3月はアイロンの出番がいっぱい
入園準備、入学準備を振り返ると、筆者の場合は特に洋服へのお名前付けが大変だった記憶があります。また、娘の保育園では不要でしたが、レッスンバッグ・体操服入れ・上履き入れなど布小物作りが必要な幼稚園・保育園も多いかと思います。
最近は洋服のタグに貼るだけでアイロンいらずのお名前付けグッズも登場していますが、伸縮性の高い洋服や大きなゼッケンのようなものを貼り付けるのにはアイロンが必須です。
また、近年はアイロンで熱を加えると布同士がしっかりとくっつく接着剤も登場し、レッスンバッグを縫わずに作ることも可能なのだそうです。
アイロンを使う機会が増える3月、今回はアイロンそのものをきれいにするアイテムをご紹介します。
アイロン、意外と汚れていませんか?
お名前つけシールで
娘が保育園に通っていた時には全ての洋服、キャミソールなどの下着やお昼寝に使う布団、通園バッグなど本当に持ち物すべてに名前をつける必要がありました。
夫と二人三脚で、ロール状になったお名前用テープに名前が書かれたスタンプを押し、乾いたのを見計らってカットして剥離紙を剥がして、アイロンで洋服に貼り付けていったのを覚えています。
数が多いと焦ってしまうのか、当て布を忘れたりはみだしたり、裏返しにして、アイロンの金属面に貼り付けてしまったりということがありました。
金属面は粘着物で汚れてしまいました。
ちょっとした手芸で
ミシンを出すまでもない布小物作りは、最近はアイロンを使用する接着剤で簡単に済ませることにしています。ですが接着剤の量を加減するのがなかなか難しいんです。
布の種類によっては接着剤が布からにじみ出すこともあり、金属面がベトベトになることも多々。
子どもたちが夢中になる手作りアイテムでも
熱で溶けるビーズ工作ではアイロンを使います。熱を加える時にはオーブンシートのようなビーズがくっつかない加工がされているものを間に挟んで行いますが、大きさを見誤って、直接アイロンの金属面が触れてしまうことも。
そうすると樹脂がアイロンの金属面でデロデロに溶けてくっついてしまいます。
他にも?
接着芯を上下誤って使ったり、当て布を忘れてしまったり、近くにあったプラスチックの袋を触れてしまったり……そうしてアイロンの金属面はどんどん汚れていくのです。
KAWAGUCHIのアイロンクリーナーを試してみる
そんな時に、アイロンの救世主になるアイテムを発見しました。お名前付けのグッズをはじめとして、この時期に役に立つアイテムをたくさん販売しているKAWAGUCHIから発売されている「アイロンクリーナー」です。
見た目は白く曇ったような色をしている棒状のものです。冷えている時にはベタつくこともなく、むしろ触ってもさらさらしています。
使ってみました
1.テーブルなどの平らな安定した場所にいらなくなった布などを敷きます。その上に倒れないように気をつけながらアイロンを置きます
2.アイロンからスチームが出ないようにスイッチはOFF、水を全て抜いていることを確認します
3.アイロンを中温程度(130~150℃)に設定します
4.設定した温度まで上がったら、アイロンクリーナーの登場です。キャップを外し、軽くキャップをねじりながら引き上げると引き出すことができます
5.アイロンの金属面にアイロンクリーナーを擦り付けていきます。するとアイロンの熱でアイロンクリーナーが溶けていき、汚れが一緒に落ちていきます
6.アイロンが冷める前に溶けたアイロンクリーナー(液体になっています)をいらない布などで拭き取ります
7.溶けた液体がスチームの穴に入ってしまうと、使うときに生地を汚してしまうので、丁寧に拭き取った後、不要な布などに向けて汚れが出なくなるまでスチームを出します。
※アイロンも、アイロンクリーナーの溶けたものも、とても高温になり、皮膚や衣服につくと火傷の原因になります。
・使用中はアイロンを絶対に持ち上げない
・アイロンを手や体で触れない
・小さいお子さんが近寄らないような環境を作ってから作業をする
などをご注意ください。
詳しくは商品の「使用上のご注意」をご確認ください。
1個持っていると便利なアイテム
きれいになったアイロンを使うと気持ちよく作業ができますよね。それだけではなく、アイロン自体も滑りが良くなるんです。
入園準備や入学準備でバタバタと忙しい時期ではありますが、ぜひアイロンのメンテナンスを考えてみてください。
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文・構成/ふじいなおみ