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夜泣きの原因は?
夜泣きの原因として下記のようなことが主に挙げられます。
・空腹
・不快感(オムツのぬれ、寝具が合わない、暑い・寒い)
・うまく眠れない
・日中の活動が激しく興奮している
・保育園に入園など環境の変化やお母さんが妊娠したなどの精神的な不安定
・体調が悪い
小さな赤ちゃんは空腹・オムツが濡れたなどの不快感・うまく眠れないなどの生理的なことが原因となることが多いです。大きくなるにつれ、日中の活動や保育園の入園・お母さんの妊娠など精神的なことが原因なことも出てくるでしょう。
意外と多い原因としては体調不良です。鼻が詰まって息苦しい・咳込んで寝つけないなどもありますが、わかりにくい寝つきにくい体調不良としてあげられるのは“中耳炎”です。中耳炎になると何度も目を覚まして寝にくくなってしまいます。
夜泣きの原因がある、仕方がないものだとわかっても、やはり子ども赤ちゃんには眠って欲しいもの。ここで夜泣き対策にはどういったものがあるかご紹介します。
ミルクや母乳での授乳
新生児期など小さな赤ちゃんは、一度にたくさんの量を飲めないので3~4時間、多いと数分毎に空腹で目を覚まします。特に母乳の場合だと消化がよいので1時間もしないうちにお腹が減ったと泣くことも(決して母乳が足りない訳ではないようです)。小さい間は、「こういう時期なのだ」と諦めて数時間毎の授乳に付き合ってあげましょう。
ある程度大きくなっても、エアコンを使用する時期は空気が乾燥して目を覚ますことがあります。このような時期はすぐに水分補給できるよう、近くにお茶を置いておくのもおすすめです。
体をさすったり(背中・おでこ)、抱っこしてあやす
眠りの浅い『ノンレム睡眠』の時に夜泣きをすると言われています。まずは背中や頭・おでこをトントンしたり、さすってみるとすぐに再度寝入ることも。すぐに抱っこして体を動かしてしまうと、そのことで覚醒して余計に寝入りにくくなってしまいます。始めはトントンなどで様子を見てみましょう。
それでも寝つかない場合は、抱っこしてみましょう。抱っこしてゆっくり揺らしたりするとお母さんの体温を感じて安心して再度眠ることもあります。
バウンサーを使う
子育てアイテムで必需品とも言われている“バウンサー”。バウンサーは赤ちゃんを座らせておくだけではなく、寝かしつけとしても便利なアイテムとなっています。ゆっくりと揺れるのが心地よく眠りやすくなる子も多いですよ。
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空調や衣服の調整
子どもは意外に暑がりです。特に冬、赤ちゃんの手足が冷たいと「寒いのでは」と厚着させる親御さんも多いのですが、赤ちゃんは手足で体温を調節するので冷たくなることもあるのです。手足が冷たいからと厚着させると体温の逃げ場がなくなり調節できず熱くなってしまい逆に寝つきにくくなります。極寒の地域でなければ、冬場でも薄手のパジャマで十分です。
夏場は特に大人が空調で寒いと思っても子どもはちょうどいい温度だったりしますので、子どもの様子をみながら空調や衣服を調整しましょう。
トッポンチーノの利用
抱っこしていたら眠ったので、布団に置こうとした瞬間、目を覚まして泣く“背中スイッチ”の体験をしたお母さんも多いのではないでしょうか。その背中スイッチを解消してくれるアイテムが“トッポンチーノ”です。
トッポンチーノとはモンテッソーリ教育で使用されている赤ちゃん用の布団のことで、トッポンチーノを利用することで背中スイッチ問題が解消したという報告はよく聞きますよ。
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バランスボールを使ってみる
バランスボールも育児していく中で便利アイテムと言われています。赤ちゃんを抱っこしてバランスボールに座って揺れていると、バウンサー同様その揺れで子どももウトウト…。バランスボールも入眠アイテムとして効果ありですよ。
オルゴール音を流してみたり子守唄を歌ってみる
子守唄の優しいメロディーは癒し効果があり眠りを誘うと言われています。
お母さんの優しい歌声も子どもは安心するため寝つきやすいとも。子守唄といえば「ねんねんころりよ」などをイメージしますが、子守唄というジャンルにこだわらずお母さんが好きな歌をゆったり歌うことでも大丈夫ですよ。子どもの寝かしつけだけではなく、歌うことでお母さんのリラックス効果も期待できます。
また、オルゴールの音色も癒しの音色と言われ寝入りやすくなりますよ。歌うのが苦手な方はオルゴール音楽に頼ることもひとつの対策です。
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体調が悪い時は受診!
咳込む時や鼻づまりで寝にくい時は、クッションなどを挟んで少し寝る位置を高くすることで寝やすくなります。ただ対処療法ではあるので、改善されずひどくなるようでしたら、病院へ受診ようにしましょう。
グッズなどを活用して、少しでも楽に!
夜泣きの原因や様々な対策方法をご紹介しました。お子さんによって合うものがあると思いますので、様々な対策を試してお子さんにあった対策を探してみてください。
また、お母さん自身が寝不足で体の調子が悪いと精神的にも不調をきたします。新生児~2ヶ月くらいの間は、ミルクを飲める量も少ないので昼夜関係なく、数時間毎に夜泣きをしてしまうものです。そして赤ちゃんの時期はうまく眠れず、寝愚図りをする子もいるでしょう。
寝不足の日が続く時は、パートナーに交代してもらうなど周りに頼ってみましょう。昼間に少しでも預けられたら昼寝を取るなど、眠る時間を確保することはお母さんの心の健康を守る上でとても大切です。
どうしても抱っこでないと寝ない時は諦めて小さな音量やイヤホンをつけて動画配信をみたり、少しでも孤独感を感じないようにしましょう。
子育ては一人ではできません。周りに頼る勇気を持つことも大切です!
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文・構成/河原崎美香