グラノーラはシリアルの一種で、アメリカの健康食品として開発されたものです。フライパンでも作れて、保存性も高いことから、健康的な朝食として人気があります。さらに、グラノーラを使えばザクザク食感のおいしいお菓子もできます。自家製でなくても、市販品でOK。簡単にできますよ。
グラノーラチョコレートのレシピ
最初に、市販のグラノーラを使って作るチョコレートバーをみていきます。
グラノーラチョコレートバー
プレゼントにもぴったりな、グラノーラチョコバーを作ります。
・材料
(10×15cm 1個)
板チョコ 120g
市販のグラノーラ 1カップ
・作り方
【1】湯煎に使うお湯を沸かします。
【2】ボウルに板チョコを割り入れ、お湯を注いだ容器と重ねて溶かします。
電子レンジの場合は、チョコレートを刻み、耐熱容器に入れて600wで30秒ずつ、かき混ぜながら溶けるまで加熱します。
【3】完全に溶けたらグラノーラを加えて混ぜ合わせます。
【4】バットにラップを敷き、【3】を流し入れます。表面をならしてください。
【5】冷蔵庫で冷やし固めれば完成。食べる際は包丁で切り分けてください。
チョコクランチも簡単
スプーンで一口サイズにまとめて作れば、チョコクランチに。ラップを敷いたお皿に並べて、冷やしてください。
フライパンで作るナッツのグラノーラ
次に、フライパンでグラノーラを作る方法をみていきます。一度に大量を作る時はオーブンを使うのが便利ですが、フライパンは3〜4食分を一度に作る時に便利な方法です。
材料の用意
自家製グラノーラを作る際、ナッツ類、ドライフルーツは、お好きなものを揃えてください。何度か作って、お好みの具材を探す楽しさも。
・材料
【A】
くるみ 30g
アーモンド 30g
【B】
オートミール 100g(1カップ)
薄力粉 40g
全粒粉 10g
天然塩 ひとつまみ
【C】
食用植物オイル 15g
米油 25g
【D】
はちみつ 30g
水 大さじ1(10g)
レーズンなど、お好みのドライフルーツ 50g
メープルシロップ 大さじ1〜
下準備
【1】【A】のくるみとアーモンドの粒が大きい場合は、めん棒で潰してください。
フライパンに重ならないように広げて、2〜3分ローストします。その後、バットなどに移して冷まします。
【2】レーズンは風味をよくするため、湯通しをします。
ボウルに重ねたザルにレーズンを入れ、熱湯を回しかけてください。
その後、水けをよく切ります。
オイルをなじませる
コンロに火はつけず、材料を混ぜ合わせる工程です。
【1】フライパンに【B】の材料を量り入れ、【C】のオイル類を回しかけます。ヘラなどでよく混ぜながら、全体に油分をなじませてください。
【2】ローストしたくるみと、アーモンドも加えてさらによく混ぜます。
加熱
加熱の工程では焦げやすいので、ごく弱火で絶えずかき混ぜること。「炒める」というより、気長に「炒る」感覚です。
【1】コンロに火をつけます。絶えずヘラで混ぜながら、全体に薄い焼き目がつくまで、弱火でゆっくりと熱してください。
【2】火からおろし、バットに中身をあけてください。
【3】フライパンを軽く水洗いしてから、【D】のはちみつと水を加え、弱火にかけます。
【4】はちみつがふつふつしてきたら、【2】のオートミールと、レーズンを加えてください。ヘラで混ぜて、全体に絡ませます。
絶えず混ぜ続け、水分が飛んでパリッとするまで熱します。ここでも、8〜10分を目安に。
仕上げ
【1】焼き上がったらバットに移し、メープルシロップを加えて全体を混ぜます。
【2】完全に冷めたら、密閉容器に保存します。7〜10日の保存期限です。
グラノーラの食べ方
作ったグラノーラは、どんな食べ方で楽しみましょうか?
食べ方のバリエーション
グラノーラをそのまま食べるなら、直前に板チョコをピーラーで削るとさらにおいしくなります。また、グラノーラはミルクをかけて食べるのが定番ですが、ヨーグルトもおすすめ。
お好みでドライフルーツや、季節のフレッシュフルーツをプラスするのもいいですね。生レモンの皮をおろして加えると、爽やかな香りが楽しめます。
簡単グラノーラクッキー
最後に、自家製、市販品のどちらでも作れるグラノーラクッキーの作り方をご覧ください。
・材料と用具
(15×20cm 1枚分)
薄力粉 90g
グラニュー糖 25g
塩 ひとつまみ
ベーキングパウダー 小さじ¼
牛乳 30g
植物油 30g
グラノーラ 30g
【用具】
ボウル
泡だて器
カード
クッキングシート
めん棒
バット(15×20cm)
フォーク(生地に穴を開けるため)
・下準備
【1】オーブンを180℃に予熱します。
【2】粉類を混ぜて、ふるっておきます。
【3】オーブン用のクッキングシートをバットに合わせてカットしておきます。
・作り方
【1】直径20cmくらいのボウルに粉類を入れ、中央にくぼみを作ります。
【2】くぼみに牛乳、植物油の順に加えて、泡だて器で混ぜます。多少、粉類が混ざってもかまいません。牛乳と植物油が混ざり合い、乳化するまで混ぜます。
【3】カードを使って粉類をなじませます。カードで切るようにしてさっくりと混ぜると粉っぽさがなくなり、全体がしっとりとします。
【5】生地をざっとひとつにまとめ、カードで半分くらいにカットたら上下に重ねます。手で押さえてなじませ、これを3〜4回繰り返してください。
【6】手で押し広げて1cmくらいの厚みになったら、めん棒で伸ばしながら、バットの形に合わせて四角く成形します。
【7】フォークで全体に空気穴をあけてからグラノーラを散らして、手で押さえつけてください。
【8】生地をバットから取り出し、180℃のオーブンで17分ほど焼きます。焼き上がったら、熱いうちに包丁でカットするのがポイント。冷めるとサクサクに。
アレンジ豊富なグラノーラのレシピ
簡単にできるグラノーラチョコバーの作り方をはじめ、自家製グラノーラや、クッキ―など、どれも簡単にできるレシピをみてきました。具材のアレンジもお好みでできますし、食べたいシーンに合わせて調理すると、より楽しみが広がります。暮らしの中に取り入れやすいグラノーラのレシピをご活用くださいね。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)