たこ焼きは、お子さんが調理に楽しく参加しながら、味わえる面でも人気のメニューです。具材はタコだけでも十分おいしいですが、キャベツを入れたり、アレンジ具材を加えたり、いつもと違うたこ焼きにチャレンジしてみると、新しい味がみつかるかもしれません。
基本のたこ焼きレシピ
おうちで焼くたこ焼きの、基本レシピをみていきます。シンプルな作り方を、今一度確認してください。
基本的なたこ焼きの具材
(4人分、32個)
【生地】
たこ焼き粉(市販) 170g
水 500cc
卵 2個
【具材】
タコ 160g
青ネギ 40g
天かす 20g
【トッピング】
たこ焼きソース お好み量
マヨネーズ、かつお節、青のり、紅生姜 お好みでトッピングしてください。
基本のたこ焼き、作り方
工程に沿って確認しながら、おいしく仕上げるポイントをご覧ください。
【1】生地を作る・具材を用意する
生地の分量は、市販品のパッケージに記載されたとおりに作ることが基本です。上記の分量は目安としてお使いください。
別々のボウルにタコ、青ネギ、天かすを用意します。
【2】生地を流し、具材を加えて焼く
200℃に温めたたこ焼き器に、サラダ油(分量外)をひきます。
穴に生地を流し入れます。8分目程度の高さまで入れ、刻んだタコ、青ネギ、天かすを加えます。生地が軽くあふれるまで継ぎ足し、外側に焼色がつくまで焼いてください。
【3】ひっくり返しながら丸く仕上げる
あふれた生地が固まり始めたら、底からひっくり返します。
生地をくるくる回しながら、全体がきつね色になるまで焼けば出来上がりです。
お皿にとり、トッピングをのせてお召し上がりください。
たこ焼きの具とアレンジ
基本のたこ焼きに慣れてきたら、アレンジを楽しみましょう。具材に使える材料はどんなものがあるでしょうか?
アレンジのアイデア
たこ焼き器に塗るサラダ油は、1割を目安にゴマ油を加えると、風味が増します。また、生地に少量のサラダ油を混ぜることで、焼き目がカリッとします。
トッピングにおすすめなのが、干しえび粉。かつお節と一緒にかければ、タコのだしを引き立てる役目に。
タコ以外の具で作るたこ焼き
タコでなくても、だしが出やすい具材を選んで入れてみるとおいしいですよ。
・海鮮具材の例
イカ
エビ
帆立貝の貝柱
明太子
・海鮮以外の具材
ウインナー
ベーコン
ベビースターラーメン
キムチ
とうもろこし
トマトとキャンディチーズを入れて焼き、塩を加えたオリーブオイルで食べると、イタリアンなたこ焼きが楽しめます。
ただし、トマトから水分が出て焼き時間が倍以上かかるので、要注意。みんなの空腹感が一段落してから、のんびり焼いてくださいね。
具なしのたこ焼きを作るなら
たこ焼き粉がない、または、タコが苦手。そんな場合は小麦粉を使って、具なしで作るレシピもおすすめ。和風だしの素を使いましたが、鶏ガラスープの素への変更もできます。
小さくカットしたハンバーグや、唐揚げなどを加えると、タコ味が苦手な方でも楽しめます。
・材料
(25個分)
薄力粉 150g
卵 1個
水 240ml
和風だしの素 小さじ2/3
青ネギ 40g
天かす 20g
自然の甘み キャベツたっぷりたこ焼きの作り方
キャベツを入れたたこ焼きは、お好み焼き味にならないの? と思われる方もいるかもしれませんね。タコからだしがしっかりと出てトロトロアツアツの生地は、お好み焼きとはまったく異なります。
お子さんがお嫌いでなければ、一緒にネギを加えると、より野菜の甘みを味わえるたこ焼きに仕上がります。
キャベツたっぷりのたこ焼き
・材料
(20個分)
たこ焼き粉 100g
卵 1個
水 300cc
サラダ油 大さじ1
たこ 100g
キャベツ(粗みじん切り) 200g
白ネギ(小口切り) 100g
焼き方のコツ
具材が多いぶん、ひっくり返す作業は難しくなります。気長に待てば、必ず丸くなることを信じて焼いてくださいね。
【1】キャベツは粗めのみじん切りで用意してください。あまりに小さいみじん切りは、水分が出るのでよくありません。
カット後は生地に加えず、焼く直前まで別の容器に用意するのもポイント。
【2】熱したたこ焼き器に油をひき、生地を7~8分目まで流します。タコを入れ、キャベツと青ネギをたっぷりと加えます。
【3】生地の外側が焼けるまでは触らないのがコツです。キャベツがしんなりとして、かさが減ってきたらひっくり返し始める合図。
生地が固まってきたら徐々にひっくり返し、回転させながら焼いているうちに、丸く収まってきます。
途中で、少量の生地を追加してもかまいません。気長に焼きながら、クルクルまとめていると、出来上がります。
たこ焼き器の選び方
たこ焼き器には電気式とガス式があり、それぞれ焼き上がりや焼き時間が異なります。
プレート着脱式電気たこ焼き器
手軽にたこ焼きを楽しみたい方には、電気式がおすすめです。用意・片付けがスムーズで、頻繁に作りたいご家庭で人気のたこ焼き器です。
Iwatani カセットガスたこ焼器 スーパー炎たこ
たこ焼きを作るなら、断然「ガス派」、という方もいるほど、ガス火には魅力があります。強い火力によって、外側がこんがりと、内側はトロリとした焼き上がりに。また、短時間で焼き上がるので、何回も続けて焼くスタイルにもおすすめします。
鉄鋳物 たこ焼き器 16穴
ご自宅にカセットコンロがすでにある、という方はこちらを。分厚い鋳物製は、最初にしっかり温めてから焼くと、本格的な焼き上がりに。
たこ焼きのお取り寄せ
タコパ用の材料セットの他、焼き上がったたこ焼きが冷凍便で届く商品もあります。様々なシーンでご活用ください。
タコパセット本場大阪 老舗たこ焼き店 あべのたこやき やまちゃん
粉とソースのセットが届くので、タコや具材を用意して作ります。具材はネギの他、ウインナーやコーンもおすすめ。秘伝のスープがこだわりのおいしさです。
しょう油味たこ焼、京・九条ねぎたこ焼、明石焼(28個入り)大阪 たこ昌
大阪のお土産としても有名な、たこ昌のたこ焼きが冷凍便でご自宅に届きます。電子レンジで温めるだけで、味わうことができます。
具材のアイデアは無限に
たこ焼き粉のパッケージどおりに作ってもじゅうぶんおいしいたこ焼きですが、作る回数を重ねるうちに、ご家庭独自のアレンジが見つかるものです。具材のアイデアは無限にあるので、たくさん試して楽しんでください。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)