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ポジティブに漢字のお直しができるマス目フセン”Kaketa!”
既存のマス目フセン”Kaketa!”は2文字が2列用意されていて、特に漢字や熟語の書き間違いの指導に使われていました。
マス目だけではなく、漢字練習帳のフォーマットにもある振り仮名スペースがあるのもポイント。「漢字テストのうち、間違えた問題の読み仮名を書いて、お子さんが漢字を記入する」という使い方ができる他、国語以外にも難しい漢字が出てくる歴史の学習などにも生かされています。
付箋の色はグリーンで、視覚過敏の症状があるお子さんでもまぶしく感じないようにする配慮もされています。
マス目フセン”Kaketa!”<long>が登場
従来のものが使いやすい場合ももちろん多くあるのですが、文字数が増えると対応が難しくなります。実際に3文字以上の言葉を学ぶときに、フセンを2枚繋げて使っていた方もいたほどでした。
進化型登場
そこで、この進化型とも言える「マス目フセン”Kaketa!”<long>」が2024年3月8日に発売になりました。開発にはこのメーカー独自の方法である、商品を使用している方々(主に学校の先生や保護者の方)と意見のキャッチボールをしながらという手法が用いられました。
良い部分は残して改良
目に優しいグリーンの付箋なのは変わりません。また、マスの大きさも2.2cm角のままです。このマス目の大きさは「文字を正しく学ぶ」ために適切な大きさではないでしょうか?
一方、フセン上のマス目の配置、数は変わりました。右側にはコメントを書くスペースが登場。<long>の糊は左側の列のマス目の裏側に縦方向に付けられています。
この形から実現できることとは
四字熟語の練習
筆者がまず思い浮かべたのは「四字熟語の勉強に使える」ことです。
このような穴埋め問題を作ってみました。
送り仮名の学習に最適
「おろす」の正しい送り仮名は「降す」なのか「降ろす」なのか。正解は後者なのですが、筆者は100%の自信はありませんでした。送り仮名のある漢字の勉強をする時には2文字では収まらないことがほとんどです。
5文字までいかないにしても、2文字では足りないケースの一つはこうした学びの時ではないでしょうか?
付箋が見出しの役割もする
フセンの糊は先述のように、左端裏面についています。同時に右側には2cm弱の太さのコメント欄。コメント欄をノートや本からはみ出すように貼りつけると、付箋が見出しの役割も兼ねることができます。
もちろん、コメント欄は注意点などを書くために使ってもOKです。
四字熟語は3年生で学習
筆者の娘はこの春に小学3年生になります。
学校教育の基本となる教育指導要領の中で四字熟語が登場するのは小学3年生の国語。この春3年生になる娘にちょうど良いのでクイズのように問題を作ってみました。
使ってわかりましたが、縦に5文字書けるので、問題番号を最上段のマスに書き、四字熟語を書くという使い方も可能ですね。
娘は楽しんでこの問題を解き、「もっと作ってくれない?」とリクエスト!
柔軟性の高い学習アイテム
この春、小学生になるお子さんには、ひらがなやカタカナの穴埋め問題を作ってみました。
歴史にも難しい漢字が出てきますよね?難しい文字もありますので、大きく書くことで漢字の間違いを防ぐことができそうです。
向きを反対にして横書きにしてみると? 2文字までなら書けるので、横書きで使うこともできそうです。
付箋の可能性がまた高まりました!
マス目付箋”Kaketa!”<long>はサイズ75×116mm。1つの冊子に50枚の付箋がついたものが3こセットになって1,590円で下記サイトで販売されています。
お子さんのお勉強のお手伝いができたら嬉しいです。
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文・構成/ふじいなおみ