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岩手銘菓とは
岩手といえば「わんこそば」「冷麺」などのグルメで有名な場所。では、お菓子はどうでしょうか? 「かもめの玉子」「南部せんべい」「田村の梅」などの有名なお菓子が挙がります。
そこで、この記事では、岩手の銘菓を15点ピックアップしました。
岩手名物はこれ!│岩手銘菓【定番編】
まずは岩手のお土産としてはずせない定番のお菓子をご紹介します。
かもめの玉子
岩手名物として有名なのが「かもめの玉子」。しっとり&ほくほくの黄身餡を、カステラ生地で包んで、まわりをホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子です。卵型の見た目もキュートです。
銘菓ポイント
「かもめの玉子」を作ったのは、岩手にある「さいとう製菓」。数々の和菓子と洋菓子を作ってきた老舗菓子店で、「かもめの玉子」は1952年に誕生しました。今では岩手土産はもちろん、東北地方を代表する銘菓のひとつになっています。
「かもめの玉子」
「かもめの玉子」にはさまざまな味のバリエーションがありますが、こちらはスタンダードな味。季節限定の味などもぜひチェックしてみて。
田むらの梅
「田むらの梅」は、岩手の和菓子店「菓匠 松栄堂」が作っている和菓子です。梅餡と求肥を青紫蘇で手包みして、五角形にきれいに整えられています。
銘菓ポイント
儒学や歌才に秀でた田村建顕公という人物が、梅を好んでいたことから作られた和菓子です。100年以上にわたって人々に愛され、創業111周年を迎えた2016年に、さらにおいしくリニューアルしています。
「田むらの梅」
こだわりの国産原料を使った「田むらの梅」。梅と白餡、青紫蘇が絶妙なハーモニーを奏でます。
南部せんべい
「南部せんべい」は岩手県や東北地方で昔から作られてきたせんべいのこと。小麦粉に水と塩を加えて練った生地を、丸い型で焼いた素朴な味わいが特徴です。
銘菓ポイント
岩手の南部せんべいで有名なのが、「巖手屋(いわてや)」。昭和23年に南部せんべいの店としてスタートしたのが始まりです。
「巖手屋 南部せんべい」
巖手屋の南部せんべいの詰め合わせです。ごま、落花生、いか、りんご、かぼちゃなど、さまざまな味の南部せんべいを楽しめます。
岩谷堂羊羹
「岩谷堂羊羹」は、300年もの歴史がある、正真正銘の岩手銘菓。岩手にある羊羹専門の菓匠「回進堂」が作っています。
銘菓ポイント
「岩谷堂羊羹」は、1637年から1681年の延宝年間に作られたと言い伝えられています。岩手県の観光名所でもある岩谷堂城の城主から、城の名前をつけることが許されたそうです。
「岩谷堂羊羹」
食べやすい一口サイズになった回進堂の「岩谷堂羊羹」。黒練、くるみ、本練、しお、抹茶、ごまの6種類が全部で18個入ったセットです。
紅茶やコーヒーと一緒に食べたい│岩手銘菓【洋菓子編】
次は、岩手の銘菓の中から洋菓子をピックアップ。紅茶やコーヒーと一緒に食べたいスイーツをご紹介しましょう。
レモンケーキ
岩手に本店を持つ洋菓子店「タルトタタン」が手がける、レモンをブレンドしたバウムクーヘンです。
銘菓ポイント
りんごの産地である岩手で、郷土色あふれる手作りのお菓子を提供したいと始めた「タルトタタン」。同店の代表スイーツはいくつかありますが、そのなかのひとつが「レモンケーキ」です。
「レモンケーキ」
レモン風味のバウムクーヘンを小さめの大きさにカットして、レモンをブレンドしたホワイトチョコレートでコーティングしています。チョコレートは国産のクーベルチュールを使っています。
生南部サブレ
岩手銘菓のひとつ「南部せんべい」でおなじみの「乃巖手屋(いわてや)」が作る、洋風せんべいです。
銘菓ポイント
南部せんべいは岩手や東北で親しまれているせんべい。そんな南部せんべいが洋風になったのが、「生南部サブレ」です。ぬれせんべいを思わせるしっとりとした生サブレの中には、ほんのり甘いチョコレートクリームがサンドされています。
「生南部サブレ」
レモン風味のバウムクーヘンを小さめの大きさにカットして、レモンをブレンドしたホワイトチョコレートでコーティングしています。チョコレートは国産のクーベルチュールを使っています。
松ぼっくりロール
岩手でロールケーキとスイーツを専門に作る「プランタンブラン by 花月堂」が、岩手の雫石町にある手作りアイスクリーム牧舎「松ぼっくり」とコラボレーションして生まれたロールケーキです。
銘菓ポイント
「松ぼっくり」は、行列ができる大人気アイスクリームを販売しています。そんな有名店と人気スイーツ店のコラボレーションは地元でも話題になっています。
「松ぼっくりロール」
「プランタンブラン by 花月堂」は、楽天でロールケーキ部門8年連続1位を取得したロールケーキなどを作っています。牧舎のヨーグルトを使用していて、ふわふわの生地となめらか濃厚クリームの組み合わせが絶妙です。
チョコ南部
岩手のソウルフード「南部せんべい」を細かく砕き、チョコレートで包み込んでできたチョコクランチが「チョコ南部」です。
銘菓ポイント
岩手の代表的銘菓である南部せんべいを使った和風クランチチョコです。チョコレートの中には、南部せんべいのほか、南部せんべいパウダーやピーナッツなども入っています。
「チョコ南部」
「チョコ南部」は、岩手県出身のショコラティエである猿舘英明氏が監修。南部せんべいと香りや味の相性がいいチョコレートが選ばれています。
トロイカ ベークドチーズケーキ
「トロイカ」は、岩手にあるロシア料理店。ベークドチーズケーキを作っていることでも有名で、その味を求めて全国から注文が入ってくるそうです。
銘菓ポイント
ミディアムエージングで自家製されたチーズを使用。濃厚で口溶けのいいオリジナルベイクドチーズケーキです。
「トロイカ ベークドチーズケーキ」
レアチーズケーキかと思うほどクリーミー。中はとろっとしていて、夢中になるおいしさです。
ほっこりおいしい│岩手銘菓【和菓子編】
次は和菓子から4つをピックアップ。どらやきやせんべい、羊羹などが揃っています。
ごま摺り団子
岩手の定番土産「田むらの梅」を作る「菓匠 松栄堂」の、もうひとつの代表作です。中から出てくる、とろっとしたごまのすり蜜が特徴です。
銘菓ポイント
ごま専門店が厳選した2種類の黒ごまをブレンドして焙煎。香ばしさがたまらない蜜があふれでてきます。
「ごま摺り団子」
生地に使用しているのは、東北産を中心としたうるち米を独自ブレンドした米粉。歯切れの良さや、気持ちいいねばりけがあります。
元祖いかせんべい
三陸産のするめいかを使ったせんべいです。いかを煮だして、その煮だし汁やいかの粉末を混ぜ合わせた生地を焼いて作っています。
銘菓ポイント
岩手県民が「いかせんべい」と聞いて思い浮かべるのが、この「元祖いかせんべい」と言われています。いかの風味がしっかり感じられて、噛めば噛むほどおいしさが広がります。
「元祖いかせんべい」
いかの形がかわいらしいせんべいで、甘すぎず、しょっぱすぎず、素朴な味わいです。
後藤屋 どらやき
岩手県奥州市にある「後藤屋」。昭和20年(1945年)創業の和菓子店が作るどらやきです。
銘菓ポイント
高品質の奥州産の小豆と卵を使っており、焼き立ての新鮮な味わいを楽しめます。地元ではお祝いの席や季節の挨拶などにも利用されています。
「後藤屋 どらやき」
賞味期限は、製造から7日間。受け取り後はフレッシュなうちに、お召し上がりください。
回進堂 きんつば
老舗羊羹屋「回進堂」のきんつばです。職人の技によって、しっとりと炊きあげられた小豆本来の風味が生きています。
銘菓ポイント
「きんつば」は、日本で古くから親しまれてきた和菓子のひとつ。小豆がメインのシンプルなお菓子だからこそ、素材の良さや職人の技が光ります。
「回進堂 きんつば」
3日かけて炊き上げた小豆は、しっとり&ふっくら。これに、岩手県産の餅米で作ったうすい皮で包みあげています。
言質を訪れて味わいたい│岩手銘菓【観光名所編】
「小岩井農場」と「藤原養蜂場」は、岩手の観光スポットとしてもチェックしておきたい場所。そこで購入できるスイーツをご紹介します。
小岩井農場チーズケーキ まきばの果樹園
「小岩井農場」は、全国に名前が知られている岩手県の人気観光スポットであり、おいしいグルメもたくさんある場所。そんな小岩井農場が作るチーズケーキです。
銘菓ポイント
上質なクリームチーズを贅沢に使い、東北産のりんごを組み合わせています。岩手や東北の食材を堪能できるスイーツです。
「小岩井農場チーズケーキ まきばの果樹園」
チーズのように木箱に入って届けられます。ギフトにも素敵な、高級感も感じられるスイーツです。
藤原養蜂場 はちみつ
日本で最も古くからミツバチの飼育を行ってきた、岩手県盛岡市の「藤原養蜂場」。岩手の豊かな自然が育んだ、おいしいはちみつを販売しています。
銘菓ポイント
手頃な価格の自宅用はちみつから、贈答品やギフトにピッタリの高給はちみつまで、さまざまな商品がラインナップしています。ホットケーキやスイーツなどにかけて、どうぞ。
「藤原養蜂場 長寿蜜」
とくに品質が高いといわれる「とちやアカシアやクローバーの花の蜜」や「純生ローヤルゼリー」などを組み合わせました。健康で元気に過ごしたい方に。
岩手のスイーツを楽しもう
東北地方に位置する岩手県。わんこそばや冷麺など、麺がおいしいことで知られていますが、スイーツだっておいしい味がたくさんあります。まだ食べたことのないお菓子にも、そんな銘菓があるかもしれません。
ここで紹介したものを参考に、自分のお気に入りの岩手スイーツを探してみませんか?
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文・構成/HugKum編集部