい
この写真をご覧ください。「一般的な軽量紙粘土」と「きまるねんど」を同じクッキーの型で抜いて乾燥させたものです。上から指で力をかけるとこんなにも弾力が違います。
指の厚さくらいの作品では、硬めのスクイーズのような弾力。弾力があるので落としてすぐに壊れてしまうという心配は少なくなりますね。
粘土どうしも違う素材にもよくくっつく
作品制作ではパーツとパーツを繋げることはよくあることです。「きまるねんど」は粘土が伸びるので、優しくなじませるだけで、粘土と粘土の接着面の線が見えなくなります。また、芯材を使う場合にも「きまるねんど」は大活躍。木やプラスチックにつけてみましたが、繋げやすく感じました。
保存袋付き
この粘土はパッケージの中に粘土と保存袋が入っていますので、まずは保存袋にすべての粘土を入れ、そこから使う分のみ取り出すようにすると無駄なく使えます。
きまるねんど体験レポート
きまるねんどを体験してくれたのはHugらぼチームのちっちさんファミリー。今回はいとこも参加してくれました。
すごい伸びる!作っている間に乾かない
長女の作品
次女の作品
ボーイズチームの作品
使ってみての感想は?
ママ:触ってみてビックリ!すごく伸びるので、むしろ娘たちは「ちぎるのが大変〜!」と話していました。
紙粘土ってすぐに固まってきてしまうイメージでしたが 作っている間に乾くことなく、柔らかいので修正可能!完成品もカチカチでなく、弾力のある感じでした。
色付けは絵の具を使いました。紙粘土に色を混ぜて作ると優しい色合いに、後から塗るとハッキリした色合いになりました。
やったところから固まってしまうのも悩みですし、固まらないのもこまりますし、この粘土は子どもが使いやすいと思います。
筆者も家族と「きまるねんど」を体感!
ある週末、粘土で作る「パン」「ケーキ」の本を小2の娘が学校の図書館で借りてきました。親子3世代で「きまるねんど」を使ってフランスパン作りをしました。
ハンドメイド好きの70代祖母も驚いた
ハンドメイドが大好きで、あらゆる材料を使ってをさまざまな作品を作ってきた、70代の祖母もチャレンジ。「この粘土は何か特別なの? すごい使いやすい」と驚いていました。
この粘土の特長である「伸びる」「形を保つ」「固まっても弾力がある」「手につかない」、すべてにおいて、驚きだったようです。
発色がきれい
Hugラボメンバーの感想にもありましたが、発色の良さもポイントです。絵の具で色をつけられる他、小さいお子さんでしたらサインペンでの着色もおすすめです。
同じくサクラクレパスの「洗たくでおとせるサインペン」で色をつけるのもおすすめ。誤って服にペンの色がついてしまっても、洗濯するときれいに汚れが落ちるので(汚れの落ち方は素材や経過時間などによります)安心して楽しむことができますよ。
一度体感してみてください
「こんな粘土今まであったかな?」とビックリすること間違いなし!比較的工作が好きで色々な材料に触れてきましたが、「きまるねんど」は本当に衝撃的な粘土です。もうすぐやってくる夏休みの工作にもおすすめ。一度ぜひ、この粘土に触れてみてください。
きまるねんど(サクラクレパス)
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文・構成/ ふじいなおみ