【ランキング発表】子どもや育児に関して、よそのご家庭と比べてしまうこと
アンケートに回答してくれたのは、小学校低学年頃のお子さんを育児中の900人のママパパ。以下では、みなさんからの回答の集計結果をランキング形式でご紹介していきます。
調査媒体:小学館『小学一年生』2024年5・6月号
設問:「うちはうち、よそはよそ!」と思っていても、周りの様子がつい気になってしまうことを選んでください(複数回答)。
10位:父母の仕事や学歴(5.7%)
全体の5.7%の票を集めて10位にランクインしたのは、『父母の仕事や学歴』。お子さんとは直接的には関係なくても、育児をする同じ大人として、普段のお仕事や私生活がつい気になることはありますよね。ママ友・パパ友同士、仕事の話で盛り上がることもあるかもしれません。
9位:親への態度(12.0%)
お子さんの『親への態度』が気になるという声もありました。子どもたちの親への態度はご家庭によってさまざま。甘えん坊だったり、強気だったり、思いやりいっぱいだったり。わが子とは全然違うその態度に驚くこともあれば、羨ましく思うこともあるかもしれません。
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8位:子どもの持ち物(12.4%)
8位は『子どもの持ち物』。お子さんの持ち物から、ご家庭の色や個性がうかがえることもあります。たとえば、同じ“お弁当箱”でも、キャラクターものの場合もあれば、大人と同じ機能性重視のものを使っている場合もありますよね。そのご家庭が育児で重視しているポイントが垣間見える要素のひとつです。
7位:子どもの成績(19.8%)
比べても仕方がないとはわかっていても、ついよそのお子さんと比べてしまう『成績』。よそと比べて焦ったり、安心したりせずに、わが子に合わせた目標を基準に応援していきたいものですね。
6位:お金の使い方(21.1%)
6位には『お金の使い方』がランクイン。育児に際して、よそのご家庭がどれほどのお金を使っているのか、どんな使い道にお金を費やしているのか…等々もやはり気になるところです。
HugKumでは、過去に「子どものことでお金がかかっていること」を調査しました。以下の記事も参考になるかもしれません。
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5位:生活リズム(25.3%)
お子さんの『生活リズム』は全体の25.3%の票を集めて5位にランクインしました。放課後は習いごとに通っている子もいれば、早寝早起きで学校前に活動している子もいるように、放課後の過ごし方や就寝時間・起床時間もまたお子さんによって異なります。どんな生活リズムが正しいのかとお悩みの方もいるかもしれません。
過去には、幼児の理想的な生活リズムや、生活リズムを整えるためのポイントもご紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
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4位:子どもの性格(30.6%)
4位には『子どもの性格』が挙がりました。わが子のお友だちがどんな性格の子なのか気になる、というのは親としては当然のことのように思えます。元気な子もいれば、大人しい子もいますが、それぞれの個性を尊重してお付き合いができると良いですね。
3位:ゲームや遊びの内容(31.8%)
『ゲームや遊びの内容』が気になるという声も多数。成長するごとに、子どもたちの遊びの形・内容もまた日々変化していきます。お友だちの間では今どんな遊びやゲームが流行っているのだろう、とお子さん以上に流行に敏感になってしまうママパパも少なくないようです。
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2位:習い事(37.3%)
全体の37.3%の票を集めて2位となったのは『習いごと』でした。小学校に入学すると、新たに習いごとをはじめるお子さんも多いのではないでしょうか。わが子にはどんな習いごとが向いているだろうかと悩んでいると、自然とよそのお子さんの習いごと事情にも敏感になりますよね。
HugKumが過去に行った調査では、習い事では「水泳」がもっとも人気でした。2位以下の結果もぜひ参考にしてみてくださいね。
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1位:社会マナー・言葉遣い(46.7%)
46.7%と最も多くの票を集めて1位となったのは『社会マナー・言葉遣い』でした。小学校低学年にもなると、悪ぶったり、汚い言葉遣いを使おうとする子も少なくないですよね。わが子の社会マナーや言葉遣いに気を配るのと同様に、よそのお子さんのそういった振る舞いにもつい注目してしまうママパパ多数。
その他には「おやつの量」や「スマホの使用頻度」を気にする声も
「その他」としても、選択項目にはなかったさまざまな「他のご家庭とつい比較してしまうこと」が寄せられました。
特に目立ったのが、多くのご家庭が節制していると思われる『おやつの内容や量』や『スマホやタブレットの使用について』。よそのご家庭のおやつの量やスマホ使用頻度を見て、「そんなに我慢させてるの?!」と思う場合もあれば、「そんなに使わせて(食べさせて)るの?!」と驚く場合もあるのではないでしょうか。
ほか、『身長・体重』のような成長に関することや、『進学について』が気になるといった声も散見されました。
よそとの比較には気付きも。ただし「よそはよそ、うちはうち」のスタンスを大切に
今回は、ママパパ900人からアンケートに寄せられた「他のご家庭とつい比較してしまうこと」をご紹介してきました。みなさまからの回答を見てみると、「わが子の育児に関して気をつけていること/気になっていること」をよそのご家庭と比べている方が多いように思えました。
時には気付きを得ることもあったりと、よその子とわが子を比較することは悪いことばかりではありません。ただし、よそを基準にすることは、親と子、どちらにとっても精神的な負担となるおそれがあります。「よそはよそ、うちはうち」のスタンスは保ち、よその状況はあくまでも参考にする程度にとどめたいですね。
アンケートを実施したのは・・・
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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文・構成/羽吹理美