おすすめ「バス」の絵本
【1】『もぐらバス』
佐藤雅彦, 内野真澄/著 偕成社
◆こんな本
プップー。もぐらバスは地面の下のトンネルを、「ものおきのした 1ちょうめ」「だれかんちのにわ 3ちょうめ」など楽しい停留所を通って、マーケットまで走ります。運賃は1回1円。車同様トンネルも、子どもたちの人気者です。
◆対象年齢
3歳から
【2】『バスがきました』
三浦太郎/著 童心社
◆こんな本
しっぽのあるバス停にチューチューねずみさんのバス。耳のあるバス停にぴょんぴょんうさぎさんのバス。タテガミのあるバス停に…。次々楽しいバス停に楽しいバスがきます。最後は、みんなが一番好きなバスがきて、「しゅっぱつしんこー」。
◆対象年齢
1歳から
◆ママパパの口コミ
【3】『ピン・ポン・バス』
竹下文子, 鈴木まもる/著 偕成社
◆こんな本
昭和なムードのバスの旅です。「ピンポン」の音でバスは停まります。駅前を出発してからさまざまな人を乗せ、そして降ろし、バスは走ります。この絵本の良いところは、子どもが憧れる素敵な大人=運転手さんがいることです。
◆対象年齢
3歳から
【4】『いろいろバス』
tupera tupera/著 大日本図書
◆こんな本
赤、黄、緑、黒。次々にやってくるカラフルなバスから降りるのは、トマト、オムレツ、かっぱに、クジラ!では乗り込んでゆくのは誰でしょう?色やシルエットが子どもの想像を広げる楽しい絵本。何回でも楽しめます。
◆対象年齢
2歳から
◆ママパパの口コミ
【5】『きょうのバスてい』
講談社
◆こんな本
TV番組から生まれた作品です。異年齢の集まりで参加型にして読むこともできます。0歳児には「だれかな? だれかな?」を「いない いない・・・」に置き換えても。
『0・1・2歳児の保育』2018年夏号
【6】『バスがいっぱい!』
そく ちょるうぉん/作・絵 アリス館
◆こんな本
とうめいバスって、どんなバス?では、くねくねバスは?こんな楽しいバスがいっぱいの乗り物絵本です。作者の そく ちょるうぉん さんは乗り物絵本の書き手として注目度満点!読み終えたとたんに、子どもから、「もう一回!」のコールがかかります。
◆対象年齢
2歳から
◆ママパパの口コミ
【7】『バスにのって』
荒井良二/作・絵 偕成社
◆こんな本
「わからなければ、司書として失格?」 私たち大人は新しい絵本に出会ったとき、その楽しさを「子どもにとってどうなんだろう」と、考えたり、知ろうとしたりするようです。ほとんど無意識の癖のような価値観なのかもしれません。そんな価値観を大きく転換させられたのが、後にリンドグレーン記念文学賞を受賞する荒井良二氏による『バスにのって』でした。バスを待っているが、バスはこない。次々に違うものが通りすぎ、夜になり朝になる。それでもバスはやってこない。やっときたバスは満員で、ぼくは乗るのをやめて歩きだす。トントンパットン、トンパットン。当時「このおもしろさがわからなければ、努力不足で司書として失格」などといい出す人までいましたが、おもしろさは、わかろうとしてわかるものではないはずです。
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2018年2・3月号
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。