目次
静岡銘菓とは
静岡は「うなぎパイ」や「安倍川餅」などの銘菓が有名ですが、ほかにも名産のお茶を使ったもの、富士山をモチーフにしたお菓子やスイーツなどもたくさんあります。この記事では、お土産やお茶請けとして喜ばれる、静岡を代表する銘菓をご紹介していきます。
「静岡といえば!」なお菓子大集合│静岡銘菓【王道編】
まずは、定番のお菓子から。静岡土産の代表的な銘菓を5つご紹介します。
安倍川餅
「安倍川餅」は、家康公ゆかりの伝統的和菓子です。江戸時代から変わらない静岡名物で、きなこと餡が奏でる純な味わいを堪能できます。
銘菓ポイント
ミホミの「安倍川餅」は、素材を吟味し清らかな安倍川の伏流水で餅を作っているのが特徴です。また、アルミ製の袋でおいしさを保っています。
「安倍川餅」
餡ときなこのふたつのお餅がひとつのパッケージに収まった「安倍川餅」。お土産にも、おやつにもぴったりです。
うなぎパイ
おなじみ「うなぎパイ」は、静岡銘菓の代表格。昭和36年の発売より、多くの人に親しまれているお菓子です。
銘菓ポイント
「うなぎパイ」は、厳選された原料に、バターとうなぎエキス、ガーリックなどの調味料をブレンドした焼き菓子です。“夜のお菓子”というキャッチコピーは「一家団らんのひとときにうなぎパイを囲み皆さまに楽しんでいただきたい」とつけられたものなのだそう。
「うなぎパイ」
サクサクとした食感に、ガーリックがアクセント。ほかにはないおいしさです。
金時力まんじゅう
「金時力まんじゅう」は、力もちの代名詞でもある足柄山の金太郎の名をつけた、もち入りのまんじゅうです。
銘菓ポイント
ふっくら蒸しあげた茶褐色の衣の中には、おもちをくるんだ甘さ控えめのつぶしあんが入っています。箱根のふもとで作られ続け、いまでは富士箱根のお土産の定番にもなっています。
「金時力まんじゅう」
むしまん、あげまんと2種類の味があるのも魅力。甘さは控えめで、甘いものが苦手な方でもおいしくいただけます。
田子の月もなか
富士山の麓、富士市に本拠地を構える「田子の月」。こちらの看板商品であり、静岡を代表する銘菓が「田子の月もなか」です。
銘菓ポイント
北海道十勝産小豆と氷砂糖を使用し、あっさりと仕上げた粒あんと、ほどよいやわらかさの求肥もちを香ばしい皮ではさんでいるのがポイントです。
「田子の月もなか」
甘さ控えめの粒あんとやわらかな求肥もち、サクフワな最中が織りなす味わいをご堪能あれ。
桜えびの舞
「桜えびの舞」は、海老の豊かな風味が詰まった香ばしい海老せんべいです。
銘菓ポイント
富士山の湧き水が流れ込む駿河湾の深海で育った桜えびを、贅沢に使っているのが特徴です。
「桜えびの舞」
芳醇な海老の香りにカリカリっとした歯ごたえがたまらない。ついつい次の1枚に手が伸びるおいしさです。
「富士山」モチーフのスイーツいっぱい│静岡銘菓【富士山編】
静岡のシンボルである「富士山」の名前がついたお菓子や、富士山の形をしたスイーツを紹介します。
富士山羊かん
「富士山羊かん」は、富士山の形をした6種類の羊羹です。
銘菓ポイント
色とりどりで6種類の味が楽しめる「富士山羊かん」。2019年に開催された「全国お土産グランプリ」では、準グランプリを受賞しています。
「富士山羊かん」
小豆・青柚子・ニューサマーオレンジ・桜葉・びわ・塩味を楽しめます。カラフルでかわいい見た目は、SNSでもバズりそう。
富士山バウムクーヘン
雅正庵の「富士山バウムクーヘン」は、富士山の世界文化遺産登録を祈願して作られたお菓子です。2013年6月にはその願いが叶い、縁起物抹茶スイーツとして多くの人に親しまれています。
銘菓ポイント
「富士山バウムクーヘン」の特徴は、甘さ控えめでほろ苦いバウム生地を富士山に見立て、白い雪をフォンダンで表現していること。鮮やかな緑色のバウム生地には、選りすぐった静岡県産抹茶が使われています。
「富士山バウムクーヘン」
見て美しく、食べておいしい、抹茶のほろ苦さが魅力のバウムクーヘンです。
富士のこけもも
「富士のこけもも」は、富士山の五合目付近で採れる不老長寿の実「こけもも」を使用したパワースイーツです。
銘菓ポイント
不老長寿の実と呼ばれる「こけもも」をジャムにし、白あんと一緒に炊き上げたものを特製の落雁で包んでいます。日本銘菓百選にも選ばれた逸品です。
「富士のこけもも」
ほどよい酸味のこけももジャムと、しっとりした落雁が上品に口の中で溶けていきます。
富士山頂
「富士山頂」は、山の形のスポンジのなかにカスタードを入れ、ホワイトチョコをかけたお菓子です。
銘菓ポイント
「富士山頂」の特徴は、カスタードクリームに富士山麓の牛乳と上質な生クリームを使っていること。また富士山の形を模し、ホワイトチョコを雪景色に、頂きにコーヒー味のチョコをあしらっています。
「富士山頂」
上品なデザインは贈答用にもぴったり。しっとりしたスポンジに、まろやかなカスタードクリームが好相性です。
富士山はいぷっせ
「富士山はいぷっせ」は、チーズ・バターとパインジャムをふんわりとした皮ではさんだブッセです。
銘菓ポイント
「はいぷっせ」の名前は、ひとくちサイズのフランス焼き菓子「ブッセ」であるべきところを先々代が聞き間違えたという説と、「はいぷっせ=高いぷっせ」にしたという説があるそうです。
「富士山はいぷっせ」
ふんわりした丸みのある形が愛らしい焼き菓子。やさしい味わいのブッセです。
お茶処ならではのお茶・抹茶スイーツ│静岡銘菓【お茶・抹茶編】
静岡はお茶の生産量が日本一ということもあり、たくさんのお菓子やスイーツが作られています。どんなものがあるのか見てみましょう。
静岡抹茶フィナンシェ
「静岡抹茶フィナンシェ」は、静岡県産の抹茶を使用したフィナンシェです。品のいい甘さで、一口で贅沢な気分にさせてくれます。
銘菓ポイント
「静岡抹茶フィナンシェ」は、静岡県産の抹茶を使っています。お茶のもつ鮮やかな濃い緑色と爽やかな香りはそのままに、濃厚なバターと合わせても抹茶の存在感がしっかりあるのが特徴です。
「静岡抹茶フィナンシェ」
抹茶がもつ強い旨味と甘み。それでいてほろ苦く、しっとりとした品のいい甘さを味わえるお菓子です。
お茶つぶダックワーズ
生地にもバタークリームにも、厳選された牧之原産一番茶粒を練り込んだダックワーズです。
銘菓ポイント
「お茶つぶダックワーズ」に使用しているのは、厳選された牧之原産の深蒸し茶。フレッシュでさわやかなお茶の風味が存分に楽しめます。また、茶葉を丸ごと使っているから栄養もたっぷりです。
「お茶つぶダックワーズ」
フレッシュでさわやかなお茶の風味と、外はさくっ、中はふんわりもちっと心地よい食感が堪能できるお菓子です。
お茶ようかん
ひとくち食べればお茶の香りが広がるお茶の羊羹です。
銘菓ポイント
「お茶ようかん」に使っているお茶は、香り高く、上品な渋みと旨味をもつ川根茶です。そんな川根茶を粉末にし、羊羹に練り込んでいます。
「お茶ようかん」
カップの底からキュッと押し出して食べられるから、手が汚れないのがポイントです。ほどよい甘さで、お茶の旨味を感じられます。
茶和家 べにふうき茶 ペカンナッツ ショコラ
静岡県掛川市産のべにふうき茶を使ったペカンナッツショコラです。
銘菓ポイント
ローストしたペカンナッツのサクッとした食感と、ホワイトチョコに練りこんだお茶カテキンのほろ苦さが後を引くおいしさです。
「茶和家 べにふうき茶 ペカンナッツ ショコラ」
やわらかなピーカンナッツがチョコと溶け合い、至福の口溶けを堪能できます。
茶遊里
「茶遊里」は、浜松産の茶葉を使った十勝こしあん入りのしぐれ菓子です。
銘菓ポイント
「茶遊里」は「菓子司こぎく」の店長・スタッフが、お店自慢のあんと地元浜松産のお茶・抹茶を組み合わせて開発した商品です。浜松地域ブランド「やらまいか」認定商品としてや、AGF主催「珈琲♡和菓子アワード2017」において金賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
「茶遊里」
糸でも切れるほどやわらかい、ほろりととろけるような食感が魅力の生菓子。あんの風味とお茶の香りを存分に楽しめます。
静岡スイーツを味わおう!
静岡には、お茶やうなぎなどの特産品を使ったお菓子から、富士山の形のユニークなスイーツまでさまざまな銘品があって目移りするほどです。静岡に出かけた際にお土産に買ってみたり、お取り寄せしたりして楽しんでみてはいかがですか。
こちらの記事もおすすめ
文・構成/HugKum編集部